「具志堅多幸寿」名護で食べたいハンバーガーが目の前でタコライスに変わった話。

幸せごとも祝い事も多い方がいい。そんな人類の望みを叶えてくれそうな店名の「具志堅多幸寿（グシケンタコス）」は、名護市城の飲み屋街にあります。店名の画数が多くて大変そうだけど、変換がスムーズなスマホ時代に生まれてよかった。コカ・コーラレッドが映えるブラックの外観がシブいですね。この日はランチをいただこうと、近くのコインパーキングに停車してお店に向かいました。

店内に入るとキッチン沿いのカウンター席がまず目に止まります。

お店入って左側にはテーブル席が2つ。我々が訪れた時間帯はテーブル席が埋まっていて、その後も入れ替わりでお客さんが出入りしていました。

カウンター席に入ったら、さっそくメニューをチェックします。具志堅多幸寿ではその名の通りタコス、そしてタコライスとハンバーガーを提供しています。

那覇在住で、ハンバーガー好きのわたし。名護ランチなんて滅多にできません。具志堅多幸寿を訪れたらタコスよりもハンバーガーを試したいと、心に決めていました。絶対に、わたしは、ハンバーガーを食べる！どれにしよう、アボガド入りもおいしそうだし、ゴーダチーズバーガーも自家製ベーコン入りも気になるし、店名の具志堅バーガーや具志堅デラックスも... あああああ！悩ましくも楽しいシンキングタイム。その間、ご主人サマーとお子サマーは注文を済ませてしまいました。

具志堅多幸寿では持ち帰りも可能です。テイクアウト予約でしょうか、何度も電話が鳴っていました。しかも持ち帰り価格は店内価格より安くてお得のようです。これもこれでアリだなぁ。

悩みに悩み、注文したのは具志堅多幸寿のゴーダチーズバーガー（1100円）にアボカドトッピング（＋180円）でした。ハンバーガーにはポテトがついてきます。ドリンクセットもありましたが、ポテトとドリンクがついてくるそうです。バーガーにポテトがついてるし、さらにポテトはいらないかな...とドリンクセットは頼まず。

ふわふわ系のバンズをカリッと焼き、ゴーダチーズとパティ、トマト、レタス、そして有料トッピングのアボカドは最上部に乗せられています。バーガー袋に包んでかぶりつこうとしたその時、お子サマーが「ぼくもハンバーガーたべたい（意訳：よこせ！）」と。えーっ、さっきまでタコライス言うてたやん...

子どもは神様です。神様の言うことは絶対です。ここで騒がれても...と、わたしが1年も2年も食べたかった具志堅多幸寿のハンバーガーをスムーズに奉納します。途中で飽きてもういらない宣言が出るのではと1ミリくらい期待していたけれど、完全にお子サマーの腹に収まりました。ええんやで、お子サマーが食べてくれるなら、カーチャンなんでもええんやで...（と言い聞かせて納得する他ない）

手元に残されたのは、神様の気まぐれで残されたキッズサイズのタコライス（550円）。これは確実に多幸飯と書いてタコライスと読ませる幸せめしに違いない。そう思い込まねば気が収まらん。

キッズサイズのタコライスにはサルサソースがかけられておらず、別となっておりました。たっぷりかけていただこうねぇ。

タコミートもスパイシーではなく、子どもも安心して食べられるんじゃないかな。おいしかった、でもキッズサイズはチャンにはボリュームが足らんかった。

ということで、名護の「具志堅多幸寿（グシケンタコス）」へ行ってきました。年単位で念願だったハンバーガーを目の前にした瞬間、お子サマーに横取りされる摩訶不思議な出来事。でも、安心してください、大人なのでいつでも運転して名護まで行ける。うん、だから大丈夫、大丈夫（セルフ言い聞かせ）。わたしの好きなゴーダチーズを使ったゴーダチーズバーガー、諦めないんだからね！諦めたらそこで試合終了だからね！もちろん、タコライスもおいしかったです。この味ならタコスも美味しいと思うし、ビールにもよく合うはずね〜。
終わり。