ひさしぶりの東京滞在。宿を池袋駅に取り、夜は「クラフトワークダイニング 万事快調」へ向かいました。池袋東口から歩くこと7〜8分。人通りがまばらな1本裏の通りにお店があります。時刻は21時過ぎ、万事快調の窓越しに店内の様子が伺えます。
2階に向かう階段を登ってみましょう。
賑わう店内には、テーブル席とカウンター席がありました。おひとり様のわたしはカウンターの一番奥へ。お店は和モダンっぽい感じもありますが、この日流れていた野球中継が居酒屋っぽさを演出している気がして。一人客でも全然臆せず気楽に飲める雰囲気でした。良き良き。
万事快調はクラフトビールのお店です。最大10タップですが、コロナの影響でビールメニューの数を絞って提供されているとのこと。
こちらがこの日のタップリスト。国内のクラフトビールを提供されているみたい。グラスはS(275ml)とM(450ml)の2展開です。
脊髄反射的に、Y.MARKETのパープルスカイペールエール(S、750円)を。スルスルいけちゃう5.5%のおいしいヤツ。
この日のお通し。ビアバーで和風なお通しが出されるの、なんだか珍しい気がします。
ビールをいただきながらフードメニューを眺めました。そうか、万事快調はクラフトビールと和食のお店なのですね。和食に飢えているので、これはすっごくいい…!
まずは、ナカズミ(550円)。ナカズミって聞いたことあります?わたしはなかったです。コハダが大きくなるとナカズミになるんだそう。確かにコハダみたいな模様を纏っています。軽く酢でシメているようでした。
脂乗りはそこまでではないけれど、ワサビを乗っけてもいいし、ショウガやミョウガでもおいしいお魚です。シソとの相性もよかったなぁ。
ナカズミをアテに、ハーフパイントのグラスをごくごく。おお、底に蛇の目。グラスが空くまで全然気付かなかった!
2品目は冬の味覚、白子天ぷら(770円)。これも内地じゃないとなかなか食べられないおつまみです。大ぶりな白子がいち、に、さん、し、ご。一人で5個も食べられます。好物なのでめっちゃ嬉しい!
お店の方に「白子天ぷらに合うビールってなんでしょう?」と投げかけたところ、「セゾンですかね」とレスポンス。そこで箕面ビールのブライトセゾン(S、750円)をオーダーしました。酸味&アルコール感の後にフルーティーで芳醇なセゾン酵母を感じます。この感じ、ちょっと日本酒っぽい。こりゃあ確かに和食に合うなぁ。白子天ぷらはもちろん、先のナカズミとのマリアージュもよかったです。
この日は遅めのスタートだったこともあり、お次で最後のドリンクです。万事快調はクラフトビールと日本酒を提供しているお店。日本酒の品揃えだって、ほらこの通り。
グラスは90ccと一合(180cc)の2種類用意があります。時間的にも余力的にもハーフサイズにしておこうと小さめのぐい呑みを選びました。
常温の秋鹿(純米山田錦生酛、グラス600円)。黄色味がかった液色で、フルーティーで優しい酸味の飲み口。なんだか酔いが回ると思ったら、どっしりの17%です。どこか甘酒のような風味が感じられ、白子の天ぷらと合わせるとクイクイッと入ってくんです。久々の日本酒ウマい〜!
白子天ぷらでシメようかとも思ったけれど、ハーフサイズがあると知ってらーめん(半玉、495円)を注文しました。酒もある、シメラーもある、万事快調ったら素晴らしいお店!
自家製スープはあっさりでキリッとした旨味を感じます。
このスープを味わった瞬間「日本酒に合うのでは?」と思い、ちびちびと試してみました。すると、とても日本酒にあうのです。日本酒をおいしく飲ませるラーメン…!
万事快調にかかればラーメンすらもお酒のアテになるというのでしょうか。麺やスープをすすっては日本酒をやり、日本酒の口になったところでまた麺やスープをすする。これぞ口福!
トッピングの鶏チャーシューを食べて日本酒。卵と、タケノコと、ワカメと、日本酒。ひとつ難点があるとすれば、日本酒のペースが早くなり、酔いも早まるところです。ああ、おいしかった〜!
ということで、池袋駅東口にある「クラフトワークダイニング 万事快調」に行ってきました。クラフトビールと日本酒を楽しめるお店では新しい発見がありました。和食とクラフトビールのマリアージュもそうだし、ビール酵母によっては日本酒の代替として食を楽しめること、そしてシメラーと日本酒との出会い。やっぱね、大都会・東京ってスゴいわ。そんなことを思いながら帰路についた夜でした。
終わり。
お店の情報
店名 | クラフトワークダイニング 万事快調 |
住所 | 〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目47-5 モリハタビル2F |
営業時間 | 平日:ランチ11時半〜14時/ディナー17時〜23時 土日祝:15時〜23時 |
定休日 | 水曜 |
駐車場 | なし |