函館の大門→十字街とハシゴした後、市電に乗って五稜郭公園前停留場で下車しました。ここから実家まで30分以上歩かねばなりません。函館は車社会で公共交通機関は強くなく、終電も22時台と早いのです。歩くには距離があるし、休憩がてらラーメンでも食べながら帰ろうかなと立ち寄ったのが「ラーメン専門店 しお家」です。五稜郭本町の飲屋街にあるので、営業時間も朝3時までと深夜営業です。黄色い看板に引き寄せられるがまま店内へ。
店内に入ると、カウンター席がズラリ。奥にテーブル席がありました。わたしがお店に入ったのは22時半頃。遅い時間にオープンするラーメン店なので、お店にとっては早い時間の客ですが、ここに食べに来るお客さんの多くは酔っ払いばかりなハズ。もちろん、わたしも酔っ払いです。
それでは、しお家のラーメンをメニューをチェックです。メニューの上部を埋めるのは、店名にもある塩味のラーメン。ただの塩だけじゃなく、とんこつ塩もあるんですね。その後は正油、味噌、とんこつ味噌、キムチ、辛味噌と続きます。トッピングはチャーシューとバターコーン、そしてワンタン。麺の大盛りと、麺の種類変更も可能です。
裏面には餃子、ライス、おつまみ、飲み物がありました。加えて「お腹にやさしい塩ラーメンを、ぜひお召し上がりください。」とも。やさしい味のラーメン屋さんなのでしょう、翌日ランチの予定があるけれど、ここなら安心してシメラーメンが食べられそう。
さあ、注文した塩ワンタンメン(910円)が着丼です。オーダーから5〜6分でやってきました。麺を手延平麺(+80円)に変更してみました。
まずはスープから。黄金色のスープは、本当にあっさり。これだけあっさりだと、スープ本来の旨味がしっかり感じられます。豚骨と鶏ガラがベースのスープにはネギが浮かび、風味がほんのり変わるのもよし。確かにやさしい、だけどしっかりウマい。飲み終わりに通いたくなるいいラーメンだわ〜!
メニューに「北海道では当店のみ!!」と書いていたのが気になった手延平麺です。多加水のプリプリ麺が好きな方にオススメしたいなぁ。わたしは好みの麺でした。しお家のスープはやさしい中に芯があるんでしょうね、この麺の存在感に負けず、むしろ相性が良かったです。
塩ワンタンメンの具材はワンタンが3つ、チャーシュー、メンマ、ホウレンソウ、ネギ。チャーシューは脂身とろとろ、肉質しっかり。塩ワンタンメンにチャーシュートッピングすれば最強だわ!
ところで、函館のワンタンってこういう形が多いんでしょうか。近くにあるひらき家もこんな形でした。平べったくて、大きくて、皮は薄めでびろろろ系。函館(というか五稜郭本町周辺)はこれが主流なのかなぁ。もうちょっと食べ歩いて勉強せねば。
ワンタンの餡はお肉がたっぷりで、柔らかい食感。やさしい塩スープとワンタンの相性、抜群です。
こちらは卓上調味料。ですが、函館のシンプルな清湯塩スープには、味変など不要派のわたし。胡椒を入れようもんなら、おいしいスープのバランスが崩れ、完璧じゃなくなってしまう気がして、最初から最後まで提供されたままいただきます。函館の塩くらいです、味変しないラーメンは!
お店を出るときにゲットしたショップカードには、営業時間が22時〜3時と書かれていました。メニューには21時半〜3時だったんですが、正解はどっちなんでしょ?いずれにしろ、21時半か22時という宵の口にシメのラーメンを食べるような飲兵衛は少ないと思うので、時間を統一しなくても大勢に影響はないのでしょう。
お店を出たのが23時前でした。夜にお腹いっぱい食べてしまったので、酔い覚ましも兼ねて歩いて帰りました。夜の五稜郭公園&五稜郭タワーもいんでないかい!
ということで、函館は五稜郭本町にある「ラーメン専門店 しお家」に行ってきました。周辺と比較するとラーメンの価格が若干高めですが、そのお味に納得です。角がなくやさしい塩ラーメン、ここはわたしのシメラーメンに指定したいと思います。すっかり酔っ払って食べに行ったのに、味はしっかり覚えているので、ほんとにおいしかったんだろうなぁ。昼に営業していないので、飲兵衛あるいはラヲタだけが知っているお店かもしれません。また帰省の際に訪れたいと思います。ご馳走様でした!
終わり。
住所:〒040-0011 北海道函館市本町10-19
(*・ω・)つ 北海道食べ歩き情報もどうぞー♩