2016年9月4日、初めて米軍基地に入りました。沖縄の米軍基地では定期的に入場できるフェスティバルを実施していて、今回は会社の同僚たちと金武町にあるアメリカ海軍「キャンプ・ハンセン」で行われたフェスティバルへ行ってきました。
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キャンプハンセンフェスティバルに行ってきた!
オープンは13時、でも早めに入場できちゃう。
キャンプハンセンフェスティバルは13時から。我々が到着したのは12時半頃ですが、メインゲート前には早くも米軍基地内へ入る車の列ができていました。レンタカーではないことから、周辺のウチナンチュが入場しているのでしょう。みんな慣れたものです。我々もいざ、キャンプ・ハンセンへGO!! このあたりからハイテンションになるわたし。アメリカ(のホッピーでグラッシーなビール)が大好き!
イベント時、米軍基地内へ入るにはIDが必要。
米軍基地で行われるイベントの際は、写真付きのIDカードを持って入らねばなりません。日本であって、アメリカの法律が適用されちゃうわけで、すなわち基地内はアメリカのようなもの。一応パスポートも持って行ったけど、そんなんなくても運転免許証で難なく入れました。
この日はレンタカーを借りて5名でキャンプハンセンへ向かいました。誰も英語が得意じゃないのでドキドキしていたけれど、セキュリティチェックは日本人スタッフが日本語で対応してくれるから安心です。また運転手だけじゃなく、同乗者全員分のID確認がありました。
キャンプ・ハンセンの敷地内。
セキュリティチェックも難なくパスしたので、いざ米軍基地の敷地内へ!このあたりからテンション高すぎて記憶が薄いです。はしゃぎすぎ!キャンプ・ハンセンの入り口付近ですが、いやーほんっと広い広い。米軍関係者たちは、こんなに広々とした敷地の中で生活しているんですね。
駐車場を案内してくれるスタッフもいますが、基本的に入場者任せ。前の車についていく形で駐車場を見つけ、こんなところに置いていいのかな?ってあたりに停めました。後からどんどんウチナンチュの車がやってくるので、ちょっとした争奪戦です。路肩に停める人たちも多数です。車を降りたら、慣れた人たちの後に続きます。
EXCHANGEで買い物&食事ができちゃいます。
慣れっこのウチナンチュたちが向かって行ったのは、こちらのEXCHANGEでした。exchangeといえばマネーしか想像できない程度の語力しか持ち合わせていないわたし。両替所?と思い近づいてみました。
あら、建物の入り口にATMがあります。やはり両替所じゃんと思いつつ、吸い込まれるように建物の中へ。
おやーっ!ここは小型ショッピングモールじゃないですか!施設内は食料品店・フードコート・ショップ街の3エリアに分かれていました。
HANSEN PXで食料品を買ってみた。
こちらのHANSEN PXは衣食料品店のようです。日本人スタッフの説明によると、この日は食べ物・飲み物・キッチンペーパー・トイレットペーパーのみの販売だそうです。とりあえず入ってみます。
早速現れた、アメリカンなドリンクたち。ジンジャーエールやドクターペッパーなどの炭酸飲料が1ダース売りで$4.5。安っ!
その他にも650ml缶のどデカイ缶ジュースや、アメリカンな洗剤、エナジードリンク、奇抜なパッケージカラーのお菓子たち、タバコ類なんかもありました。アメリカでよく見かけるクラマトが売ってなくて残念。そういえば、お酒が売られていないのは、日本人が遊びに来る日だからでしょうか。
お会計は日本円でも可能ですが長蛇の列。同僚は小一時間並んでおりました。どうやら日本円ですんなり支払いが可能ではないようです。一度このギフトカードに入金し、それで決済するという無駄な手順が必要なんだそうです。デポジットも発生するし、時間もかかるし、そりゃあ時間がかかるわ。
わたしはドルまたはクレジットカード支払いの空いているレジへ。5分と並ばずお会計完了です。レジ付近にはギフトカードなんかも置かれていて、見るとHOOTERSギフトがありました。米軍基地の中にも外にもHOOTERSはないと思うんだけど、なんでこんなところで販売されてるんだろ?と思いつつ、購入可能か一応聞いてみたけど、この日は販売可能対象商品ではなかったのでNGでした。ご主人サマー、残念〜♩
わたしがHANSEN PXで購入した戦利品はこちら。すべてコーヒーの粉!おいしいといいなぁ。左からマックスウェルハウスフレンチロースト(4.99ドル)、ダンキンドーナツオリジナルブレンド(9.25ドル)、ジャバヨーロピアンロースト(5.99)円でした。
16時過ぎには入場規制がかけられた衣食料品店。こうなることわかっているウチナンチュたちが、13時前から買い物をしていたのですね。
フードコートには日本に入ってきていないショップ多数!
フードコートで同僚たちと待ち合わせ。フードコートは満席状態。13時過ぎは米軍関係者も食べていたけれど、15時近くなると日本人だらけです。この写真だけ見ると、イオンのフードコートと全く変わらないなぁ。
フードコートでまず食べたかったのは、ダンキンドーナツ。海外の空港ではよく見かけるけれど、今まで一度も食べたことがなかったのです。12個入りパックが売られていますが、こんなに食べられないよ!
でも安心してください。ダンキンドーナツは1個単位でも購入可能です。
ということで、チョコレートフロストとアップルクラムを購入して食べてみました。バラ売りは1つ1ドルです。ダンキンドーナツはダンキンドーナツでおいしいけれど、食べなれ感とか食べ応えを考えるとミスタードーナツに軍配かな。
その他にも色々と販売されています。お馴染みサブウェイのクッキー詰め合わせや、タコベルのタコス、ピザハット、バーガーキングなどなど。中でも一番人気があったのは、POPEYEというフライドチキン。人が並びすぎて買うのは即断念したほどの人気でした。いつか機会があったら試してみよう。
人が一番並んでいなかったタコベルでタコス3つとフリードリンクのセットを買ってみました。金額は5.35ドルです。タコスの味は国際通りにある観光客向けのタコス店の方がよっぽどおいしいです。そしてドリンク、デカ過ぎィ!ここだけやたらとアメリカンサイズ!フードコートのドリンクカウンターにあるものならなんでも飲み放題。紅茶、スプライト、ペプシ、なんでもフリードリンクです。でも、甘くないお茶、コーヒー類がなくて悲しい。
10店舗ほどのショップ街を歩いてみる。
残るエリアにも足を向けてみました。こちらには10店舗ほどのショップが立ち並んでいます。ROXYの水着、可愛い!
中には床屋さんも。ミリタリーカット9.55ドルですってよ。
ゲーム設備もありました。米軍さんたちは得意なんでしょうか。
キャンプハンセンフェスティバルの会場へ。
この日の目的は、キャンプハンセンフェスティバル。お買い物は二の次でした。ショッピングモールを離れ、キャンプハンセンフェスティバルの会場へ向かいます。ただっ広い敷地にフェス会場ゲートが。ここでもID確認、荷物確認が行われました。スタッフに「Hi!」と声をかけたらフツーに「ID確認します(キリッ」と言われて、恥ずかしかったアメリカかぶれのわたしです。
手荷物検査、簡易的な金属探知機を経てフェス会場へ。
フェスと行ったらビールがつきもの。会場に入って最初にあったブースはミラーライト(?)の樽生ビールでした。3ドル/350円。
飲食ブースがいろいろと。産業祭りやハーリーで見かける屋台もありました。
せっかく米軍基地までやってきたのだから、アメリカかぶれな物を、とBBQ屋さんへ。わたしはお肉を挟んだサンドイッチ(8ドル/900円)をオーダーしました。レジの子が日本人に見えたけど、日本語が不得意そうでした。もしかすると米軍関係者とのハーフなのかな。1000円渡したら、お釣りを悩んでいて、なんとも可愛らしいなぁと思ったんですよ。お釣りは100円だよ、なんて教えつつ微笑んでいたんですよ。
そうしてやってきたのは、スモークビーフバーベキューブリスケット(7ドル/800円)。おいおーい!注文の品が違うじゃないか!おーい!わたしのパンはどこ!
でも、いいんです。これがアメリカなのです。おおざっくりの国。細かいことは気にしない、テキトーな国。郷に入れば郷に従えっていうじゃないですか。だから、まあ、いいんです。パン食べたかったけど、いいんです。気にせずBBQソースを選びます...
BBQはお肉の下味が殆どないので、ソース必須です。あとセットの唐辛子のピクルスがウマかった。アメリカ人、すごいなぁ。これとお肉の組み合わせ、ウマかったなぁ。
食べていると、バタバタバタという音が聞こえました。基地内に降り立つオスプレイです。オスプレイキター!走って近くも、間に合わず。こんな間近に飛んでるオスプレイ初めて見ました。これも米軍基地のイベントならでは。
フェス会場内にはお子さまが楽しめるエアートランポリンや、バーチャルゲームコーナー、落ち着いてお酒を楽しむラウンジコーナーなんかもありました。
米軍所有の軍事機材展示も。
キャンプハンセンフェスティバル会場の奥には、米軍が所有する軍事機材の展示がされていました。この他にもレーダー発信装置的なものとか、でっかい機材もあったけれど、怖いというよりも単純にカッコイイ!と思っちゃいました。とはいえ、このような機材を使う機会なんて一生巡ってこないことを願います。
このあたりには軍犬もおりまして、時折走り回っている姿を遠目に眺めていました。ペットとは異なりしっかりと教育され、命令に従う軍犬。我が家のお犬サマーと同じ生き物とは思えません。主の命令を待つ姿、賢くも可愛いなぁ。
キャンプハンセンフェスティバルのライブも楽しんだ!
キャンプハンセンフェスティバルに来たわたしの一番の目的、それは会場内で行われるライブです!イベント開始時から1日数回、こんな立派なステージで屋外ライブが行われていました。こんないい天気の中、外で爆音を楽しめるなんていつぶり〜!
この日は7th HEAVEN KOZAのレイさんたちがライブする予定になっていて、それを楽しみにしていました。11歳の天才ギタリストも来沖して早弾きを披露すると、アメリカ人が「How old is he?」と声をかけてきました。指で11を作り「イレブン」と答えると、「Really?!」と驚いた様子。わたしはただただ「たぶん」と言うのみでした。メイビーとすら言えない英語力...
一緒に行った同僚によると、時々アメリカから有名なアーティストを招いたりするみたいで、その時のライブの盛り上がりようはすごいんだそうです。ダイブしてるアメリカ人もいるんだって。マジか〜!そんな雰囲気、味わってみたいわ〜!
基地の外に出るための大渋滞!1時間もかかった。
17時、ライブも終わって、そろそろ那覇へ戻ろうと車を取り向かいます。すると、ものすごい渋滞が... OMG!! 我々はフェス会場に近い駐車場に停めていたのですが、メインゲートから離れた場所でこんなに渋滞となると、基地の外に出られるのはいったい何時になるのやら。米軍基地の開放日は、出入り口が1箇所しかないので、こうやって大渋滞になるのはよくあるのでしょう。
渋滞にハマること小一時間。やっとメインゲート前にやってきました。途中で大雨に見舞われたけれど、車内にいるときでほんと良かった。
基地の外に出る瞬間、地面に何か埋められているのに気付きました、逆走して入ってくる車両をパンクさせる仕掛けのようです。これを見たときに一番ゾッとしました。楽しそうなイベントを開催しているけれど、いつ何時、何があっても大事に至らないような仕組みが、基地の至るところに仕掛けられているんだろうなぁ。
まとめ。
ということで、金武町にある「キャンプ・ハンセン」で行われたフェスに行ってきました。今回初めて米軍基地の中に入りましたが、特に怖いものがあるわけでもなく、ゆる〜くアメリカっぽさが感じられてなかなか楽しかったです。基地のイベントは人気があって、入場規制やレジ前の長蛇の列を避けるためには、イベント到着は早めにして帰りも早々にっていうのがベストだと思います。
日本円も日本語も使えるし、ウチナンチュもいっぱいいるし、何にも怖いものはありません。米軍関係者もフェスで基地外から人がやってくることに慣れているようで、普通に声をかけてきます。全然怖くない。むしろ、キャンプ・ハンセンの中がどんな風になっているのか少しだけ知ることができて勉強になったし、日本に入ってきていない食べ物もあるし、買い物だって出来ちゃうわけです。広々とした空間でお祭り感を楽しみつつ、いろんなことを知るきっかけになったなぁ。
お子さま連れで遊びに来ているファミリーがたくさんいました。フードコートでは家族4〜5人で大きなピザを食べている姿も見ました。食料品店では「これ買ってー」とお菓子をねだるお子さんがいました。みんな慣れた様子で、わたしのようにハイテンションでアメリカだー!と騒いでる人のほうがよっぽど少ない。県外から沖縄旅行で来ていた頃なんて、こんな風に米軍基地に慣れ親しむウチナンチュがいっぱいいるとは全然知らなかったなぁ。沖縄移住して初めて見た、ウチナンチュと米軍との関係性。遊びに来ている人の数を見ると、こうやって遊びに行く人たちが少数派だとは思えません。
最後の最後に難しいことまで考えてしまったけれど、一言でまとめると、単純に楽しかった!だから、わたしはまた米軍基地のイベントに行きたいな〜と思っています。いつかクラマトをゲットするその日まで...
終わり。
【2017年9月24日追記】
今年もキャンプハンセンフェスが開催されました。2017年は9月23・24日の実施で、わたしは23日土曜日に行ってきました。イベント自体、去年との大きな違いはあまりないのですが、気になったことと食べたもの・戦利品を簡単にまとめておきます。
食料品を買い求めて、建物の外にまで長蛇の列...
去年と比べて、HANSEN PXへの入場制限が厳しくなった印象を受けました。こちらの写真は、食料品を買い求めるお客さんの入場列最後尾です。HANSEN PXの前から、10店舗ほどあるショップ街の通路をぐるりと並び、最終的にExchangeの外にまで列があったなんて。時間にして、13時半頃。フェス開始から1時間半でこれ...
わたしは早めに買いに行ったので、ほとんど並ばずにHANSEN PXに入ることができました。買い物にはいくつかのルールがあります。食べ物と飲み物しか買えない、支払いはドルまたはクレジットカード(VisaとMasterのみ)かギフトカードでしかできない。日本円は使えません。ギフトカードにデポジットするのにも時間がかかります。購入時も、ID保有者の米軍関係者を優先して通してました。
この日の戦利品はコーヒーばかり。去年も購入したマックスウェルハウスフレンチロースト(5.29ドル。去年より値上がりしてる)、MCカフェプレミアムロースト(8.99ドル)、スターバックスフラペチーノ(モカ・バニラともに2.85ドル)でした。クレジットカードでさくっとお支払い。
腹ごしらえは、フードコートで。
ランチはフードコートで食べました。今回、絶対食べようと思っていたPOPEYES(ポパイズ)です。去年めっちゃ並んでて諦めたので、今年はまっしぐらに向かいました。日本では馴染みのないファストフード店ですが、フライドチキンやフライドシュリンプのお店です。
チキンもシュリンプも食べたいなーどうしようかなーと悩むなら、SURF & TURFというコンボがオススメ。カリカリのフライドチキン2つに、フライドシュリンプ4つ、ビスケットと選べるサイドメニューとドリンクがついて、なんと7ドルというセットメニューなのです。サイドはハッシュポテトかコールスローで、チキンも味が選べました。ビールが欲しくなっちゃうね。
せっかくキャンプハンセンに来たのだから、サブウェイを買って帰ることにしました。日本のサブウェイと、アメリカのサブウェイ。注文方法が結構異なりますが、日本人スタッフが作っているので、日本語で会話しながら注文できました。
サブウェイクラブ(6インチ、5.85ドル)を単品で購入。選べるパンは5種類ありました。わたしはイタリアンハーブ&チーズという、日本のサブウェイにはなさそうなものを。注文方法も異なります。日本の場合、基本全部入れるところからスタートして、入れない野菜を伝えたり、大盛りにするなど伝えます。が、アメリカの場合は、入れる野菜を自分で伝えるのがオーソドックスな注文方法のようでした。また、店員さんがソースをオススメしてくれません。自分の好きなソースを選べます。どれがいいのかわからず、日本語で聞いてピリ辛のチポレサウスウエストというソースをチョイス。
アメリカ人のオーダーを見ていると、野菜をほとんど入れずにパンとハム類にソースだけ、とか、パンとハム類にトマトを入れて好みのソースをたーーーっぷりとか。だいぶ自由に好き勝手作ってたなぁ。野菜大盛りとかしてる人は見かけませんでした。あと、みんなフットロングなのよ。妙に関心しながら基地を後にしました。
住所:〒904-1201 沖縄県国頭郡金武町金武
(*・ω・)つ 沖縄食べ歩き情報もどうぞー♩