糸満市にある「海ん道(うみんち)」で日帰りデイキャンプ&宿泊キャンプしてきました。那覇から近く便利なキャンプ場です。西海岸沿いで夕日を眺めながらお肉を食べたり、子どもたちを遊ばせたり、グループでお酒を楽しんだり。アクセス面とサイトの広さで使い勝手の良いキャンプ場です。ということで、海ん道(うみんち)のレポート行ってみよー!
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糸満にある「海ん道(うみんち)」について
どこにあるの?アクセスは?
海ん道(うみんち)の周辺
海ん道(うみんち)は沖縄本島南部の糸満市にあります。近くには潮崎埋め立て地という開発中の住宅街や田畑が広がっています。車で5分ほどの場所にスーパーやドラッグストア、コンビニなどがあり、何か忘れ物をした時でもパッと買い足すことができて便利です。ちなみに那覇市内から海ん道(うみんち)までは15kmほど。とても近いです。道が混雑していなければ、家から30分でキャンプ地に到着できるかも。この距離感でアウトドアできるのはメリットです。
アクセスについて
海ん道(うみんち)でキャンプを楽しむくらいなので自家用車で訪れる人が多いと思います。車なしで訪れるケースは稀だと思うので、今回は路線バスやレンタカーの情報は割愛しようと思います。ひとつだけ書き加えるなら、デマンドバスのいとちゃんminiでしょうか。海ん道(うみんち)の入り口には、こんなバス停がありました。糸満にはこんな交通手段があるんですね。
関連施設
海ん道(うみんち)の敷地にはキャンプ場以外の施設がいくつかあります。こちらは「海ぶどうのお店 ぷちぷち」。新鮮な朝採れの海ぶどうを購入できる他、軽食やソフトクリームなんかをいただけるそうです。
お土産コーナーにも海ぶどうがいろいろ。
白い建物はゲストハウスで、キャンプ滞在者は立ち入りNGです。その手前には屋根付きのテラス席が用意されていて、こちらは自由に使ってOKとのことでした。この他にもカフェがあったり、海ぶどうの摘み取り体験・塩づくり体験も楽しめるそうです。気になる方は調べてみてね。
とても便利なスマートチェックイン
海ん道(うみんち)に到着したら、まずはスマートチェックインを済ませます。こちらのQRコードを読み込んで、LINEの案内に従って登録を進めましょう。ものの秒でチェックインが終了です。この時、サイトの区画番号や施設側からのお願い事が返信されるので、必ず目を通しましょう。
キャンプ場の料金
海ん道(うみんち)にはキャンプサイトが6種類(中区画・ソロ中区画・大区画・デッキ区画・特大区画・オートキャンプ場)。それぞれ1泊の料金を表にしてみました。いずれのサイトもチェックインは11時から、チェックアウト時間10時までです。こちらは2022年10月時点の情報ですので、最新情報は施設に問い合わせるか現地にて必ずご確認ください。
中区画 | ソロ中区画 | 大区画 | デッキ区画 | 特大区画 | オートキャンプ場 | |
1泊料金 | 4000円 | 2000円 | 4500円 | 6000円 | 8500円 | 3500円 |
サイトサイズ | 7m×5m | 7m×5m | 7m×7m、10m×5m | ウッドデッキ+中区画 | 12m×7m | 6m×13m |
サイトの大きさ
海ん道(うみんち)の海側のキャンプサイトです。こちらのエリアのサイトは海側と施設側の2列に分かれています。その間のスペースを荷物の積み下ろし用車道が走っています。
こちらは海側の大区画サイト。杭が打たれているので、その内側にテントを張っていきます。広々!ここに2張り(テント&テント、またはテント&タープ)は楽々です。
こちらが施設側。サイト間は1.5メートルも離れているので、かなりゆったりと利用できます。
サイトと駐車場の距離
海ん道(うみんち)を電話予約した際、駐車場からキャンプサイトまでの距離を確認しました。一度に大荷物を運べるキャリーカートは持っていないので、荷物の出し入れにどのくらい労力が必要なのか確認しておきたかったのです。すると「キャンプサイトに車の横付けはでNGだけれど、一時的に乗り入れるのはOK」「駐車場とキャンプサイトはすぐだから心配しなくても大丈夫ですよ」という回答でした。
実際訪れてみると、キャンプサイトの最も端にいるお子サマーと駐車場までの距離は30mほど。この距離なら往復も苦労しないし、一時的な乗り入れがOKなので大荷物でも安心だなーと思いました。
共用施設
キャンプ場利用者が使える設備を紹介します。
食器洗い場
オープン直後にはなかった食器洗い場ですが、2021年1月時点では出来上がっていました!これはかなり嬉しい。
洗い場は全部で3台。3つとも利用しましたが、排水の詰まりがやや気になります。でもないよりあった方がマシ...!
こちらの洗い場の注意事項です。ルールを守って利用しましょう。
手洗い場
こちらは手洗い場。ペーパーと液体ハンドソープがついてます。あと鏡も。排水が詰まり気味ですが、屋根ありの戸外の設備だし、これくらいの詰まりはよくあるかな〜という感じで利用しました。
水シャワー
炊事場の横に水シャワーが3台設置されていました。こちらはカーテンなどの仕切りがなく、水着着用のままで使用するシャワーです。海遊びをした時の砂落としにも使えそうですが、沖縄キャンプの本番である10〜4月頃は寒くて使えないかもしれません。
水洗トイレ
炊事場の奥に新たにトイレが設置されていました。海側サイトから近く、これはとても便利です。
温水シャワールーム&温水洗浄式トイレ
屋内シャワールームは1台のみ。水量は確認していませんが、無料で24時間使える点は評価高いです。シャワールームはトイレと同室にあり、その空間自体は内側から鍵をかけられるため安心して利用できます。
こちらはシャワールームにあるお手洗い。温水洗浄式トイレです。トイレットペーパーも、手洗い後のペーパータオルも用意があります。手作り感のある空間ですが、清潔でニオイもなく、アウトドア施設としては使い心地がよかったです。トイレはもう1箇所にありますがそちらは使えればラッキーくらいの場所なので、できればこちらの綺麗な方を使いたいなぁと思っています。
テラス席
テラス席は屋根があるので急な雨などの避難場所にもなりそう。海ん道(うみんち)併設カフェのお客さんも利用する共有施設だと思うので、キャンパーだけで占有しないようにしましょう。
灰捨て場
炊事場の横に灰捨て場が用意されていました。よく焚き火をするので、この設備もとても助かります。注意が出されていますが、ゴミは捨てないようにしましょう。
ペット同伴OK!マナーを守って楽しもう
ペット同伴できるという点も海ん道(うみんち)を選んだ理由のひとつです。沖縄県内には宿泊でペットを連れて行けるキャンプ場がほとんどありません。かなり少ないです。もしかすると過去にペット同伴OKだったけれど、何か問題が発生してNGになったケースがあるかもしれません。ペット連れのキャンパーはレアケースですので、海ん道(うみんち)がこの先もペット連れ歓迎が続くよう、「放し飼いしない・トイレマナーを守る・騒音対策をする」などの滞在マナーを守りたいですし、訪れる皆さんにもそうあってほしいと願います。
初設営デイキャンプのレポート
やたらとウマいぞ、キャンプ飯
この日、我々はお昼頃に海ん道(うみんち)へ到着しました。キャンプサイトを確認し、我が家は入手したばかりのテントを張ってみることに。しかし生憎の強風でテントがバッフバフに煽られて飛ばされそう... 40分ほどかけてやっとひとつ完成したものの、猛烈に疲れてしまいタープテントは諦めました。おかげで日陰なしのデイキャンプが決定。アウトドア初心者に風は強敵すぎた... 海が近かったり気に囲われていないとこうなるんですね、なるほど。
早々に疲れたのでさっそくエネルギーチャージ。おそとでキャンプ飯をいただきます。ご主人サマーはビールを、ハンドルキーパーを命じられたわたしはノンアルコールビールで乾杯です。海を眺めながらいただきます!
この日は食糧を購入がてら海ん道(うみんち)へ向かおうとしていたのですが、「デイキャンプだし、吉野家でも買ってく?」というご主人サマーに対し、「は?なに言ってんの?アウトドアって言ったら肉でしょ、肉!」と大いに揉めまして... 「吉野家も肉じゃん」などと言われているうちにあっという間に目的地へ到着。テントを張った後に近くのスーパーに出向き、いなりとチキンを購入してきました。
お肉は天使なファミリーからのお裾分け。牛庵で購入してきた上等なお肉!タレもおいしかったー。この借りは、次回のアウトドアでお返ししたいと思います。ありがとうございました。
こちらはせせり串。とってもおいしかったんです。これはビールに合うだろうなぁ。業務スーパーで購入したそうで、業務スーパーに行くたび探すのだけど、なかなか出会えない幻の串。アウトドア飯はお肉が抜群においしいですね。
目の前のビーチも遊び場
海ん道(うみんち)は海沿いにあるのですが、キャンプサイトと目と鼻の先に天然ビーチが広がっています。立ち寄る人が少なく、まるでプライベートビーチのよう。
誰かが作った砂山を引き継いで遊んでみたり。靴が汚れても気にせず遊んでみたり。ライフセーバーがいるビーチではないため目は離せませんが、自由にアウトドアを楽しませたいものですね。
水分補給&日焼け対策はしっかり
キャンプ場にも海周りにもほとんど日陰がありません。強風でタープテントも立てられなかったため直射日光をたっぷりと浴びました。梅雨入り前も暑い沖縄。大人もこどももお犬サマーも、定期的にしっかりと水分補給をしましょう。日焼け対策もしておきたいですね。日焼け止めや帽子はもちろん、ラッシュガードやサングラスがあっても良いかと思います。
疲れたらテントで休憩
キャンプ飯を食べ、体をしっかり動かし遊んだ後は、テントにこどもたちが寄ってきました。風が強く、前室部分がバッサバッサとなっています。風も強いし日を浴びて疲れたので、テントで休憩しましょう。
グループキャンプの宿泊レポート
3家族のグループキャンプ
海ん道は木陰がないので冬キャンプ向けかなと、3家族で予約をとりました。楽しみ方の幅が広がるグループキャンプ、楽しい。この日は我が家のドーム型テント2つとワンポールテント1つ、レクタタープを出しました。3サイト借りたものの、2サイトで十分の広さだったなぁ。海ん道の魅力はこのサイトの広さと言えます。
やっぱりウマいキャンプ飯
セッティングが終わったら、キャンプ飯の準備です。炭を起こしれくれるSさんのおかげで、いつもおいしい肉をいただけます。
この日は子どもが4名いたので、シチューを作りました。自宅でカットした野菜とウインナーを鍋に放り込んで、あとは煮込むだけのお手軽シチュー。ソト飯の強い味方だなぁ。
ごはんを食べながら、夕暮れを楽しみます。西海岸なのでこんな景色も楽しめるのですね。
陽が落ちたら、本番。ご主人サマーが気合を入れて買ってきたラム肉を焼いて食べます。
夕暮れ後のレクタタープ、かっこいい!高いポジションで広々とした開放感がありました。
レクタタープ内に張った洗濯ロープに、クリスマスツリー用の電飾を巻きつけてみたところ、意外と明るくて使えるじゃんってなりました。
気温も落ちて寒くなり、おでんがおいしい。お犬サマーも食べたがっています。
焚き火とデザート
世も老けてきたところで焚き火の出番。子どもたちはマシュマロを焼いて食べています。火が熱くて危ないものと知る機会にも繋がるし、キャンプっていいですねぇ。
寝かしつけ後の楽しみ
お子サマーを寝かせてから1時間ほど経った頃。どこかのサイトでギャンギャン泣く子がいたと思ったら、うちのお子サマーでした。周辺の皆様、失礼しました... 楽しく遊んだぶん疲れちゃって、寝つきが悪かったんかねぇ... 寒かったのかねぇ...
2度目の寝かしつけ後、シャンパンを開けていると聞き、わたしもシェラカップに注いでもらいました。
改めましての乾杯。飲んだ飲んだ。
シメのラーメン。誰ですか、こんなにおいしいラーメンを作るキャンパーは!おいしくいただきました。
爽やかな二日酔いの朝
翌朝。実は、ものすごく二日酔いでグロッキーでした。楽しすぎて、飲みすぎた。しかしチェックアウトは10時と決まっている。朝ごはんも食べずに、黙々と体を動かすしかない。気持ち悪い、動くしかない、気持ち悪い、動くしかないーー。この繰り返しで、なんとかチェックアウト完了。あとからご主人サマーに「えっ、二日酔いだったの!?」と驚かれたので、きっと他の参加者にもバレていなかったと思います。頑張ったわ、わたし。
母子キャンプの宿泊レポート
2022年秋、今シーズンの初キャンプ
2022年も秋になり、沖縄も涼しくなってきました。週末の天候が安定していると知ると、ソワソワし始めます。空きサイトがあると情報を得たわたしは、前日に海ん道を予約し、今シーズン初キャンプに乗り出しました。設営方法を思い出しながら、機材チェックも進めます。この日はDODのワンポールテントSといつかのタープで小川張りをしました。荷物下ろしから設営完了まで時間は小一時間ほどだったと思います。
設営後の水分補給はビーチで
大人一人で不慣れな設営をするので、めちゃくちゃ汗をかきました。もう車を出すことはなかろうと、ビーチで遊ぶお子サマーを見守りながらビール500缶を流し込みます。時間は15時過ぎ。控えめに言って最高なビールタイムです。
お隣のサイトのお兄ちゃん二人と一緒に遊んでもらい、この日は大小さまざまなサイズのカニを捕まえまくっていました。カニって時に人間の予想を上回る動きをするじゃないですか。フェイクを入れてくるというか。あの動きに翻弄され、子どもたちは砂浜を駆け回ってとても楽しそうでした。
海ん道は沖縄の西海岸に面したキャンプ場です。夕暮れが近づいてきたので、そろそろ夕飯準備と行きますか。
この日の手抜きキャンプ飯
この日は今シーズン初キャンプで、キャンプギアの確認が目的でした。母子キャンプだし、お料理に時間をかけるくらいなら、お子サマーとめいっぱい遊んだほうがいい。という理由をつけて、夕飯はしっかり手抜きです。この日はぬーじボンボンニュータイプのレトルト黒カレーを持参しました。これだけでご馳走です!
メスティンは持っているけれど炊飯の失敗や分量調整が面倒なので、パックごはんを湯煎で温め、レトルトカレーをかけてお子サマーのごはんは完成。わたしは近くのサンエーのお惣菜とチキンカツ+ぬーじボンボンの黒カレーでご馳走です。
夕飯を食べながら、焚き火も行いました。この日はのうれんプラザ2階のキヨイフレイム沖縄で購入した、よく燃える細めの薪です。着火剤や火起こしの薪は100円ショップで用意しました。
すっかり日が落ちたキャンプ場。この日は満月前夜で、月明かりもあって過ごしやすかったです。
撤収時に寝ていたものは…
朝6時過ぎに目覚め、コーヒーを淹れながら撤収作業を始めていると… なんと!頑丈ボックスのフタの隙間に、かわいいヤールーが寝ていました。つっついたら驚いて逃げてしまったのですが、この時は「うちのサイトに遊びにきてくれてありがとう」という気持ちになりました。
まとめ
ということで、糸満市にある「海ん道(うみんち)」で日帰りキャンプ&宿泊キャンプしてきました。海沿いなので風が強い日はモロに影響を受けますし、木陰がないため夏場はタープがないと直射日光でしんどいと思います。食器洗い場や水シャワー、水洗トイレなど、訪れるたびに新しい設備が増えて、どんどん使いやすくなっていきますね。
サイトのサイズが大きめに設定されている点や、那覇市内からのアクセス性、そして大型スーパーが近場という点はかなり引きが強いです。ペット同伴も可能というのも嬉しいですし、スマートチェックイン対応が可能になったのもとても便利です。
最後に、チェックアウト後にオススメの過ごし方をご紹介します。海ん道から那覇方面に帰る時に通過する、瀬長島の「琉球温泉 龍神の湯」に立ち寄るのです。キャンプ場からとても近く、疲れも汚れも落とせて最高でした。
終わり。
お店の情報
店名 | 海ん道(うみんち) |
住所 | 〒901-0362 沖縄県糸満市字真栄里1931 |
営業時間 | 9時〜17時 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | 敷地内に駐車場あり |