広島出身の友人実家へ向かうため、まずは沖縄からJR博多駅に向かい、新幹線に乗り込みました。広島駅に到着して真っ先に目指したのが、ekie(エキエ)広島駅1階にある回転寿司「すし辰」です。すし辰は広島のローカル回転寿司チェーンで、今回の旅では必ず立ち寄りたいお店でした。11時オープンのところ、到着時刻は11時34分。お昼前だし余裕でしょ〜と思っていたら、なんとまぁ、この行列です。すし辰、めちゃくちゃ人気店!
すし辰は行列がデフォなのでしょうか。お店の入り口にはこのような張り紙も。最後尾に入り、前に並ぶ人数をカウントします。その数、およそ25人。わたしの後ろに並ぶ人もどんどん増えました。
20分ほど待っていると、1回転目のお客さんたちが抜けて、2回転目に入れ替わり始めました。この流れでわたしもカウンター席に座ります。店内はキッチンを取り囲むコの字形のカウンター席と、ボックスのテーブル席がありました。
こちらのお店、140円・220円・290円・340円・400円・450円・560円・780円とお値段設定は8種類。昨今の相次ぐ回転寿司での迷惑行為のせいか、はたまた収まりきらない感染症の影響でしょうか、すし辰の回転寿司のレーンに流れるお皿は見当たりません。一皿ずつ注文するスタイルです。
メニューを眺めます。瀬戸内の地魚はもちろん、おいしいネタを様々集めているっぽい。
客席に座りお茶を作っていると、店員さんが丁寧にこの日のオススメを案内してくれました。「今日のオススメはヒラメです。ぜひお試しください」と案内をしながら、目の前で赤線を入れていくのです。この一手間に、すし辰がお客さんとのコミュニケーションを大事にしている様子を伺いました。
注文はタッチパネルで行います。ただし、この中にない寿司ネタもあるそうで、見当たらない場合は手書きの注文票でオーダーします。いくつか注文しつつ…
日替わり系は注文用紙に直接書き入れて、お店の方に手渡します。
まずは、蒸し牡蠣の軍艦(450円)からスタート。広島の有名な食べ物のひとつ、それは牡蠣です。すし辰の蒸し牡蠣の軍艦は、海苔の中に牡蠣特有の香りが広がります。
こちらはこの日のオススメ、炙りたまくえ塩すだち握り(1貫400円)。高級魚クエとタマカイという魚を掛け合わせた新魚種で、味わいはクエのままに成長スピードが早いメリットがあるんだとか。味わいは炙られて香ばしく、そこを追っかけてくるクエ特有の風味がウマかったです。
そして、すし辰イチオシの肉厚ばってら(340円)。訪れたら、必ず食べてみてほしい一皿です、とにかくおいしくって。ギュッと詰まった押し寿司なのですが、この酢飯に肉厚なサバの脂がたまりません。800g超の大きなサバを厳選しているそうで、横から見ても食べてみてもとにかく肉厚でゴージャスな味わいでした。紫蘇がちょこっと入ってるのもいい。この日のNo.1はコレ!
こちらは、活〆はまち(340円)。瀬戸内といえばコレ。脂乗りがよく、むっちりとした食感を楽しめました。
ほんとは二貫乗っていたのですが、おいしい勢いに任せて撮影前に食べてしまった活〆真鯛(290円)。にしのひしおという甘めの醤油にワサビが香り、鯛の脂と旨みが追いかけてきました。あっさりしながらも瀬戸内の魚のポテンシャルを感じます。
からの、瀬戸内三貫盛り(560円)。これ、注文後に気付いたのですが、ここに活〆はまちがかぶってました。食感を感じるネタで、お茶で脂を流しながら飲み込みます。このあたりで、お腹がいっぱいに。生あなごはむっちりとした食感に、あなごの風味。脂は乗るものの、あっさりといただけておいしいです。生しらす軍艦は鮮度が命のネタ。とろりな舌触りに、ほんのり苦味を感じます。
お腹パンパンですがタッチパネルで注文してしまっていたので、天然小あじ姿握り(290円)をなんとか詰め込みます。これ、とにかくネタが大きくて!口からはみ出そうになりました。なかなかあじを食べられない地域に住んでいるので、食べたかったのですが、全般的に振り返ると食べすぎた〜!
ということで、広島駅直結の回転寿司「すし辰 ekie店」でランチを食べてきました。旅先で見かけたら必ず入店することにしてるローカル回転寿司チェーン、今回もおいしく楽しみました。お値段もほどよい感じ。駅直結の利便性とおいしさの2点から、週末は特に混雑しそうです。お店の付近を何度か通りかかったのですが、その度にお客さんがいっぱいでした。スケジュールに余裕を持って食べにいったり、ピークタイムをずらす工夫が必要そうです。訪れた際は、肉厚ばってらをご賞味あれ。
終わり。
お店の情報
店名 | すし辰 ekie店 |
住所 | 〒732-0822 広島県広島市南区松原町1-2 ekie広島1階 ekie DINING内 |
営業時間 | 11時〜22時 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | なし。 |