【閉店】那覇・浮島通り「台湾風粥専門店 阿里」安くて多くておいしい、そしてディープなお店。

2015年3月27日

阿里,台湾風粥,那覇,浮島通り

行く店行く店がやってない、または閉店してるキャンクローズ状態のある日。ランチ難民のわたしを暖かく向かい入れてくれたお店がありました。那覇の浮島通り沿いにある「台湾風粥専門店 阿里(アーリー)」です。浮島通りといってもかなり奥の方にあって、ここがお店だとわからずに通り過ぎてしまう人も多いです。食事していると通りがかった人がびっくりして立ち止まったり。そんな不思議な空間のアーリーです。

阿里,台湾風粥,那覇,浮島通り

お店の外にいくつかメニューが書かれていました。テイクアウトも可能なようです。いや、しかし、このお店の佇まいです。ここにお粥屋さんがあるとわからずに、通り過ぎてしまう人も多いかもしれません。

阿里,台湾風粥,那覇,浮島通り

入店するとカウンター4席ほど、壁沿いに備え付けられた1~2人掛けほどのテーブル席が1つという、とても狭いお店でした。この狭さも台湾屋台っぽい。メニューはこんな感じ。お粥や麺類、ご飯ものがあるようです。わたしは鶏粥の小(200円)を頼みました。裏面にはおかずになりそうな小菜が11種類ありました。

阿里,台湾風粥,那覇,浮島通り

阿里は本当に狭いお店なので、調理する姿がすぐそこに見えます。注文が入ってからお肉や野菜をカットし始めるお母さん。

阿里,台湾風粥,那覇,浮島通り

注文した鶏粥が出来上がりました。熱々です。胃腸に優しい味わいでした。これは二日酔いに良さそう。

阿里,台湾風粥,那覇,浮島通り

薄味だけど、鶏肉が入ってるので鶏の出汁をしっかり感じます。

阿里,台湾風粥,那覇,浮島通り

お粥を食べていたら、おかずとして注文したゆで青菜挽肉(300円)が出来上がりました。

阿里,台湾風粥,那覇,浮島通り

中華スパイスの香りでお粥が捗ります。味付けは控えめ。ちょっとお行儀が悪いけれど、炒め物の汁とお粥のミックスが良かったです。

阿里,台湾風粥,那覇,浮島通り

お店のお母さんが「味が薄かったらこれをかけてね」と出してくれていた金蘭油膏をかけてみました。さらさらのお醤油ではなく、粘度が高いソース的な台湾のお醤油でした。まだまだ知らないものがいっぱいあるなぁ。

阿里,台湾風粥,那覇,浮島通り

ということで、那覇・浮島通り沿いにある「台湾風粥専門店 阿里」でランチしてきました。お店の営業時間をWEBで調べたらオープン時間は朝8時、閉店は諸説あるらしく。わたしがお店のお母さんに尋ねたところ「閉店は夕方6時くらい。日曜はお休み」とのことでした。

国際通りから浮島通りに入って結構歩きますが、久茂地から急ぎ足で往復してきっかり1時間で会社に戻ることができました。これならなんとかランチに行けそう。帰る時に、お店のお母さんに「いただきものだけど」と小分けになったお菓子を1ついただきました。初回訪問のわたしにもお裾分けしてくれるとは、ほんとに嬉しかったです。今度は魯肉飯とか麻婆豆腐、ビーフン、ワンタンあたりも食べてみたいな。
終わり。

【2019年2月9日追記】鶏粥と茹でワンタンの朝ごはん。

昨日から「明日の朝ごはんは阿里にしよう」と決めていました。調べてみると前回訪れたのは4年前。めちゃくちゃ前じゃないですか。店内に入ると、前回以上に汚れている気がしたものの、これもひとつのアジアンテイストということでわたしは理解しています。理解できない人にはキツいかも。久しぶり過ぎるので、まずはメニューから撮り直し。あげぱん(油條)なくなったのかな、メニューにないや。

那覇・浮島通り「台湾風粥専門店 阿里(アーリー)」のメニュー表(2019年2月時点)

今回注文したのは、鶏粥(小230円)にトッピングで野菜(+50円)と塩卵を半分(+80円)、それと茹でワンタン(4個、230円)です。2品とも注文が入ってから作り始めるので、サッと出てパッと食べる感じではありませんが、それもまた良し。

那覇・浮島通り「台湾風粥専門店 阿里(アーリー)」の鶏粥と茹でワンタンで朝ごはん。

鶏粥にはお肉の量が胸肉1/3くらい使われています。片栗粉でコーティングしてぷるん食感です。野菜もたっぷり。セロリ、葉野菜、トマト、シメジなども入って、これでほんとに50円増しでいいの?と思ってしまうほど。味はそんなに濃くないけれど、みじん切りの搾菜や塩卵も入ってるし、味濃いめのワンタンもあるため、このくらいの薄さでちょうどよかったです。

那覇・浮島通り「台湾風粥専門店 阿里(アーリー)」鶏粥(小230円)に野菜(50円)と塩卵(半分80円)をトッピング。熱々でボリューム満点。

一応、味付け用にとろみのついた金蘭油膏も用意されています。

那覇・浮島通り「台湾風粥専門店 阿里(アーリー)」とろみのついた金蘭油膏。

さて、今回特筆すべきはこちらの茹でワンタン(4個、230円)です。相当に好みでした。オーダーが入ってからお店のおかあさんがワンタンを包み始めます。餡をた〜っぷり乗せ、四角い皮をキュッキュッと手際よくまとめ、グツグツ煮立った鍋に投下。しばらくして出来上がりです。

那覇・浮島通り「台湾風粥専門店 阿里(アーリー)」茹でワンタン(4つ、230円)が絶品!

出来上がった茹でワンタンはふわふわの餡に、皮がでろん。タレは生姜とニンニクが効いてます。ちょっとピリ辛で、味濃いめ。いやー、これは本当においしい。一つ目を口に入れ、立て続けに二つ目もパクッとやりました。白米もしくはビールを合わせるのもよいですね。今度、テイクアウトで持ち帰ってみよう。

那覇・浮島通り「台湾風粥専門店 阿里(アーリー)」の茹でワンタンは餡がふわふわ、皮でろん。生姜とニンニクが効いたタレもいい。

【2019年5月8日追記】立ち退きで閉店だそうです。

今年に入ってから食べに行った阿里ですが、kanaのオーナーからの情報提供で閉店とわかりました。マジかー。4月中旬頃にお店が開いていない→立ち退きっぽい→立ち退き確定、ということがわかりました。浮島通りにあの佇まいは奇跡のような存在だったから... 本当に惜しまれます。ネット検索しても閉店情報が出てこないのも阿里らしいや。近くに移転したがっているような話もありますが、いろんな意味で難しいような気もしています。阿里のワンタン、食べたいよ。

住所:〒900-0013 沖縄県那覇市牧志3丁目5-14‎

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ユッキー@毎日ビール

グルメブログ歴12年、沖縄移住10年。沖縄定番グルメからローカル店まで食べ歩き情報を綴ってます。国内外のビアバーめぐりに、旅・遊びの情報も。クラフトビール歴は16年、ホップの効いたビールが好き。

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