2018年12月にオープンした那覇市の栄町にある「べべべ」に行ってきました。こちらのお店、一風変わった店名のおでん屋さんです。アラコヤやトミヤランドリーを手がける英樹さんの4店舗目とあって楽しみすぎて前のめり気味のご主人サマーと、沖縄ラオタ界の有名人かかずんさんと共に向かいました。先に書くと、英樹さんのセンスが素晴らしすぎて「天才とはこのことか」と思ったほど度肝を抜かされました。沖縄おでんとは全く違う創作おでん、ウマかった!
べべべの店内には、L字型のカウンター席しかありません。店内も狭く、10人も立ち飲み出来るかどうか。店員さんとの距離感も近く、あれこれ話しながらお酒を楽しめそうです。
カウンターに入ると目に留まる、四角いおでん鍋。ここまでは割と普通のおでん屋さんだなぁと思っていて、創作おでん革命の気配なんて微塵も感じていませんでした。
まずはドリンクを注文です。ビールは樽生のサントリーモルツとオリオンの瓶、それとクラフトビールもあります。店名が「べべべ」がなので、べのつくベアードビールを仕入れたそうです。
ということで、ベアードのライジングサンペールエール(800円)とサントリーモルツ(500円)で乾杯。
おつまみの注文はご主人サマー任せでした。メニュー表をみると定番おでんと、季節のおでんがあるようです。結構珍しいおでん種が並んでいます。これは楽しみ!
まずは英樹さんのお任せで、おでんの盛り合わせをいただきました。定番と季節ものが6種類ほど。大根、うなしの厚揚げ、海老団子、仙台セリ天、鴨ねぎ、新ごぼう天あたりかな。
中でも衝撃を受けたのは、こちらの仙台セリ天です。これはね、もうね、ほんっとヤラれた。ジャパニーズハーブすっごい!和風出汁とセリの香り、こんなに合うのか!こんな組み合わせ、全然考えもしなかったです。わたしの食の経験値、まだまだ低いなぁ。よくぞおでんにしてくれました。特に根っこの香り高い部分がお気に入り。
こちらはじゃがいも生雲丹バター(500円)だったかな。こどもも食べられるおでんを、と注文しました。立ち飲みカウンター席の下から熱視線を送るお子サマーであります。おでんのジャガイモはほろほろで、出汁を吸ってウマいのなんの。このジャガイモを使って作るポテサラもオススメです。
お次は牛タンのおでん、ベベベ(800円)。店名と同じメニュー名のイチオシ品。これは必ず食べて欲しい。煮込みすぎず絶妙な火入れの牛タンは、柔らかさと食感を保ち、ホースラディッシュと食べると本当に本当においしい!写真を見ているだけで当時のことを思い出せます。すごい。
おいしすぎたべべべに対し、もれなくアンコール。一人一皿注文して良いかもしれません。とにかくウマい。みんな食べるべし。
こちらは、かぶ(300円)。出汁を含みジューシーでとろとろで、お子サマーウケも抜群。
変わり種、カチョカバロチーズ(500円)もおいしかった。焼いて食べるカチョカバロチーズをおでんにするという斬新さ。カチョカバロの塩気、焼き目の香ばしさ、そしておでん出汁。なんですか、この組み合わせは。最高にウマい!
おいしさのあまり、天を仰ぎました。そこには逆さになった一升瓶が。お酒とおでん、いや、お酒とおでん出汁... ああ、そうだ。そういう飲み方があったなぁ。
さっそく三岳を出汁割り(600円)でいただきます。こうして立ち飲みおでん屋での夜が更けるのでありました。
ということで、那覇市の栄町の「べべべ」に行ってきました。こうして写真を見返していると、あの時感じたおいしさと感動がぶり返し、これを書き上げている今まさに食べに行きたくなっています。沖縄おでんとは異なり、独創的な創作おでんは出汁があっさりとしてクドくありません。お酒に合うよう濃口に整えられているのか、この日はどんどんビールが捗りました。創作おでん革命、キター!一人でも立ち寄りやすいのもポイントですね。栄町のハシゴ酒途中に、ぜひここで出汁補給してください。
終わり。
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住所:〒902-0067 沖縄県那覇市安里388-125