浦添「キャンプキンザーフェスティバル」米軍基地でライブ&ビールを楽しんできた。

2018年4月6日

「キャンプキンザーフェスティバル」で歌うHIROTO "JJ" ARASAKIとベースのChris

2018年1月27・28日に行われた「キャンプキンザーフェスティバル(Kinser Festival)」に行ってきました。このイベントは毎年10月末に行われているのですが、2017年は台風で中止になってしまい、そのため翌年1月に延期開催されました。米軍基地のイベントは、いつも日中に遊びに行くのですが、今回は訪れたのは夜間です。キンザーフェスで食べられるフードや展示されている軍用車両、野外ライブなどの様子をレポートします。

台風で延期になっていた「キャンプキンザーフェスティバル」に行ってきた。

入場ゲートの場所。

今回訪れたキャンプキンザーは、沖縄県浦添市の西部にあります。キャンプキンザーは通称で「牧港補給地区」が正式名称です。那覇からも近く、我が家から車で15分ほどで到着しました。キャンプキンザーのゲートは全て国道58号線添いにあります。過去はいくつかのゲートが解放されていましたが、2019年のキャンプキンザーフェスティバルの入場ゲートは1箇所です。今回のゲートは屋富祖交差点近くの第2ゲートで、こちらの地図を参考にすれば訪れやすいと思います。

キャンプキンザーの土地は部分的に返還され始めていて、戻された土地は新たな開発が進められています。そういう背景からか、今回のキャンプキンザーの入場ゲート位置は以前と変わったようです。ゲートの開放・閉鎖についてはキャンプキンザー公式FBページにも投稿がありました。今後も入場ゲートも変更が考えられますので、遊びに行く前に確認してから向かいましょう。

米軍基地イベントの恒例、IDチェック。

このイベントのIDチェックは、入場ゲートを通過する際のIDおよび人数確認と、キンザーフェスト会場に入る際のID確認と持ち物検査でした。IDは免許証などの写真付き身分証の提示が必要です。忘れないように気をつけましょう。荷物検査はカバン内の確認と、金属探知機チェックを受けました。

浦添の「キャンプキンザーフェスティバル」に行ってきた。

今回のイベントスケジュール。

今回の開催時間は、両日ともに13:00〜21:00でした。米軍基地イベントには日中訪れることが多いけれど、今回始めて夜間にやってきました。それは、お目当のライブが夜に行われるから。米軍基地イベントはライブがつきもので、時にはアメリカから呼び寄せた大物アーティストが無料で観れちゃうのです。ライブ以外にも様々な催し物があって楽しめますよ。

2018年1月27・28日に行われた「キャンプキンザーフェスティバル」のスケジュール

パワフルなアメリカンフード、食べるよね!

ライブの開催時刻まで、会場内を歩き回りました。まずはアメリカンなフードが売られるエリアへ。

「キャンプキンザーフェスティバル」もパワフルでアメリカンなフードが食べられる。

わたしがキャンプキンザーに入ったのは19時頃だったのですが、お客さんがいっぱい!日本人とアメリカ人の割合は半々くらいだったように思います。みんなフードやドリンクを求めて並んでいました。アメリカンな肉料理やボリューム満点のフードが販売されています。

夜間も賑わう「キャンプキンザーフェスティバル」のフードコーナー。

味の濃いものが食べたくて、ケバブサンド(500円)を購入。食べながら歩きます。

「キャンプキンザーフェスティバル」でケバブサンド(500円)を食べた。

フードコーナー近くには、大型テントの飲食スペースもあります。食べるもよし、休憩するもよし。夜は気になりませんが、米軍基地内って直射日光を遮るものがないので、この大型テントは日除けとして役立ちます。

飲食ができる大型テントが設置されている。

KANPAIラウンジには、クラフトビールのコンテナが!

こちらはアルコール販売をしているKANPAIラウンジ。米軍基地イベントでは恒例のブースです。

「キャンプキンザーフェスティバル」のKANPAIラウンジ。

車で来たわたしにはアルコールは無関係。なので、サッと通り過ぎようと思ったら、このコンテナが妙に目に止まりました。なんだ、これは。「ICE COLD BEER」って買いてる... いくつかの米軍基地イベントに行ったけど、こんなコンテナは初めてです。

KANPAIラウンジに見慣れぬコンテナがあった。

利用者がいたので一通りの流れを見させてもらったところ、何やらカードをかざし、自分でビールを注ぐシステムのようです。そのビールの液色が色とりどりで、ハッとしました。あああ!これ、クラフトビールのコンテンナだわ!

「キャンプキンザーフェスティバル」ではクラフトビールが飲める!

いやー、びっくりしました。米軍基地のイベントでクラフトビール!Stone BrewingのDelicious IPAや、Coronado BrewingのMermaid's Red、それにModern Times BeerのBlack Houseがありました。わたしの大好きなサンディエゴのクラフトビールばかり!車で来たことをものすごく後悔しました。基地内でお酒を飲んだら代行を呼ぶこともできるのですが、一人だったので今回は泣く泣く我慢... 補足しておくと、くーっ!

「キャンプキンザーフェスティバル」ではSTONE BREWINGが飲める!

後日追記:クラフトビールのセルフサーバー(pour my beer)を試してみた!

2019年10月のキャンプキンザーフェスティバルで、念願のクラフトビール 自動販売機を試してみました。このシステム、pour my beerというものらしい。

「キャンプキンザーフェスティバル」で見たクラフトビールのセルフサーバー(2019年10月)

まずは身分証を持ってレジスタッフにお声がけし、デポジットカードをゲット。日本円・米ドルのいずれでも支払い可能でした。日本円だと2000円くらいかな。クレジットカード決済をしたので金額はよく把握していませんが、カードには$20の金額が入っています。

「キャンプキンザーフェスティバル」のクラフトビールの自動販売機(2019年10月)

デポジットカードの裏面には、飲酒運転撲滅に向けた英文&日文のメッセージ。代行も呼べるようになっています。これは嬉しいね。

「キャンプキンザーフェスティバル」のデポジットカードの裏面(2019年10月)

この日のラインアップはバラストポイントやストーンブルーイング、コロナドブルーイングなど。クラフトビール 好きなら必ず知っているような銘柄ばかりです。

「キャンプキンザーフェスティバル」のセルフサーバーのクラフトビールラインアップ

何は無くとも、やっぱりストーンIPAだろってんで飲んでみます。まずはpour my beerで好みのビールを探し、特定の銘柄にカードをかざして...

「キャンプキンザーフェスティバル」クラフトビールの自動販売機の様子

手元のタップハンドルを倒すだけ。これだけでビールが出てきます。気を付けたいのは、タップハンドルを戻していない部分があったりして、カードをかざしただけでビールがジャバーッて出てきたりします。それで一度やらかしました。マジでロスだから。気を付けましょう。

「キャンプキンザーフェスティバル」クラフトビールの自動販売機を購入している様子。

pour my beerのセルフサーバーの素晴らしいところは、自分で飲みたい量を選べること。プラカップになみなみ注いでもいいし、ハーフもテイスティングサイズも自由に選べます。このときは5.7オンスだったようです。飲んだ分だけカードのデポジットが減る仕組み。

「キャンプキンザーフェスティバル」クラフトビールの自動販売機を停止した瞬間

ストーンIPAとバラストポイントのボニートブロンドエールを注いでみました。色が一緒。クリアじゃないし。飲んでみると、どっちも土の味。なんでやねん。どんだけ劣化してんの。てか、アメリカンビールでここまでひどいって、どういうこと...(混乱)。

「キャンプキンザーフェスティバル」で飲んだストーンイPAとバラストポイント。

デポジットが半分以上残っているのに、お子サマーが「ぼくもやりたーい」というので、注いでもらいました。

「キャンプキンザーフェスティバル」お子サマーがビールを注ぎたがった。

ぼくが注いだビールは、その場でカーチャンに強制的に飲ませてあげます。おいしくなくて地獄かなって思いました。クラフトビールはおいしく自分のペースで飲ませてくれ。

「キャンプキンザーフェスティバル」お子サマーにビールを強要された。

こどもたちが全力で遊ぶファンランド。

米軍基地イベントといえば、こどもに大人気の屋外遊園地・ファンランドです。全力で遊びまわるこどもたちが大勢でした。日本人の割合が高かったなぁ。

2019年10月に行われた「キャンプキンザーフェスティバル」のファンランドに並ぶ人たち

入場料は2パターン。オールデーパス($10または1200円)か、1トークン($1または100円)です。我が家の場合、気まぐれにアレコレ乗りまくれるオールデーパスが確実に安上がり。いつもパスはこどもの分しか買いません。大人は見守っているか、だいたいの乗り物には無料で付添させてもらえます。

2019年10月に行われた「キャンプキンザーフェスティバル」のファンランドの入場料

こちらは大きな滑り台。米軍基地イベントによってサイズ感が異なりますが、だいたいこんな感じの滑り台があります。

「キャンプキンザーフェスティバル」のファンランドのデュアルレーン滑り台(2019年10月)

バンジーは身長と体重の制限があります。122cm以上、20〜90kgまでだそうです。うちのお子サマーは30cmくらい足りなかったのでスルー。

「キャンプキンザーフェスティバル」のファンランドのバンジー(2019年10月)

こちらはウィーザーという手漕ぎで回転する乗り物。お子サマー単身で座れるのか心配だったけど、スタッフがイケるイケる!みたいに誘導してくれるので、カーチャンとふたりで乗ってみました。回転しまくると表情が強張ってたけど、なんか楽しかったぞ。

「キャンプキンザーフェスティバル」のファンランドのウィーザー(2019年10月)

今回最も乗りまくったのがミニディスコカーです。赤い車が様々な方向に揺れ動き、お子サマーが大喜び。カーズ大好きっ子にはたまらんようですね。

「キャンプキンザーフェスティバル」のファンランドのミニディスコカー(2019年10月)

キャンプキンザーの軍用車両展示。

軍用車両の展示もありました。あたりは真っ暗ですが、米軍はめちゃくちゃ明るい照明灯で照らしています。

「キャンプキンザーフェスティバル」に展示されていた軍用車両(その1)「キャンプキンザーフェスティバル」に展示されていた軍用車両(その3)「キャンプキンザーフェスティバル」に展示されていた軍用車両(その4)

これ、何に使うかわからないけど、めっちゃかっこいい!

「キャンプキンザーフェスティバル」に展示されていた軍用車両(その2)

こちらは2019年10月のキャンプキンザーフェスティバルの様子。米軍車両に乗って記念撮影しました。

「キャンプキンザーフェスティバル」米軍車両の上に立つお子サマー(2019年10月)

この時は日本の自衛隊車両も展示されていて、運転席や車両に上がらせてもらったりと楽しみました。

「キャンプキンザーフェスティバル」自衛隊と米軍の車両に乗り込むことができる(2019年10月)

お目当ては沖縄の伝説バンド「紫(MURASAKI)」の野外ライブ!

19時半が近付いたので、野外ライブ会場へ向かいます。沖縄の伝説バンド「紫(MURASAKI)」の野外ライブが行われると知って、わたしはこのキャンプキンザーフェスティバルにやってきました。

「キャンプキンザーフェスティバル」の野外ライブ会場。

ほぼオンスケでライブ開始。相変わらず紫(MURASAKI)はめちゃくちゃかっこよかった!シメは沖縄県民なら誰でも知っているであろう「Double Dealing Woman」だったんですが、イントロでめちゃくちゃ盛り上がった〜!楽しかったし、彼らのライブをもっと見たいなぁ。

「キャンプキンザーフェスティバル」2018年1月27日に行われた紫(MURASAKI)のライブ(その1)「キャンプキンザーフェスティバル」で歌うHIROTO "JJ" ARASAKIとベースのChris「キャンプキンザーフェスティバル」のライブで演奏するジョージ紫(紫 MURASAKI)「キャンプキンザーフェスティバル」のライブでギタープレイを魅せるYUKIO ”GG” SHIMOJIと清正。「キャンプキンザーフェスティバル」のライブで演奏するドラムボーカルのChibiとボーカルのHIROTO "JJ" ARASAKI

まとめ

ということで、浦添にあるキャンプキンザー(牧港補給地区)で行われた「キャンプキンザーフェスティバル(Kinser Festival)」に行ってきました。この時期に米軍基地イベントなんて珍しいな〜と思ったら、2017年10月の予定が台風で流れて翌年に持ち越されたと後から知りました。沖縄は台風の影響をモロに受けます。延期ではなく中止になることもあるのですが、今回ライブも観れたしクラフトビールの販売も知れたしでとってもラッキーでした。次回は車で行かないまたは代行で帰ることを前提に訪れたいなぁ。沖縄県内でアメリカ西海岸のビールを飲む機会なんて限られてるから、クラフトビール目的で基地イベントに行くのもアリだと思うんです。ただ、どのイベントでクラフトビールを提供しているのかを調べなければ!この点、もっと深掘りしたいなー。
終わり。

住所:〒901-2127 沖縄県浦添市屋富祖

(*・ω・)つ 沖縄食べ歩き情報もどうぞー♩

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ユッキー@毎日ビール

グルメブログ歴12年、沖縄移住10年。沖縄定番グルメからローカル店まで食べ歩き情報を綴ってます。国内外のビアバーめぐりに、旅・遊びの情報も。クラフトビール歴は16年、ホップの効いたビールが好き。

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