沖縄市の「raw sweets cafe abondance(アボンダンス)」をご存知でしょうか。ヴィーガンとロースイーツのお店ですから、ガッツリめし好きなわたしには縁遠い存在でした。ただ、現在のわたしはガッツリめしでお腹の調子が崩れてしまうので、どんな食事がいいのかいろいろ試している最中。そこでアボンダンスに伺ったところ、食後でも重たくなくて良いなぁと思いました。そんなわけで、アボンダンスのレポートいってみよ〜!
もくじ[隠す]
ヴィーガンとロースイーツのカフェ「アボンダンス」について
どこにあるの?
アボンダンスは、沖縄市にある中央パークアベニューの端っこにあるお店です。コザにあるとは知っていたけれど、この通り沿いの端っこも端っこ、一番奥の部分とは思いませんでした。よく通っているのに気付かなかった〜!同じ並びには老舗のチャーリー多幸寿があるので、これを目印にしつつ、さらに3軒進むとお店を見つけられるはずです。
駐車場は?
アボンダンスには専用駐車場がありません。
でも安心してください。近くにある無料の沖縄市中央公共駐車場を利用できます。お店が中央パークアベニューの最も奥なので、沖縄市中央公共駐車場との距離は歩いて3分ほど。めっちゃくちゃ便利です。
沖縄市公式サイトによると、100台以上も駐車可能だそう。ただ、平日の午前中に訪れたわりには、想像以上に埋まっていました。
こちらの駐車場は朝10時から利用できます。アボンダンスの営業時間中に無料で使えるのは、とってもありがたかったです。もしここが埋まっていた場合は、近隣の有料コインパーキングに駐車をしましょう。
お店の様子
車を置いたら、アボンダンスに向かいました。アボンダンスとは「豊潤、豊穣」という意味のフランス語だそう。同名のハードタイプのチーズもありますね。なんとなく語感がよくって気に入ってます。
店先には営業時間とこの日のオススメが。この日、わたしはオープン時間の11時に入店しました。
この空間、いいなぁ。中央パークアベニューを眺める全面ガラス張りに、コンクリの内装。天井からぶら下げられたアンティークな照明も素敵。これ、リノベーションに特化した建築屋さん「kapok」のお仕事なんですよねぇ。穏やかで素敵な雰囲気のお店だなぁと思い、つい長居をしてしまいました。
アボンダンスはローフード、すなわち生で食べられる食事のお店です。ローフードを加熱する場合は48度で調理するそうですけれども、カウンター上には焼き菓子も並んでいました。これ、持ち帰りすればよかったと後悔するほど、おいしそうで!わたしは雑食ですから、非加熱でも加熱でもおいしく食べられればどちらでもよいのです。笑
店内にはフルーツも飾られて。これはおそらく、スイーツに盛り付けているんだろうな。
そしてこのガラス瓶。何かなぁ?と眺めていると、店員さんが「スパイスなどを混ぜたお塩です。量り売りもしていますよ」と声をかけてくださいました。お店ではサラダに使っているそうなので、食べて気に入れば買ってみようと思ったりして。
メニューをチェック!
この日のアボンダンスのメニューです(2023年11月時点)。私が訪れたのは平日でしたから、ブランチの用意がありました。週末はロースイーツとドリンクをメインに提供されています。お店ではワークショップを定期的に行っていたり、オーダーケーキの注文も受けていました。
ちなみに、毎週土曜はプラントベースフードアーティスト「ニュー夜明け」のランチプレートを提供しています。が、ニュー夜明けの方が2024年1月から産休に入っているそうで。ニュー夜明けの方の産休明けするまでは、土曜のランチプレートはアボンダンスのパンサラになるみたい。詳細はアボンダンスのSNSを追ってみてくださいね。
実食!グルメレポート
パンとサラダとローチーズ(平日限定)
わたしはアボンダンスのブランチ狙いで訪れました。こちらは平日限定のパンとサラダとローチーズ(通称パンサラ、単品1000円)。器もよければカラフルな盛り付けも素敵。ローでベジタリアンなプレートです。さてさて、わたしのお腹はどんな反応を示すでしょう。
担々肉味噌っぽいものが乗せられたトマトに、ひらひらのダイコンやニンジン、キュウリ。胡麻油風味の中華っぽい味付けです。これ、想像以上においしいなぁ。
担々肉味噌はもちろんお肉不使用ですが、クルミを用いることで肉っぽい食感を出してるのだそう。それは全然気付かなかったなぁ。スゴいなぁ。カボチャのシンプルな煮物も添えられて、視覚的にも楽しめます。
グリーンサラダにはニュー夜明けのNEW SALTが使われています。カルダモンの華やかな香りが口内に広がり、すっかり惹きつけられました。これもおいしい!アボカドとNEW SALTの相性も良くて、すっかり気に入りました。よーし、買って帰ろう。
散らされた自家製グラノーラとフレッシュハーブの香りもなんだかいい。グリーンサラダには柑橘系を軽く絞っただけのシンプルな味わいでした。サイドには紫紫タマネギの酢漬け、そしてチアシード入りのキャロットラペも。素材ごとに味付けが異なるので飽きません。
ときはやの季節のカンパーニュは、そのまま食べてもおいしいのです。ドライフルーツにナッツが散らされ、酸味強めのローチーズを乗せると、ドライフルーツの甘さがぽわんと引き出されます。
このローチーズ、あっさりとしつつも酸味がやや強め。生カシューナッツを使っていると聞かなければ気付きません。パン+ローチーズにアボカドを乗せてみたら、酸味が和らいでよりおいしくなりました。
季節のRawフルーツタルト
食後、お腹に余裕があったので、季節のRawフルーツタルト(800円)を追加しました。この日はブドウと洋ナシのタルト。フルーツも盛り盛りで華やか!こちらのロースイーツは、もちろん加熱しておらず、バターや砂糖も使っていないそう。限られた素材で、どうやってスイーツを作るんだろうと興味をそそられます。
タルト部分は細かく砕いたナッツ中心。しっとり感と旨味が感じられます。フィリングは硬く、冷凍して固めるようです。頬張ると洋ナシやナッツのシャリ感に、甘さが広がります。
添えられたフルーツは洋ナシ、イチヂク、バナナにキウイ、ブルーベリー、柿、ブドウ2種。旬のフルーツが持つナチュラルな甘さに、ブルーベリーの酸味やブドウの皮の渋み。ロースイーツを前に、味覚が際立ちます。フルーツってこんなに甘かったんだなぁ。
マキネッタ・ラテ
マキネッタ・ラテ(600円)も添えてみました。ミルクは豆乳かオーツミルクを選べたので、この日は豆乳で。コーヒーは一番街にあるアンバーホリックの豆を使ってるそう。マキネッタとは直火式エスプレッソメーカーのことで、専用器具を使えば手軽にカフェラテを作れるようです。コーヒー好きとしてはちょっと気になるので、あとでじっくり調べてみよう。
ニューソルト(持ち帰り)
さて、パンサラですっかり気に入ったNEW SALT。購入して帰りました。瓶入りは60gで800円。帰宅してサラダにかけてみたり、オリーブオイルとともにチーズといただいてみたり。
NEW SALTは、カルダモンやクミン、ターメリック、オールスパイス、タイム、チリ、フェネグリークなどのスパイスやハーフに、カカオニブやアーモンド、カシューナッツなどナッツ類を混ぜ込んだ、オリジナルでエスニックな塩です。これは様々な食べ方ができそう。
水切りヨーグルトにオリーブオイルとNEW SALTをかけて食べるのが、わたしの最近の流行りです。パパッと食べられるおやつ&おつまみなのだ!
まとめ
ということで、沖縄市にある「raw sweets cafe abondance(アボンダンス)」を訪れました。食後、お腹の調子はいたって普通で、がっつりめしを卒業せざるを得ないわたしには合っているみたい。ヴィーガンもローフードも全く興味がなかったけれど、食後が軽いし、ロースイーツを食べた後も早期・後期ダンピングもなくってラクでした。
生野菜をポリポリ、コリコリと食べるのは以前から大好き。素材を活かしつつ、多彩な味付けを楽しめる点がよかったです。「これは何の味だろ?」とイメージを膨らませながら食事するのも楽しかったです。全般的に甘い味付けはほとんどなく、酸味を用いているのが多いようです。そういえば、koba'sのマスターも「料理は、酸味が大事」って言ってたなぁ。
ヴィーガンとローフードのよさを実感したので、これからも体の調子を見ながら時折食べてみようっと。
終わり。
お店の情報
店名 | raw sweets cafe abondance(アボンダンス) |
住所 | 〒904-0004 沖縄県沖縄市中央4丁目11-7 |
営業時間 | 11時〜18時 |
定休日 | 日〜水曜 |
駐車場 | 無料の沖縄市中央公共駐車場を利用 |