やんばる方面へ車を走らせた時に毎回訪れる名護のパン・ド・カイト。沖縄本島北部のおいしいパン屋さんが2017年4月に「パン・ド・カイト那覇西町店」をオープンさせ、今では定休日なしで毎日パンを供給しています。生活圏から少し離れているため毎日とは言えませんが、焼き立てパンを求めて朝8時にお店へ向かいます。ハード系、お惣菜系、リッチなデニッシュ・クロワッサンなどどれを食べてもおいしいパン・ド・カイト那覇西町店のレビュー、さっそく行ってみよ〜!
おいしい街のパン屋さん「パン・ド・カイト那覇西町店」
どこにあるの?
パン・ド・カイト那覇西町店は那覇の中心部からやや外れた場所にあります。近くには那覇港フェリー乗り場や住宅街、それにロワジールホテル那覇やビジネスホテルが並ぶ立地。そのため地域住人はもちろん、国内外含む観光客が買いに訪れるパン屋さんです。焼き立てパンでおいしい朝ごはんを始められたら最高の一日になりますね。ゆいレール旭橋駅からも歩けますが、やや離れているので車が便利かも。お店の前に駐車場が4台分あります。狭めなので普通車は停めにくいかもしれません。
営業時間と定休日
パン・ド・カイト那覇西町店は朝8時から夜19時まで営業しています。平日なら出勤前に焼きたてのパンを買って職場へ向かえるし、週末は開店時間を狙って買いに行けそうです。ちなみに定休日はなしのようです(2020年3月時点)。
店内の様子
さあ、それではパン・ド・カイト那覇西町店の店内へ。名護と同様、欲しいパンを店員さんに伝えて取り分けてもらうスタイル。子持ちとなった今改めて思うのは、幼いこどもが手掴みする危険がないので、幼児を育てる身として非常に助かります。ありがたすぎる!
この日は20種類ほどのパンが並んでいました。毎日10時頃には全てのパンが並ぶと伺いました。パン・ド・カイトが得意とするハード系から、お腹にたまりそうなお惣菜パンまでいろんな種類があって悩んでしまう。
リッチなパンもお得意としています。デニッシュ生地を使った甘いパンや、クロワッサンも数種類。
冷蔵庫に並んだサンドイッチも数がありお好みを選べます。
実食!グルメレポート
紅いもデニッシュ(150円)
鮮やかな紅いもデニッシュ(150円)は、甘く柔らかな紅いもクリームがたっぷりとデニッシュ生地に乗せられています。紅いもクリームの下には、カスタードクリームが潜んでいました。苦めのコーヒーとともにペロリ。
ショコラスティック(180円)
ショコラスティック(180円)はチョコチップが混ざったパン生地に、ショコラカスタードをサンドしています。全体的に甘々かな〜と思いきや、表面のチョコが焦げてビターな感じ。意外とオトナ向けかもしれません。
クロワッサン(160円)
手のひら大のこちらはクロワッサン(160円)。サイズも嬉しいし、クラストの焦げ感や口元に運んだ時のバター香もそそります。このパン、なんてハンサムなのでしょう。ハンサムってパンに使う表現ではないけれど、どこから見ても整ってるんです。
断面を見て、また驚きました。くるくると渦を巻く生地もすだちも美しい。まさかここまでハンサムだとは!もちろんおいしくいただきました。
ポテトごぼうのタルティーヌ(200円)
お腹にずっしり溜まる系のパンも買ってみました。ポテトごぼうのタルティーヌ(200円)です。カットしたバゲットの上にポテサラ、ゴボウサラダ、チーズを重ねています。ホクホクのポテトと、シャキシャキのゴボウの食感がいいですね。この組み合わせ、大好き。
くるみレーズン(200円)
くるみレーズン(200円)はセミハードかな。くるみとレーズンの組み合わせが好物で、見かけるとつい購入してしまいます。
中を割ってみると、レーズンもくるみもたっぷり。レーズンの甘さが控えめで焦げたクラストの香ばしさもあります。このまま食べてもいいし、バターを乗せてもおいしいです。赤ワインにも合いそう!
クランベリーとストロベリーのクリームチーズ(200円)
クランベリーとストロベリーのクリームチーズ(200円)は、ベリー2種とクリームチーズを乗せて焼きあげてます。ベリーの酸味と、たっぷりクリームチーズのもったり濃厚な組み合わせ。全粒粉100%のパンは、クラストはカリ・サク食感、クラムはむちむち。この全粒粉100%のパンがまたウマいんです!
ベーコンエッグサンド(330円)
休日の朝ごはんにパン・ド・カイト那覇西町店へ。朝にぴったりなベーコンエッグサンド(330円)が目に留まり、購入してみました。
セミハードなパンは表面がサクッ。そんな食感を楽しみつつ、クラムのふわふわ感も感じつつ。シンプルな朝ごパンです。チーズでも挟んでもらえると塩気が増すのになぁと思ったけれど、パンをメインに考えるとこれくらいシンプルな方がよいのでしょう。
紅いもクロワッサン(250円)
お店でお子サマーが選んだ紅いもクロワッサン(250円)は、リッチ系で最も色味の強いパンでした。こどもの目を引く鮮やかなパープルのパンは、中に紅いもクリームをサンドしています。サクサクでこっくりの甘さ。食べ応えあります。
いちじくのライ麦パン(260円)
ころんとまあるい形のいちじくのライ麦パン(260円)は、ハード系の定番です。
中にはいちじくの他にクルミもたっぷり練りこまれていました。クラストのガリッサクッという食感に、いちじくの優しくほんのりの甘さとクルミの独特な歯ごたえ。大好きだなぁ。バターを添えてもおいしいかったです。軸を模したおしりの部分もガリガリ香ばしくて好き。
バゲット(240円)
この日はパン・ド・カイト那覇西町店のバゲットを買ってみようと決めていました。ハーフだと130円、1本だと240円です。どうしようか悩み、1本そのままを購入しました。家に帰ると「それ、そのままたべたい!」とお子サマー。硬くて食べられず(そりゃそうだ)、結果カットして食べることに。
リーンなパンをメリメリ、バリバリと食べるのが好きです。ハード系のパンはクラスト(いわゆるパンの耳。バゲットの場合は表面全体が耳)が命だと思います。焼き上がってバリバリとした状態をキープするのがキモで、しけってしまうと醍醐味が減ってしまう。この手のパンはシンプルに香ばしく、バターを乗せると飽きずに食べ続けられます。
木の実のクロワッサン(250円)
リッチなパンもおいしいですね。見慣れない木の実のクロワッサン(250円)なるものがあったので購入しました。クロワッサン生地にカシューナッツ、アーモンド、くるみをトッピングしたサクサク・カリカリのパンは、甘さとほろ苦さを感じる大人なパンでした。ナッツのコクがあと引くウマさ。
パン・オ・ルヴァン(ハーフ、290円)
天然酵母を使ったパンも作っています。こちらはルヴァンという天然酵母のパン・オ・ルヴァン(ハーフ、290円)です。ライ麦パンなので、チーズやハムとの相性もよいですね。中はもっちりとしています。そのまま食べても、軽くトーストしてもおいしかったです。
ブリオッシュの小さくて甘いサンド(各150円)
ブリオッシュ生地のミニパンがあったので購入してみました。レモンとヨーグルトのスイーツミニサンドと、あんホイップサンド(各150円)です。口溶けの良いリッチなパン生地はミニサイズがちょうどいいですね。レモンとヨーグルトのちょうどよい酸味&甘さ、そしてあんことホイップのテイストの違う甘みもおいしかったです。コーヒーと共に朝に食べたい感じ。
パン・オ・ノア(ハーフ、350円)
くるみの入ったパンがあると、つい購入してしまいます。こちらはパン・オ・ノア(ハーフ、350円)。北海道産の全粒粉・キタノカオリを100%使ったカンパーニュは、レジ前に売っている使い切りのオリーブオイルをつけて食べました。濃厚でほろ苦さも感じるくるみの味わいと小麦の風味、そこにエキストラバージンオリーブオイルをたっぷりとつけるだけで最高のご馳走でした。このパン、リピートしよう!
まとめ
ということで、「パン・ド・カイト那覇西町店」へ行ってきました。那覇にもこだわりのパン屋さんが増えてますね。パン・ド・カイト那覇西町店がオープンしてから何度か足を運んでいますが、お店のパンはどれもおいしいです。わたしはハード系が好きで、その手のパンがおいしいお店を贔屓しがち。デニッシュやクロワッサンのリッチなパンもおいしいです。ボリューミーなサンドイッチも魅力的だなぁ。周辺にはシティホテルやビジネスホテルもあるので、沖縄旅行中の朝ごはんやドライブ途中のおやつにもオススメできます。
終わり。
お店の情報
店名 | パン・ド・カイト那覇西町店 |
住所 | 〒900-0036 沖縄県那覇市西2丁目11-8 |
営業時間 | 8時〜19時 |
定休日 | 火曜 |
駐車場 | 店前にあり |