宮古島で必ず行こうと決めていたのは「酒と旅 ガリンペイロ」というワイン酒場です。飲み屋街・西里大通りから少し東にあるこの店に惹かれたのは、耳に残るガリンペイロの響きのせいでしょうか。店名を尋ねるとお店のフミオさんが「ブラジルの言葉で砂金を掘る人の意味」と教えてくれました。
実はSNSで情報を探しても、このタイミングで営業しているのか、それとも休業中なのか… よくわからないままお店に向かいました。時刻は18時過ぎ。お店の扉が開き、陽気なサルサ(サンバ?)が流れています。よかった、お店やってた!わたしはカウンター席に入りました。
まずはドリンクメニューを眺めます。宮古島までやってきたのです、ガリンペイロはワイン酒場だと知っていたのです。だけどもビールに目が行っちゃうんだなぁ。
そんなわけで、よなよなエール(700円)を注文。正直、とても驚きました。宮古島でよなよなエール専用グラスと出会うなんて、思ってもみませんでした。準備するのも手配するのも、離島なら大変なはずなんです。だけど用意しちゃうガリンペイロ、この店はタダモノではなさそうだぞ。
喉を潤したら、カウンターの内側のワインメニューとおつまみメニューをチェックします。ワインは赤・白、カクテルもあるし、おつまみは野菜・肉・サンドイッチ・パスタとあるのですね。うーむ、どれにしようか悩むなぁ。短期滞在が悔やまれます。
いろいろ食べるには、ペイロのつまみ盛り(1000円)がちょうどよいかもしれません。この日は5点盛りでした。きゅうりの食感でさっぱりといただけるポテサラ、さまざまな香りと食感が楽しめるきのこのマリネ、マスタードとクミンが香るキャロットラペ、しっかり酸味のピクルス、そして赤ワインが合いそうな鶏レバーのパテ。ひとり飲みでもいろんな味が楽しめて、お得感があります。
鶏レバーと合いそうだけど、赤ワインを頼むにはまだ時間が早いなぁと時計と睨めっこ。そこで焙煎香を楽しめる東京ブラック(700円)を追加しました。
うんうん、鶏レバーに合いますね。すっかりまったり飲みモードです。
ガリンペイロはサンドイッチが評判だそうで、この日訪れていた常連さんも注文していたのですが、わたしは春菊とベーコンのペペロンチーノスパゲティ(1000円)を注文しました。宮古島産の春菊に惹かれちゃったんですね。
全般薄めの味付けで、春菊とネギの香りにベーコンの塩気が引き立ちます。後からほんのり唐辛子の辛味が追っかけてきておいしいし、やや太めの麺がお腹に溜まります。フミオさん曰く「宮古の春菊はおいしい」んだとか。ちょうど春菊のシーズンだったらしく、島の駅やファーマーズマーケットにも並んでいるそうです。
せっかくの宮古島滞在、1軒目でお腹いっぱいになりたくないので、少なめで作ってもらったはずなのに、これが結構なボリュームでお腹パンパン!ペペロンに合わせて注文した樽生のスーパードライ(600円)。ゴクゴクッと喉を鳴らします。
ということで、宮古島のワイン酒場「酒と旅 ガリンペイロ」を訪れました。こちらのお店、地元の常連さんも旅行客も半々くらいで訪れるんだそう。酒好きを呼び寄せそうなまったり&ゆるゆるとした雰囲気がとても好みでした。おつまみがおいしくて、燻製サバサンドや厚焼きたまごサンドなんかも食べてみたかったなぁ。ひとり飲みでもグループ飲みでも利用できる素敵な酒場でした。ご馳走さまでした。
終わり。
お店の情報
店名 | 酒と旅 ガリンペイロ |
住所 | 〒906-0012 沖縄県宮古島市平良西里567 |
営業時間 | 18時〜26時 |
定休日 | 日曜 |
駐車場 | なし |