先日の伊江島旅行記の続き。
行きのフェリーからも目立っていた、伊江島のシンボルとも言える城山(ぐすくやま)に登ってきました。
伊江島の中心に位置する城山(ぐすくやま)は、通称・伊江島タッチューと呼ばれている標高172メートルの山。平坦な伊江島に急にもこっと現れた、少し違和感のある形をしています。登山は5分そこそこで出来るという前情報を持っていたけれど、見るからに急勾配でこれはなかなかしんどそうだぞ、と。
山の成り立ちは非常に珍しいものだそうです。後からググッてみたところ、
伊江島周辺の地質は島が乗っかっている白亜紀の岩盤の下に三畳紀(2億5000万~2億1000年前)の古い岩盤が潜り込んでいます。ところが、この三畳紀の岩盤が滑り込む際に岩盤の一部がはがれ、白亜紀の岩盤に乗り上げ堆積物となりました。そして、今から4000万~3000万年前に隆起し、その後堆積物が永年にわたって侵食され続け、やがて現在のタッチューの姿になったようです。つまり、古い岩盤の間に新しい岩盤がサンドイッチ状になっているのです。
(引用:校長通信「沖縄研修旅行後記~伊江島タッチュー」)
...と、わかりやすくまとめられた記事を見つけました。勉強になりました!
山の麓にもこんな看板が。オフスクレープ現象とか全然聞いたこと無かったけど、地学専攻している人とか専門家には有名なんだろうなぁ。
さて、さっそく登ります。朝9時前から無理して頑張る大人たち。
伊江島タッチューの山道は、殆どが整備された階段です。しかし高さや階段の幅が一定ではないので、登って行くうちにかなりしんどくなります。後半の90度近い角度を登りきって...
172メートルの伊江島タッチューを制覇!伊江島をぐるっと360度見渡す景色と、朝の空気が気持ちよかったなぁ。遠目に巨匠が乗ったであろう本部港行きのフェリーも見えました。
頂上に到着した時、太陽は雲に隠れていたのですが、これくらいでちょうどよさそうです。伊江島タッチューの頂上は岩場で草木がないため、カンカン照りの時や強風の時はしんどそう。でも夏場に頂上で風に吹かれるのは気持ちよさそうだなぁ。
頂上には「カタンナーバ足跡の伝説」っていうのもあったんだけど、どこが足跡のだったのか...(水気がないと足型だとはわからんとです)
伊江島タッチューを下り、山道の脇に建物があるのを見つけました。城山御嶽(うたき)があるようです。沖縄には琉球の信仰における祭祀を行う聖地「御嶽」があります。城山御嶽は航海の安全と健康や豊作を祈願する聖地として使われていたようですね。こういうところは観光客がワイワイ立ち入るところではないと思うので、写真も看板のみで。
ということで、城山こと伊江島タッチューに上ってきました。伊江島タッチューを下るとき、古傷の左膝に痛みを感じました。片道5分ほどの山登りですが、結構ハードということでしょう。いやー、しかしすがすがしい気持ちになったのは、タッチューがパワースポットだからでしょうか。伊江島に行ったら一度は登ってもらいたいな~と思います。
今回の山登りについては、わたしよりもokamoooさんやご主人サマーの登山記のほうが具体的なので、詳しくはそちらをご参照ください。
終わり。
住所:〒905-0501 沖縄県国頭郡伊江村東江上
(*・ω・)つ 沖縄食べ歩き情報もどうぞー♩