北谷町「砂辺ビーチ」人の少ない人工ビーチでシュノーケル&海遊び。

2020年9月30日 ユッキー@毎日ビール

北谷町「砂辺ビーチ」のメインビジュアル

北谷町にある砂辺ビーチに行ってきました。このビーチは地元人が日常的に利用するような穴場の人工ビーチ。ある程度整備されていながら自然も多く残されていますし自由に遊べるメリットがあります。一方で海水浴場ではないことから気をつけなければならない点も。子連れで遊びに行きやすかったので、ファミリー視点で砂辺ビーチについてレポートしてみたいと思います。

「砂辺ビーチ」は自由に遊べる人工ビーチ

海水浴場ではないので、自己責任で利用する

まず前提として、砂辺ビーチは海水浴場ではありません。ですが遊泳禁止でもありません。砂辺ビーチにこんな注意事項が出されていたので眺めてみたところ、ざっくり「自己責任で遊んでね」「迷惑な行為はしないでね」というような内容が書かれていました。ライフセーバーはいないので、普段以上にこどもから目が離さずに注意して過ごさねばと思いました。

北谷町「砂辺ビーチ」の注意事項

どこにあるの?

砂辺ビーチは北谷町の北側、嘉手納町との隣接した場所にあります。砂辺馬場公園の隣にあり、公園内の見晴台から砂辺ビーチを見下ろせます。そうでもしないとこのビーチを知るきっかけがないんじゃないかと思うんです。海水浴場ではないから観光雑誌にも乗ってないでしょうし、今回訪れるまでわたしも全然知らなかったんですよね。近くにはFIVE STAR Deli(ファイブスターデリ)ゴーディーズなどの飲食店もあります。

駐車場は?

砂辺ビーチは海水浴場として整備されているわけではないので、専門駐車場はありません。でも安心してください。隣接している砂辺馬場公園の無料駐車場を利用すれば問題ありません。砂辺ビーチまで少し距離はありますが、こちらの駐車場が最も便利です。ただ、駐車率が高めなので、訪れる時間帯を工夫する必要がありそうです。この日、我が家は8時半に訪れてサクッと駐車できましたが10時半頃には満車でした。

北谷町「砂辺ビーチ」の駐車場は砂辺馬場公園の無料駐車場を使う

砂辺ビーチの様子

見ての通り穏やかな海。この日は風も弱く、海遊びには最適な1日でした。海に向かって右側(この写真の中央の緑の付近)には突堤と呼ばれる防波堤があります。

北谷町「砂辺ビーチ」から嘉手納方面を眺める

海水浴場の施設がない

先に書いた通り、砂辺ビーチは沖縄県の条例に基づいた海水浴場ではありません。ですが、手付かずな自然のビーチでもありません。高潮や侵食対策が整備がされ、ご覧の通り遊歩道から海岸に向けてブロックが積み上げられています。砂辺ビーチは地元の人が小規模で訪れるような場所で、自販機は砂辺馬場公園のあたりまで歩かねばなりません。事前にドリンクなどを用意したほうが便利かと思いました。

北谷町「砂辺ビーチ」遊歩道とビーチの間にはブロックが敷かれている

我々は7月の海の日に訪れたのですが、海水浴場ではないので利用者が少ないのかなぁ。ここはプライベートビーチかと思うほど人がいません。

北谷町「砂辺ビーチ」砂地で波がなく、こどもが遊びやすい

また、海水浴場ではないため海の家などの売店はなく、更衣室やパラソルの貸し出しもありません。我が家はワンタッチテントを出して荷物置き場にしました。このテントは高さがないので、着替えは車の中で済ませました。

北谷町「砂辺ビーチ」簡易テントで日陰を作る

シャワーやトイレもありません。自宅から水道水を入れた簡易シャワーを持ってきたし、砂辺馬場公園のトイレを利用したのでなんとか事足ります。

北谷町「砂辺ビーチ」にはシャワーやロッカーなどはないので、簡易シャワーを持ってきた。

シュノーケルしてみた

砂辺ビーチでシュノーケルをしました。この日は満潮、風の少ない日に訪れました。期待していたより水中がクリアではなく、やや濁っていました。ビーチからサクッと泳げる範囲にはお花畑のようなサンゴ礁はなさそうでした。岩場をトゲチョウチョウウオっぽいのが泳いでます。

北谷町「砂辺ビーチ」でシュノーケルした時の海中の様子(その1)

白黒のシマシマが特徴のロクセンスズメダイもいました。

北谷町「砂辺ビーチ」でシュノーケルした時の海中の様子(その2)

青いのはルリスズメダイでしょうか。コバルトブルーで一際目立ちます。

北谷町「砂辺ビーチ」でシュノーケルした時の海中の様子(その3)

この日のシューケルはビーチから200m弱のところでした。場所的にはこのあたりかな〜。

波が穏やかな砂地だから、こどもが遊びやすい

午前中の早い時間帯とあって、地元のこどもが何かを捕まえに来ていました。他にも犬のお散歩で立ち寄る人も1組、2組いたかなぁという感じ。地域の人に親しまれている海辺のようです。

北谷町「砂辺ビーチ」は浅瀬が続き波が高くないので子連れで遊びに行きやすい

おもむろにサンゴを砂地に立て始めるお子サマー。この後、海水をすくってかけていました。トトロのドングリの木を育てるシーンを真似ていたようです。こどもの発想ってすごいね!

北谷町「砂辺ビーチ」砂浜にサンゴを立てるお子サマー

ビーチには無数のヤドカリがいました。咄嗟に動くとヤドカリが止まるので、どこに隠れているかすぐわかりますね。何匹でも捕まえられます。

北谷町「砂辺ビーチ」ヤドカリがいっぱいいた

ヤドカリの学校ができそうなほど。ついでにカニも1匹捕まえました。

北谷町「砂辺ビーチ」ヤドカリやカニを捕まえた

砂浜に飽きたら海遊び。この頃のお子サマーは背中に乗る(通称:カメさん)のが好きなようで、深さ1.5mほどのところで延々と泳がされました。カーチャンは沈みそうですが、お子サマーが楽しそうで何よりです。

北谷町「砂辺ビーチ」カメように背中に登って泳ぐようお子サマーに指示を受ける

軍用機の離発着を眺められる

砂辺ビーチから直線距離で1kmほどのところに嘉手納基地の滑走路があって、海で遊んでいると軍用機が離陸していきます。日によっては着陸が見られるかも。

北谷町「砂辺ビーチ」嘉手納基地から米軍機が飛び立つ。

離陸した軍用機は宜野湾・那覇方面へ飛んで行きました。このくらいならエンジン音も全然我慢できる。

北谷町「砂辺ビーチ」嘉手納基地から北谷方面に飛んでいく米軍機。

海で遊んでいると、ステルス戦闘機が3機、4機と離陸していきました。戦闘機はさすがにものすごい轟音です。これにはお子サマーも耳を塞ぎ、「せんとうき、うるさい」と。我らただの親子にはこんな扱いを受けていますが、飛行機ファン・軍用機ファンにはたまらない場所かもしれません。この日は海の日でアメリカには関係のない日本の祝日でしたから、戦闘機は演習でバンバン飛んでいきますけれど、普通の週末なら飛んでいくことも少ないように思います。

北谷町「砂辺ビーチ」轟音と共にステルス戦闘機が飛び立つのを海上から撮影。

謎の岩場!いったい何のための物?

気になるものがありました。ビーチ中央に横たわるコレ。干潮で水が引いたら完全に姿を現すであろう浅瀬にある、謎の物体。これ、なんだろ?

北谷町「砂辺ビーチ」には積み石された何かがある

別の角度からも。青い海。白い砂浜。黒い積み岩。うん、違和感しかないね!
最初は大きな岩をUの字にくり抜いてるのかなと思ったんですけれど、よく見ると石垣のように積み上げているのでした。気になったので海側から入ってみたのですが、これはオススメしません。側面があることで予測しない潮流を作るため、Uの字の中に入るのも外に出るのも大変。とにかく、なんでしょう、これ。

北谷町「砂辺ビーチ」岩をくりぬいたような人工物がある

海から戻ってこの記事を書くにあたり、この岩がなんなのか様々な検索ワードで調べましたが、ネット上で明確な答えが見つからないようでした。そこで沖縄の皆さんに聞いてみようとTwitterに投稿したところ、リツイートやいいねをしていただきましたが答えは見つからず。

Facebookにも同様の投稿をしたものの、明確な答えが得られず... ウチナンチュの皆さんでも知らない物なのか、それとも口に出しにくい物なのか。ネット検索の過程で砂辺ビーチがアメリカ軍上陸の地だと知ったので後者の可能性も感じつつ、この島の謎については真の沖縄ローカル情報サイト「DEEokinawa(でぃーおきなわ)」に託そうとネタをご提供済みです。いつか記事化され、わたしの不思議を解決してくれますように!

まとめ

ということで、北谷町にある人工ビーチ「砂辺ビーチ」へ行ってきました。砂辺ビーチは子連れで遊べるとても穏やかな砂地のビーチでした。結構浅瀬なので、目的に合わせ満潮干潮のタイミングを調べてから訪れましょう。また砂辺ビーチは海水浴場ではないのでシャワーや更衣室、トイレ、海の家などはありません。遊びに行く時は自分で準備を整えて方訪れましょう。日焼け対策もお忘れなく。

嘉手納基地からの米軍機やステルス戦闘機の騒音があるものの、離発着を眺められると言う点は飛行機ファン・軍用機ファンにはヨダレものの立地かも。謎の積み岩については、DEEokinawaに託しました。いつか記事化されるといいなぁ。
終わり。

お店の情報

店名 砂辺ビーチ
住所 〒904-0111
沖縄県中頭郡北谷町字砂辺247-5
営業時間 夜明けから日没まで
定休日 不定
駐車場 砂辺馬場公園の無料駐車場を利用


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ユッキー@毎日ビール

沖縄在住11年目のグルメブロガー。
沖縄で食べ飲み歩いた店は1000軒超。
ビールと旅が好きで、国内・海外グルメやビアバー情報も綴ってます。
最近の楽しみは、ライブ遠征と母子旅。

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