広島市内の観光を楽しんだあとは、「立吞み 魚椿 袋町店」で小休止。こちらは平日15時から、週末は12時から営業している立ち飲み居酒屋で、うらぶくろと呼ばれる商店街にあります。わたしの宿泊先から近かったのと、営業時間がちょうど良さそうなことから、行ってみようと目星をつけておりました。
入店すると、元気のよい店員さんたちが「はい!いらっしゃいませ!」。お〜、とっても楽しげ!昭和歌謡が流れる懐かしい店内はL字のカウンター席に、壁側に小さな立ち飲み席が4〜5席ほど。入店した15時くらいはまだ余裕がありましたが、16時をすぎた頃には超満員に。広島も昼飲み文化が定着しているのだな、と嬉しくなります。
奥にはテーブル席があり、団体さんはこちらに通されるようです。カウンターはチャージがなく、テーブル席はチャージ300円がかかります。チャージの代わりに明太子のお通しがあるらしいのですが、遠目に眺める剥き明太子がおいしそうで。これはこれで食べてみたいぞと思いました。
まずはビールで喉を潤します。立吞み 魚椿 袋町店のビールは、神泡のザ・プレミアム・モルツ(605円)でした。ウマし。
ゴクゴクと喉を鳴らしながらジョッキを傾けつつ、おつまみメニューをチェックします。立吞み 魚椿はもともと名古屋発祥のようで、その中から広島らしいものがないだろうかと、しっかり目を通します。天ぷらにお刺身に酒の肴がアレコレとそろっていい感じ。
わたしが訪れた季節は冬。この時期に旬のメニューなども。どれも魅力的すぎる〜!
慣れた雰囲気のお客さんが、カウンター上のケースを眺めて注文しています。こちらに並ぶのはすぐ食べられるおつまみたち。パッと見て、好みがあれば注文できるのもいいですね。
お店を訪れる前にすし辰でお腹を膨らませていたわたしは、あまりお腹が減っておらず、軽くつまむ系で攻めました。まずはホタテのチャンジャ(429円)。ゴマ油の香りとほんのりキムチの辛味。その旨みが感じられて、うまい!コリコリ食感もよし。
早くもビールが空いたので、ホッピーの黒(548円)にスイッチ。日本全国、どこで飲んでも安定のウマさです。ナカの量から推測するに、ホッピー1本で3杯は飲めそうな感じ。
カキ天(165円)と白子天(319円)がやってきました。白子は一人前をふたつにカット後に揚げています。ひとつは天つゆで、ひとつは岩塩でいただくことに。
天つゆは卓上に置かれたボトルに入っていました。醤油と出汁の旨みを感じ、とろんとしたタチが最高のアテに変身。
お店の方からは塩を推されていました。塩は塩で確かにウマく、タチの風味・旨味が引き出されます。どっちも甲乙つけ難いくらいにウマ〜!ホッピーが捗りすぎます。
そしてカキ天。昼に食べた蒸し牡蠣の軍艦より、立吞み 魚椿 袋町店の牡蠣天ぷらがウマかったです。油と牡蠣って、相性が良いんですね。ひとつと言わず、ふたつみっつ頼めばよかったなぁ。
案の定、ホッピーはあっという間にグラスがカラになったので、ナカ(220円)を追加。この後の予定を考え、この日はこれで打ち止め。なのでソトを注ぎまくって、薄めて飲み干しました。
最後にやってきたのはアンコウ天(209円)と、まるごと明太子(319円)。アンコウ天の身がふわっふわ!これは雲か、わたあめか!?ってくらいの食感で、塩でおいしく。食べ口は軽いのに、脂乗りも感じられておいしかったです。まるごと明太子は、衣の油感がたまらんし、しっかりの塩気にほんのり辛味も好みすぎました。ウマウマのウマでホッピーが捗りすぎてヤバい。大根おろしを乗せると塩気が和らいで、これもウマい!
ということで、広島市内はうらぶくろにある「立吞み 魚椿 袋町店」でさくっと昼飲みを楽しんできました。常連さんが「I ♡ 酒」というTシャツを着ていて、「広島にも強そうな酒飲みがいる!」と燃えました。もしかすると、酒飲みが集まるお店情報をキャッチするのがわたしの特技かもしれません。
お店の方とお話する流れで、ひろしま世界遺産航路を教えてもらいました。原爆ドームの横から宮島まで船が出ているというのです。これは朗報。その場でいろいろ調べ、スケジュールの合間を縫って試してみようと思いました。地元の方からの生きた情報をいただけるのは、ノープラン滞在型のわたしにはかなりありがたいです!
終わり。
お店の情報
店名 | 立吞み 魚椿 袋町店 |
住所 | 〒730-0036 広島県広島市中区袋町2番地10 長谷川ビル1F |
営業時間 | 平日:15時〜24時/土日祝:12時〜24時 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | なし。近隣にコインパーキングあり。 |