「東村村民の森 つつじエコパーク」にあるキャンプ場へ行ってきました。こちらのキャンプ場にはオートサイトとフリーサイトがあり、今回は子連れで2泊日程のため、オートサイトを利用してみました。キャンプ場はきれい、設備は整っているし、敷地内に大型遊具も備えています。子連れで訪れるにはピッタリだなぁと思いました。ということで、つつじエコパークのキャンプレポート、いってみよ〜!
もくじ[隠す]
東村村民の森 つつじエコパークのキャンプ場について
どこにあるの?
今回訪れたつつじエコパークは、沖縄本島北部の東村にある体験型施設内です。那覇市内から95kmほどの距離、沖縄自動車道を使って1時半ほどで到着しました。駐車場ももちろん完備です。
つつじエコパークの様子
沖縄の東海岸を眺める高台にあるつつじエコパーク。海遊びはできませんが、敷地が広く眺めもよいので清々しい気持ちになります。
敷地内に様々な体験施設が用意されていて、つつじ園では毎年3月につつじ祭りが開催されますし、パークゴルフ場や広場、宿泊施設のバンガローもあります。今回訪れたキャンプ場も規模感が大きめで、オートサイトは40区画、フリーサイトは20区画ほどありました。
チェックイン・チェックアウト、定休日について
つつじエコパーク キャンプ場のチェックインとチェックアウト時間は、宿泊とデイキャンプによって時間帯が異なります。宿泊のチェックアウトが13時とゆっくりめでありがたい。宿泊は有料でアーリーチェックイン・レイトチェックアウトが可能。デイキャンプもレイトチェックアウトまたは宿泊に振替できるそうです。こちらについては利用料金の欄で触れたいと思います。またこちらの情報は2020年12月時点のものなので、最新情報は直接問い合わせ、または公式サイトにてご確認ください。
チェックイン時間 | チェックアウト時間 | |
宿泊 | 14時〜 | 〜13時 |
デイキャンプ | 9時〜 | 〜17時 |
利用料金
ツツジエコパーク キャンプ場の利用料金はオートサイトとフリーサイトで料金が異なりますが、宿泊とデイキャンプは同一料金のようです。えー!じゃあ宿泊したほうがお得じゃん!料金情報は2020年12月時点のものなので、最新情報は直接問い合わせ、または公式サイトにてご確認ください。またアーリーチェックイン・レイトチェックアウトも有料で対応してくださるようなので、こちらも検討してみてください。
宿泊 | デイキャンプ | |
オートサイト/1区画 | 4000円 | |
フリーサイト/1区画 | 2500円 | |
施設利用料/1人 | 100円 | |
その他 | 早期チェックイン(9時)、チェックアウト延長(17時)は各+500円。要予約、要確認 | 17時以降の利用や宿泊に切り替えの場合、各+500円 |
受付でのチェックイン
キャンプ当日。我が家は10時頃に那覇を出て、ランチを食べて買い出しして、東村に到着したのが14時頃でした。アーリーチェックインをお願いしていたけれど、14時の受付開始時に30分ほど並んだこともあり、結果的にアーリーチェックインではなく通常のチェックインとなりました。
受付時に手渡された滞在ルールです。シャワーとコインランドリーは22時までの利用、ゴミは分別する、1サイトにテント1張り・タープ1張り・車1台、定員5名(ファミリーの場合は7名まで)となっているとのこと。ソロテントの場合はサイトの4張りまでOKだそうです。またペットや自転車、キックボード、発電機などのNG事項もありました。
ツツジエコパーク キャンプ場のいいところ、それはゴミの処理を前提に受け付けてくれるところです。チェックインの受付時にゴミ袋を手渡されます。ゴミの分別は市町村別で異なるので、しっかり確認してからキャンプに挑みましょう。
新型コロナウイルスに関する対策とお願いもありました。こちらも確認しましょう。
キャンプ場の様子
我々がツツジエコパーク キャンプ場を利用したのは11月の上旬のこと。暑すぎず寒くもなく、日中は晴れでいい気候でした。テントを張り、一息入れた頃の撮影なので、陽が落ちかけの夕方にサイトを撮影しました。密を避けるために1区画空けての利用となっています。手前に見えているのはフリーサイトのテントで、荷物の搬入時は車の乗り入れがOKですがその後は所定の駐車場へと移動が必要です。
こちらはオートサイト。木々に囲まれています。サイトの横に駐車場があって便利だなぁーと思いました。
2泊目の夜。サイトの利用者は3組だけでした。オートサイトには照明がありますが、キャンプ場はほとんど真っ暗。でも月明かりがあって怖い感じはしません。
オートサイトの様子
オートサイトには東村の特産品であるパイナップルを模したライトが設置されており、また各サイト1台ずつの駐車スペースが用意されています。車横付けのキャンプは今回初めてでしたが、荷物の移動がめちゃくちゃラクでした。
オートサイトの電源はパイナップル型ライトの柱にあります。1300Wまで利用可能だそうです。お好みでパイナップル型ライトをオン・オフできるのも便利ですよね。
キャンプ場の共用部分
オートキャンプセンター
つつじエコパークの共用部分です。こちらはオートキャンプセンター。トイレやシャワー室、コインランドリー、レンタル品の貸し出しなどを行っています。チェックイン・チェックアウトはこちらでは対応しておらず、下にある別の案内・受付棟で行います。
オートキャンプセンターは屋根がついているので、こんなふうにレンタル品の寝袋などを干せるようです。これいいですね、天候関係なく風にさらせられるんですもん。
レンタル品の一覧です。
写真ではちょっと見えにくいと思うので、主だったところを書き出してみます。こちらは2020年11月時点の情報です。最新情報はつつじエコパークに直接お問い合わせしてご確認ください。他にも貸し出ししているものがあるため問い合わせがベストです。
テント(4〜5人用、3m×3m) | 2500円 | スクリーンタープ(網付き) | 1000円 |
キャンプセット(テント・ランタン・シュラフ4つ・フロアマット2つ) | 4800円 | タープ | 500円 |
手ぶらセット(キャンプセット・テーブル・イス) | 5500円 | バーベキューグリル | 1000円 |
シュラフ | 500円 | ツーバーナー(カセットボンベ2本付き) | 1000円 |
キャンプと言えば焚火も醍醐味のひとつ。つつじエコパーク キャンプ場では薪も販売しているようでした。この時、一束700円でした。
炊事場
こちらはオートキャンプセンター併設の炊事場です。洗い場は3か所、広々としています。
この日、食器用洗剤を忘れてしまったけれど、洗い場に備え付けがあって非常に助かりました。めっちゃうれしかった~!
炊事場にはかまども用意があります。近くには灰を処分する入れ物や水道も用意されていました。
トイレ
オートキャンプセンターのトイレは水洗で、トイレットペーパーの備えもあります。
シャワー室
訪れたタイミングでは密を避けるため、オートキャンプセンターの離れにある個室のシャワー室だけ利用可能となっていました。
個室はシャワールームと脱衣所に分けられています。仕切りやシャワーカーテンがなかったため、脱衣所が水浸しにならないよう工夫が求められます。
シャワーの様子。コインシャワーではなく無料利用できます。推すとお湯が出る仕組みなので一定時間で止まってしまいますが、無料で好きなように入れるのがとても便利でした。
シャンプー類や石鹸もあって、これで無料はめっちゃありがたいと思いました。
コインランドリー
コインランドリーには粉状の洗剤が置きっぱなしになっていました。これはきっと無料で利用できるのでは…!今回は利用しなかったものの、長期滞在の際は使わせていただきたいな~。
大型遊具の公園も併設
つつじエコパークには2階建構造の大型遊具の公園があります。東村の特産品パイナップルがここにも!朝起きてすぐ「公園行きたい」と言われ遊びに付き添うのは想定外でしたが、お子サマーは喜んで遊んでいました。
周囲には小さめの遊具もあって、どちらも行き来しながら走り回って遊んでいました。ここはキャンパーでなくとも遊びに訪れられる公園ですが、それほど混雑するでもなく遊ばせやすかったです。
我が家のキャンプレポート(オートサイト2泊)
今回、つつじエコパーク キャンプ場に2泊してきました。2泊すると設営のしがいもあるし、チェックアウトがゆっくりめの13時と撤収が楽!ゆっくりできて良かったな〜。
テントの設営
2度目のテント張りはかなりスムーズに進められました。サイトはほどよくやわらかく、ペグが打ち込みやすかったです。木々に囲まれ、さらに網がめぐらされています。おかげで小型動物やヘビ・ハブの侵入を避ける仕様になっています。
テントのなかはこんな感じ。
今回からコットを投入。わたしとお子サマーはクオルツのロータイプコットを、ご主人サマーはオガワのハイでワイドなコットです。ロータイプは高さ20㎝、幅60cm強と寝相の悪いキッズにぴったりですが、体が大きめの男性や幅の広さを求めたい場合はオガワのような75cmくらいのワイドを探すとよいかもしれません。
オートサイトには駐車場があり、サイトと車が近いため荷下ろしの点でメリットを感じました。また集中できるパーソナルスペースを作れます。もし車にテレビやDVDプレイヤーがあれば子どもたちの遊び場にもできます。車の横付けって何かと便利ですね。
夜、パイナップル型ライトを点灯させれば明るさが保てるし、遠くからも目印になります。
焚き火OK!
つつじエコパーク キャンプ場は焚き火が可能。ただし直火はNGです。芝が痛むので絶対に焚火台を使いましょう。今回は長野県の薪をアマゾンで購入しました。まずは針葉樹を細めに割ります。
火が落ちる前に火を起こしました。
焚火料理のテッパン、焼き芋にもチャレンジ。
大きめのサツマイモだったので焚き火のなかに放り投げて60分以上、焦げの多い焼き芋が... 翌日は少し早めの50分弱でリベンジしたところ、焦げ目なく仕上がりました。焚火料理、楽しいな〜。
子どもたちが寝静まった後は、パチパチ音が余計に心地よく感じます。
夜も更けたころ、ご主人サマーが「キャンプはハマらないけど、焚き火ならハマってもいいかも」だとか「タカバシならぬタキビシ(焚火師)」と言い始めました。この先、焚火台や薪、着火方法などをこだわり抜いてもらいましょうか。
キャンプめし
沖縄といえど秋キャンプは肌寒さを感じます。仲間がおでんを作ってくれました。途中、我が家のカセットボンベが切れてしまったのに気付かず、加熱できていない時間帯も。それも含めていい経験。長時間調理のお料理はカセットボンベを多めに持って行かねば。
読谷のもつ焼きあぶさんで仕入れたお肉も焼きました。今回は5〜6人前で3000円です。安っ!牛肉(牛タン、リブロース)・ラム肉(2パック)・豚肉(豚バラ、豚ロース)をガッツリと堪能します。
キャンプで分厚いカットの牛タンを炭火でいただけるなんて、この上ない喜び。
牛リブロースもウマかったー!
2日目の夜に食べたふるさと納税の返礼品、冷凍の宮崎県牛です。あぶさんのお肉と比べると劣るけれど、これだけ食べれば十分おいしい。ビールが捗るなぁ。
鍋にしようかと購入した手羽は、予定変更で焼いていただきました。
この日、東村の泡盛・まるたの20度をゲットして喜ぶご主人サマー。なかなか売っていないのだそうです。
夜に熱燗をいただき、これがなんとまぁ最高なことか!この日、アウトドア用の熱燗セット購入を心に決めました。
エアーズロックみたいなシャトーブリアン!グルメ仲間のキャンプは食事がグラマラスです。
大宜味村の道の駅で購入した野菜。バジル塩があればトマトがご馳走になります。豚肉に振りかけてもおいしかったなー。
月明かりに照らされて
夜になるとご覧のとおり真っ暗。この日は満月が近かったのか、力強い月明かりでした。
夜になっても子どもたちは夢中ではしゃぎまわり、テントのロープに足をひっかけて転ぶ転ぶ。こうなると蛍光ブレスレットのお出ましです。暗がりで気が付きにくいロープやペグの目印にすれば、転倒予防になります。子どもたちの遊びにも使えます。消耗品なので安くてナンボかな。
家にあった花火も持参しました。こちらのキャンプ場では音が出るタイプや打ち上げ花火は使えませんが、手持ちタイプならOKです。
夜明けのコーヒーと朝ごはん
遊び疲れて爆睡した翌朝。
朝は又吉コーヒー園で購入した豆をいただきました。家でも使えるよう4杯取りのハリオのコーヒーセットを持ってきました。人数が多いと6杯サイズのコーヒーサーバーが欲しくなりますね... (これが沼ってヤツ?)。
お子サマーも起きてきたので簡単な朝ごはんを。野菜は家でカットしてジップロックに詰めて、パパッとクラムチャウダーを作りました。外めしは何を食べてもおいしいなぁ。
見かけた虫たち
11月上旬は虫が少なめでした。蚊取り線香も焚きましたが、そこまで気にならなかったなー。悪さをしない程度にハチがブンブン飛んでいたり、キリギリスは害もなく寄ってきたり。
パジャマのままバッタ取りをするお子サマー。
ハサミを持つ謎の虫。
こちらは茶色いバッタです。お子サマーが虫取りカゴが欲しいそうで、虫嫌いなカーチャンとしては戦々恐々としております。
まとめ
ということで、沖縄本島北部にある「東村村民の森 つつじエコパーク」のキャンプ場で2泊してきました。設備が整ったキャンプ施設で、とても滞在しやすかったです。広々としているので夜間に子どもを見失いそうになりましたが、そこは親が目を光らせていれば心配も少ないかと思います。今回初めて連泊キャンプをしてみましたが、とても楽でした。滞在時間が短い1泊だけのためにガッツリと設営するのは体力的にも時間的にも結構厳しいので、荷物がコンパクトになりがち。ですが2泊となると滞在しやすいよういろんな荷物を持ってくるので、便利なうえに楽でした。
このキャンプ場はファミリーはもちろん、カップル・夫婦、ソロキャンプなどオールマイティに利用できると思います。安全で設備がきれい、そして夜は静かです。誰もが利用して満足する施設と思います。初心者~中級レベル向けに思うので、上級や野営が好きな方向けではないかもしれません。
振り返ってみると、そしてオートサイトのわりに電源を利用しなかったなぁ。電源確保の視点に限りますが、モバイルバッテリーや車の電源をお持ちならオートサイトの必要はないかも。一方で車を横付けできる便利さやオートサイトの位置の観点ではなかなか良かったと納得しています。が、次回はフリーサイトも検討したいな~。そう、子連れに便利な施設なので、次の機会を考えたいと思っています。
終わり。
お店の情報
店名 | 東村村民の森つつじエコパーク |
住所 | 〒905-1204 沖縄県国頭郡東村平良766-1 |
営業時間 | 8時半〜17時半 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | 敷地内に専用駐車場あり |