ブロガー仲間経由でお声がけいただき、気になっていた新店へ行ってきました。向かった先は、那覇・牧志「Brasserie Esprit(ブラッスリーエスプリ)」。2016年9月17日にオープンしたばかりの出来立てホヤホヤなお店です。偶然わたしと同じ誕生日で、妙に運命を感じちゃいました。場所は元三越の裏手側。国際通りから入ってすぐの何かと便利な立地です。
ブラッセリーエスプリの入り口には、目立つ看板はありません。一応手書きの黒板は出されているものの、ちょいとわかりにくいかも。この知る人ぞ知る的な感じも悪くない。
入り口のドアを開けるとコンクリートの階段が。2階の店舗へカツカツ登りましょう。
階段を登り終えると、そこには広々としたブラッセリーエスプリの店内。打ちっ放しの壁。高い天井。オープンキッチン。木目のインテリア。シンプルな照明。どれも何気なく、それでいて計算され尽くしてます。この内装の感じ、沖縄には見かけない雰囲気でカッコイイ。間違いなく、女子ウケ抜群だろうなぁ。テーブル席も複数あるので、人数問わず使いやすそう。
お席に案内され、手書きの黒板メニューをチェック。こちらのお店のフードは400〜1800円とお財布に優しい設定。気軽にフレンチをいただけるなんて嬉しいですね。
まずはドリンクから。わたしはウーロン茶(500円)をいただきました。ウーロン茶のグラスが分厚くてわたし好み。生ビールはオリオンドラフト(500円)です。
お料理はオーナーシェフのオススメを出してもらいました。こちらは前菜の盛り合わせ。砂肝のコンフィ、パテ・アン・クルート、レバーパテ、ラペ&シューマリネ、オリーブが盛られていました。どれもおいしい!パテ・アン・クルートとは、テリーヌのパイ包みのこと。食べ応えがあるので、これとワインだけでいい気分になれそう。
お次は、真フグの白子のムニエル イカのわたクリームソース(500円)。ふわっふわの白子はかなり大きく、数人で1皿を分けてちょうど良いボリュームでした。「残ったソースをパンにつけて食べてもおいしい」とお店の方に声をかけていただき、思い出しました。フレンチってソースが命なんだなぁ。
3品目は、ラパンのクリーム煮 クスクス添え(1500円)。ラパン=ウサギです。全然臭みがなくて、鶏肉だと思ったほど。お肉も柔らかく、クリームソースとクスクスの組み合わせもウマかった〜!
こちらは鴨胸肉のロティ(マディラ酒ソース、1600円)です。熱の入れ加減が絶妙で、断面が綺麗なピンク色。肉質は程よく柔らかで食べやすく、旨味があります。お肉好きなご主人サマーが「ウマい!」と声にしていましたが、ほんとおいしかったです。添えられたマッシュポテトとの相性もバッチリ。ソースも好みだったなぁ。
このあたりでドリンクを追加。生しぼりオレンジジュース(600円)を注文しました。酸味が控えめで、なめらかな印象です。生絞りっておいしいんだなぁ。
お料理がひと段落したあたりで、ブラッスリーエスプリのオーナーシェフ・関口さんが、お席まで挨拶に来てくださいました。東京とフランスでお料理の修行された関口さん。以前、沖縄のカフェで働いていたこともあるそうで、デザートもお得意なんだそうです。それを知り、後からデザートを頼むことにしました。
ブラッスリーエスプリには、ワインも揃っています。しかし、ワインリストはありません。店内のウォークインカーブ(ワインの貯蔵部屋)に入り、お客さん自身にボトルやエチケット(ラベル)を見て選んでもらいたい、という意向があるようです。この感じ、何か経験があるぞ?と考えてみたところ、CDのジャケ買いに近いような気がします。その時その時の感覚や一期一会を楽しんで欲しいんだろうなぁ。
我々もウォークインカーブへ入ってみました。カーブ内のボトルには価格が書かれているので、安心して選ぶことができます。赤ワイン、白ワインもありますが、圧倒的にロゼが多い!それもそのはず、関口さんはロゼワインを推しているそうです。南フランスでは、ワイングラスに氷とロゼワインを入れてがぶがぶ飲むんだって。ロゼはどんな料理にも合うし、味や甘さもいろいろあって楽しいそうです。
スパークリングもありますが、こちらもロゼが多かったなぁ。沖縄の酒屋さんにも応援されるほど、ロゼが揃っているそうです。ここからロゼがどんどん広がってくといいですね。
ひとしきりカーブの中を眺めた我々、スペインのスパークリングを手にして席に戻りました。こちらは1+1=3(ウ・メス・ウ・ファン・トレス、6000円)というロゼです。しかしロゼ慣れしていないご主人サマー的には、味の判断がつかなかったようです。このお店でロゼの勉強をさせてもらいましょうね。
お料理をもう少し食べたいね、ということでもう1品いただくことに。こちらはこの日のスペシャリティ、仔牛のロニョンのロティ(赤ワインビネガーのソース、1600円)です。ロニョンというのは腎臓のことで、フランス料理ではおなじみの内臓だそうです。これは好みが分かれそうだな〜。内臓っぽい独特な香りもするけど、重めのワインと合わせたら面白そう。添えられたラタトゥイユもウマかったです。
このあたりでお腹はいっぱいに。軽めにナッツ盛り(400円)をオーダーしつつ、狙っていたデザートタイムに突入です。
この日は3種類のデザートがありました。まずはいろいろベリーのヌガーグラッセ(500円)。卵白のフワッサクッとした食感とアイスクリームを合わせたような、そんなデザートです。ところどころに散りばめられたナッツやベリーがいいアクセント。サイズも大きいので食べ応えありますが、軽い食感と程よい甘さで、あっという間になくなりました。このヌガーグラッセと濃いめのコーヒー、絶対合う!
そしてもう1品。ブラッスリーエスプリの朝の顔とも言える、パンペルデュ(500円)。こちらはフランスパンを使ったフレンチトーストです。甘くて、さくっふわっ。これ、ほんとウマいよ。こんなの朝から食べさせてもらえるなら、早起きして食べに来ちゃうよ。
ということで、那覇・牧志の「Brasserie Esprit(ブラッスリーエスプリ)」へ行ってきました。ブラッスリーエスプリは、モーニングもランチもディナーも営業しています。どこかのタイミングでフラリと行こうかな〜と思っていた矢先、お声がけいただき、感謝感謝でございます。想像していた以上に素敵なお店だったなぁ。お店の雰囲気やセンスが良く、お料理もデザートもおいしいのにお財布に優しいだなんて素晴らしすぎる!1人でも入店しやすいし、カップルはもちろん、女子会にもピッタリだと思います。
お料理もおいしかったけれど、デザートもおいしかった!朝からここのフレンチトーストを食べたら、1日中幸せな気分で過ごせるハズ。次回はモーニングかランチをいただいて、終日穏やかで豊かな気持ちに浸ろうと思います。
終わり。
Brasserie Esprit(ブラッスリーエスプリ) http://www.espritokinawa.com/
住所:〒900-0013 沖縄県那覇市牧志2丁目3-9
(*・ω・)つ 沖縄食べ歩き情報もどうぞー♩