かれこれ20年近い付き合いのA氏と「Shell bar きさらぎ」を訪れ、カウンターで仲良くなった出張中のサラリーマンと3人で次の店へ向かうことにしました。酔っ払いのこういうノリ、悪くないです。大門でタクシーを拾い、目指すは函館山の麓・宝来町です。
到着したものの、位置関係がさっぱり。なんせ高校卒業と同時に函館を出てしまったのです、函館出身のクセに地元に詳しくないのです。さらに夜の街並みっていつもと雰囲気が異なりますよね。この時間、住宅街は真っ暗なのです。目的のお店がここだと教えられるも真っ暗。コントラストをだいぶ上げてこの写真です。ともかく、この建物の2階右側にある「China Bar北斗星」を訪れました。
China Bar北斗星の店内には、キッチンを取り囲むカウンター席がありました。小さいお店ですが、この手の届く距離感が非常に楽なのです。オーナーのトモタカさんや他のお客さんとの会話が楽しめる、良い距離感だなと思いました。
客席はカウンターだけでなく、テーブル席もあります。こちらは椅子を追加すれば4〜6人くらいは入れそう。
この日は3軒目ですが、まだまだフルスロットル。ドリンクメニューをチェックです。ここに書かれた以外にもウイスキー、焼酎、ワインなどがあるようでした。
China Bar北斗星での1杯目は「男は黙って」のコピーでおなじみ、サッポロ黒ラベル(500円)の樽生。瓶ビールはエビスとスーパードライがあるんだって。A氏と出張サラリーマンはハイボールです。
喉を潤した後は、おつまみメニューを眺めます。3軒目なのでお腹はそんなに減っていません。が、店が変わると箸が進むというものです。さらに、A氏曰く「ここは、中華レストラン・チャイナテイブル北斗星のオーナーがやっているバーで、おつまみがとてもおいしい」とのこと。そんな話を聞いたら、期待値も上がるってもんです。よっしゃ、わたしの好物を注文しちゃおうっと。
まずは、この日のおすすめメニューから、みぞれ酢の手作り水餃子(700円)を。水餃子が7つも入ってます。これをたっぷり大根おろし&さっぱりお酢のタレでいただきました。もっちり皮とお肉たっぷりの餡に、さっぱりのタレ。これはウマい!ビールが捗ります。
3軒目とあって、お酒のスピードが早い早い。この日は好きに飲むことにしていたので、2杯目はグラスのワイン(600円)にしました。ボディの重さとタンニンの渋みもわたし好み。大人っぽいワイングラスが嬉しいお年頃です。中華とワインの組み合わせ、いいよねぇ。
オーナーのトモタカさんが2品目を手渡してくれました。トモタカさん、とても若いんです。中華店のオーナーって幻覚な達人のイメージですが、トモタカさんご本人はイケメンでどこか可愛らしくもありユニーク、しかもお料理はどれもおいしい。これは満点です。もうひとつのお店・チャイナテイブル北斗星も食べに行ってみたいな。
こちらが2品目の若鳥もも肉のから揚げ・怪味ソース添え(700円)です。怪味ソースてなんだろと思ったら、2〜3年前に流行ったソースだそうです(沖縄にはそんな流行が入ってこない!)。辛さ・甘さ・酸味・痺れ・しょっぱさなどの要素が複雑な味で、中国四川省の調味料が発祥とされています。から揚げと怪味ソースの相性が良過ぎて、パクパク食べてしまいました。山椒の痺れとゴマの風味がヤバウマ!
3杯目のドリンクは知多ハイボールにしました。ビールにワインにハイボール。気持ちよーく酔ってます。
お次は北斗星の春巻き(2本、600円)。酔うと揚げ物が食べたくなるのは何故でしょう。パリッとした春巻きの皮と、熱々の餡。ハフハフしながらハイボールで流し込みます。
これだけ飲んで終電で帰りました。函館市内を走る路面電車は、都会と比べると終電が早いのです。22時過ぎにお会計をしたところ「酔い覚ましにどうぞ」と大きなラムネをいただきました。ラムネってもっとこう、小さいものじゃないですか。これは泡玉くらいの大きさがあるのです。ラムネにしてはデカい!おかげで二日酔いなく、翌日もシャッキリと起きられました。
ということで、函館は宝来町にある「China bar北斗星」に行ってきました。この隠れ家のようなバーで、カジュアルにおいしい中華をいただけます。お値段は高くないし、お料理もおいしい。居心地の良い店内で食べる、チャイナテイブル北斗星の味。若くて愛嬌のあるオーナー・トモタカさんも素敵でした。ここはまた訪れたいお店だわ。女子飲みにも安心して使えるいいお店です。紹介してくれたA氏に感謝しつつ、市電に揺られながら帰路につきました。
終わり。
住所:〒040-0043 北海道函館市宝来町22-12
(*・ω・)つ 北海道食べ歩き情報もどうぞー♩