函館のハセガワストアをご存知でしょうか。ハセストのやき弁と言えば、ハセガワストアのやきとり弁当のことです。それが函館市民の共通認識であり、小学生でも知っていることです。これまで函館帰省しても滞在が短く、なかなか食べることができなかったやき弁ですが、今回は1ヶ月半の里帰りでしたので、この機会に必ず買いに行こうと思っていました。久々に食べたやきとり弁当のレビューです。
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函館名物、ハセガワストアのやきとり弁当を食べました!
ハセガワストアといったら、この中道店のイメージが強いです。何故ならば、この辺はわたしが幼少期を過ごした家の近くだから。たったそれだけの理由ですが、ハセストといったらこの店舗を思い浮かべます。昔はこんな立派な建物ではなかったし、昔の店舗でちょこっとバイトしたことがあったりと、何かと身近な中道店に今回もお邪魔しました。
24時間営業の赤い看板が闇夜に浮かぶ。
ハセガワストア中道店があるのは住宅街で、夜になると街灯もまばら。22時を越えると周辺で営業しているお店は、ここ以外にありません。2017年10月現在営業しているハセガワストアは14店舗あって、そのうち中道店を含む3店舗が24時間営業となっています。早朝から深夜までが基本スタイルで、コンビニほど便利でなはいけれど、スーパーよりも営業時間が長いんです。闇夜に浮かぶ看板には、企業キャラクターの「にこちゃんマーク」を大々的に起用。このマークを見ると、ちょっと立ち寄っちゃおうかななんて至ってカジュアル感に立ち寄ってしまうんです。
函館って観光都市としては知名度はあるんですが、夜の住宅街はほんとに人もいないし、車もあまり走っていません。なので、ハセストの看板を遠くから目にすると、なんとなく安心するんですよね。この写真は五稜郭本町から歩いて撮りに来たのですが、真っ暗なところも多かったので、看板が近づくたびにホッとしていました。ハセスト is 心の拠り所。
まずは、店内の焼き場で注文。
ハセガワストア中道店に入ってすぐ、焼き場があります。焼き場はお店のど真ん中にあるので、否が応でも目に入るはず。遅い時間でもやきとりを焼いてくれるのが、ハセストの素晴らしさです。24時間いつでも焼いてもらえるし、熱々を食べられます。ちなみに、ハセストのやきとりは、鶏肉ではありません。函館周辺や室蘭でやきとりと言えば、豚精肉こそがやきとりです。
やきとり弁当の注文は、専用の注文書に自分で記入してオーダーします。焼き場付近に注文書を書く台があり、そこにこのような注文方法の説明書きがあります。ここでメニューをじっくり見て注文しましょう。やきとり弁当だけでもいろんな種類・サイズ・味がありますし、やきとり単品の購入も可能です。豚を中心に牛肉、鶏肉、野菜の串があるので、お好みでどうぞ。
店員さんに注文用紙を渡した後は、焼きあがるのを待ちます。店内に待合席も用意されていますが、わたしは飲み物やおつまみなどを選んで時間を潰すことが多いです。買い物の前にオーダーすると時間を無駄にせずに済みますね。
ハセガワストアの店内。
焼きあがるまで、店内探索です。ハセストはスーパーより品揃えがよくもないし、コンビニほど気もきいていません。しかし、それでいいのです。主力選手はあくまでもやきとり。ガラナややきそば弁当、カップ麺、そして写真にはないけれどお酒の取り扱いもそこそこあります。ビール、ワイン、ウイスキー、焼酎、いずれもあまり高くない庶民向けの銘柄が多めです。
お弁当類も種類が豊富。夜遅い時間帯にこれだけあれば十分です。
パンだって店内で焼いています。
実は、オーダーしなくても焼き置きのやきとりも購入できます。これをサッと買って帰り、レンチンして食べることもできるんです。
ハセストは野菜や果物類の取り扱いも豊富。カット野菜やサラダ野菜も売っています。
提携しているセイコーマートのお惣菜も販売している。
目についたのが、セイコーマートのお惣菜が並んでいること。かなりの種類がズラリと売られていました。ハセガワストアは2004年にセイコーマートと資本・業務提携をしています。だから、セイコーマートで人気のお惣菜がこうしてハセストにも並んでいるんですね。函館ってお弁当屋さんがあまりないので、ハセスト周辺に住んでたらこのお惣菜に相当お世話になったろうなぁ。
ファン必見!ハセストグッズ販売も。
何年かぶりにハセストにやってきて、いちばん驚いたのがこちらのハセストグッズです。なんですか、これは!どの層に需要があるの?と思いつつも、かなり欲しくなってしまうのは何故でしょう。これ、函館土産として使えそうだよね。
この日並んでいたハセストグッズはこちらです。見つけたら、是非ともお買い上げください。
イートイン席 feat. GLAY。
ハセスト中道店の店内には、イートイン席がありました。ここで食べて帰ることもできるんだな〜と眺めていると、函館が誇るビッグアーティスト・GLAYのポスターが貼られて、映像も流れています。
さらに、こんな張り出しも。「イートイン内にGLAYコーナー有ります」ですって!
わたしは特別GLAYが好きとか、そういうことではないのですが、10代の頃はやっぱよく聞いていたし、いまも実家の部屋にREVIEWのポスターが貼られたままになっているし、ここは一応見ておこうかなとイートインへ立ち入りました。つい数年前にも函館の野外ライブで5万人を動員させたあのGLAYが、ハセガワストア様って書いてるよ。
こっちには手書きのコメントまでついてます。どのメンバーのサインかわからないけど、とにかくすげー!このハセスト中道店のイートインスペースは、GLAYの展示会場という認識になりました。
やきとりができたら、レジでお会計。
店内をゆっくり一巡し終えた頃、お呼び出しがかかりました。どうやらやきとりが出来上がったようです。焼き場に向かうと、注文の品を手渡されます。これを持ってレジへ向かい、お会計をします。
ハセガワストアは函館にしかないチェーン店ですが、知名度は全国区。最近は函館も海外からの観光客が増えていて、ハセストに立ち寄る外国人だって増えてるんじゃないのかな?と思うんです。そこで、レジスタッフにクレジットカードの利用を尋ねてみたのです。しかし「現金のみです」との回答が。なるほど、やはりハセストはコンビニではなく、町の商店なのだなぁ。それでいいんです、世の中の全てが便利である必要性はありませんから。ハセストはハセストらしくあって欲しい。
持ち帰ったやきとり弁当をアテに。
お会計して車に乗り込み、実家に到着したらさっそくいただきます。
いざ、開封の儀。うんうん、懐かしい匂いとビジュアルです!
やきとり弁当(タレ味、小)
まずはハセストの顔とも言える、やきとり弁当からいただきました。こちらのやきとり弁当は小サイズ。小はごはん200gに豚精肉は3本乗って、458円です。豚精肉のやきとり弁当は、この他、中サイズ(ごはん250g、豚精肉3本+野菜串1本、579円)と大サイズ(ごはん350g、豚精肉4本、692円)、ジャンボ(ごはん450g、ジャンボ精肉4本、824円)の4種類あります。豚精肉以外のお弁当もあって、いろいろ増えてるなーと思いました。
やきとりの下には、タレを受け止めた海苔と白米。このタレだけでもごはんがすすみますが、焼きたての豚精肉が一緒だとより一層捗ります。そうそう、昔のやきとり弁当は味が2種類(タレか塩)だったのに、今はタレ・塩・塩だれ・うま辛の4種類もあるんです。今回は定番のタレを選びましたが、うま辛も気になってます。
やきとり(豚精肉、野菜串、豚タン、豚レバー)
やきとり弁当以外にも、普通のやきとりを購入しました。こちらは豚精肉2本と、野菜串1本。いずれも塩味で、1つ96円です。昔は10本単位で買ってきて、夕飯のおかずに食べたりしたもんです。
こちらは豚レバーと豚タンのタレ味。1つ96円です。この2つ、ビールのアテにピッタリ!
まとめ
ということで、ハセガワストア中道店でやきとり弁当とやきとりを買ってきました。昔から馴染みの深かったハセストは、今も昔も変わらず好き!味付けやメニューが増えていたり、見慣れないハセストグッズが並んでて驚きましたが、函館名物の1つとしていつまでも愛される存在でいて欲しいなぁ。
それにしてもやき弁+ビールの相性ときたら。函館に住み続けていたら、最低週イチはやき弁+サッポロクラシックという夕飯だったでしょう。函館のソウルフードとも言えるやき弁を24時間いつでも食べられる幸せって、外に出て初めてわかるものかもしれません。帰省の際はまた立ち寄ります。
終わり。
住所:〒041-0853 北海道函館市中道2丁目14-16
(*・ω・)つ 北海道食べ歩き情報もどうぞー♩