那覇市松山「阿蘇 お食事処」どの焼き魚もおいしくて大満足。価値ある2500円の定食。

那覇市松山にある「阿蘇 お食事処」へ初めて訪れたのは、2016年のこと。もともと魚好きなわたしが沖縄移住後に魚に飢えていて、まわりのグルメな方からオススメされて向かったのがきかっけでした。あれから年月が経ち、わたしは仕事の後輩を連れて阿蘇をご馳走するような年齢になりました。ここはそういう、ちょっとおいしいものを食べに連れて行ってあげたい時に使うような、特別なお食事処だと思うんです。ということで、さっそくレポート行ってみよ〜！

おいしい魚が食べられる「阿蘇 お食事処」について

どこにあるの？駐車場は？

阿蘇 お食事処は、那覇市松山にある定食屋さんです。久茂地交差点と松山交差点のちょうど中間くらい、お食事処みかどの裏手側にお店があります。お隣にはおいしい老舗ステーキ店のチャコオキナワがあって、おそらくチャコオキナワも阿蘇も、昔から特別な時に使われる、普段使いではないお店だったんだろうなと想像を膨らませています。この立地なので駐車場はなく、お店の前も広い道路ではないので横付けして食べに入るよりも、近くのコインパーキング利用が好ましいでしょう。

お店の様子

年季を感じる阿蘇の外観は、和風の佇まいで雰囲気を感じますね。扉は自動ドアでスッと開いてくれます。

12時5分に到着したところ、すでに食事を終わらせて退店するお客さんとすれ違いました。店内にはスーツ姿の男性客数名も。早めに食べに訪れるお客さんが多いお店のようです。店内にはカウンター席とテーブル席、そして奥にはお座敷席もありました。

阿蘇は焼き魚や煮魚の定食が食べられるお店。なので、メニューも魚のみとなっています。季節やタイミングよってお魚のメニューが異なるかもしれません。お値段は出ていませんが、2022年12月時点でおおよその魚が2500円、ぎんだらのみ3000円となっています。

カウンターの上には冷蔵ケース。メニューを確認せずにケースで魚を見て注文する人もいれば、お店の方にオススメを聞いて従う人などさまざまです。季節の魚もあるけれど、基本的にはぎんだら・たい・まとうだい・しゃけあたりは通年で食べられるんじゃないかな〜と経験的に思います。

実食！グルメレポート

まとうだい塩焼き

10分、いやもう少し待ったでしょうか。焼き立てのまとうだい塩焼きの定食が到着しました。メインのまとうだいに小鉢4つが付いて2500円です。正直高いなと思う人が多いと思うんです。でも、魚にしろ小鉢にしろ、ごはん、味噌汁いずれもおいしくて大満足なのです。

まとうだいの塩焼きには切り目が入って、火が通りやすく、食べやすくなっています。

シンプルな白身の味わいですが、やや強めの塩気が魚の旨味を引き出して、ごはんを捗らせます。これがめちゃくちゃおいしい。皮目もパリッと香ばしく、エンガワのトロッとした脂がウマすぎる！骨周りの脂乗りがハンパなく、バリバリとほぼ全て食べ尽くしました。まとうだい、おいしくて尊い…。

魚がウマいせいで捗りすぎたごはん。というか、阿蘇のごはんそのものがおいしいんですよね。少し硬めの炊き加減に、もっちりとしたお米の食感が絶妙です。ご飯茶碗がスッカラカンになること間違いなし。このごはんはおかわり自由なので、好きなだけお腹いっぱいいただきましょう。

お味噌汁はアサリ、ダイコン、ナメコ、豆腐から選べました。この日はあさりをチョイス。ゴロゴロと10個も入って、旨味エキスもたっぶり。とてもおいしかったです。

定食の小鉢は4種類。この日はほうれん草のお浸し、レンコン・コンニャク・ニンジン・鶏肉・モロッコインゲンの煮物、糠漬け、しらすおろしでした。タイミングによって煮物系が入れ替わるようですが、その他は固定な気がします。糠漬けは自家製かな、浅漬けな感じでおいしいです。

しらすおろしはお醤油を回してもよし、焼き魚と合わせても良しの万能っぷり。魚の脂をさっぱりリセットしてくれるいい脇役です。

ぶり塩焼き

久しぶりの阿蘇は冬に訪れました。入店するとお店の方が即座に「ぶりの季節だから、おいしいですよ！」と声かけしてくれました。よし、ぶりの塩焼き（2500円）に決めた！メインの焼き魚に小鉢4つとごはん、味噌汁の定食スタイルです。

ぶり塩焼きはのサイズがとても大きくて、まずはそれに驚きました。普通の焼き魚サイズの2倍はありそう。

旬なだけあって、とにかく脂乗りがよいのです。食べる部位によって味わいが変わるのも楽しいし、特に血合いのあたりがめちゃくちゃおいしくて。強めに振られた塩加減がごはんを捗らせます。おいしさに加えサイズ感も大きいので、ごはんおかわりできちゃうわ！

この日の小鉢4種。牛肉じゃか、しらすおろし、ほうれん草のお浸し、糠漬け。特に牛肉じゃががたまらない味付けで、これはこれでごはんが進みます。おいしいなぁ、阿蘇は何を食べても満足です。

選べるお味噌汁はダイコンにしました。具材たっぷり！注文が入ってから作り始めるお味噌汁も嬉しいです。

たい味噌焼き

お世話になった会社の後輩にご馳走しようと、阿蘇に食べに行きました。この日、たい味噌焼き（2500円）を注文。塩焼きでもおいしいであろうたいを、贅沢に味噌漬けにしてしまうなんて！と気になり、食べてみることに。

たい味噌焼きは皮目がこんがり焼けた状態でやってきました。阿蘇の素晴らしいところのひとつ、それは皮までしっかり楽しめる点です。魚の皮が大好きなので、香ばしく焼いて食べさせてくれるのが嬉しいんですよね。

まとうだいやぶりと食べ比べると、ボリューム的にはやや控えめに思いました。しかし、それを上回るおいしさ！たいのシンプルな白身に味噌の旨味と香りが移り、しっとりと焼き上がっています。これがまた阿蘇のおいしいごはんに合うんです。日本に生まれて、魚が好きでよかったなぁと思わせる仕上がりでした。

この日の小鉢4種類。いつものほうれん草のお浸しにしらすおろし、糠漬けは定番で、この日の煮物は切り干し大根でした。味濃いめでごはんが進むヤツ！

まとめ

ということで、那覇市松山にある「阿蘇 お食事処」でおいしい定食をいただいてきました。どの魚を食べてもおいしいので、いつも「おいしかったです〜！」とお伝えしてからお店を後にしています。根が貧乏性なので一食2500円と聞くとビビッちゃうけれど、たまの贅沢をする時はこういう高級店を選べるような大人になったんだなぁ。ちょっとくらいお金を出しても、おいしい魚が食べたい年齢になったのかもしれません。

阿蘇はグルメな大人向けのお店ではありますが、意外と小さなお子さん連れで食べに来るお客さんも多い傾向です。わたしもいつかお子サマーを連れて、美味しいものを教えてあげたいなと思います。
終わり。