この2ヶ月ほど、食堂を訪れては沖縄ちゃんぽんばかり食べています。それを見たSNSのフォロワーさんが「東町においしい店がある」と教えてくださいました。国道58号線から一本裏にある、「沖縄食堂Dining 東雲」です。東雲とは、明け方の東の空にたなびく雲を指します。高校生の時からこの読み方と響きが好きなわたし、紹介してもらったこのお店が気になってランチに向かいました。
店内にはカウンター席とテーブル席、お座敷席がありますが、わたしのようなひとり客は基本的にカウンターへ案内されるようです。店内に入ってすぐ、むわっとマスク越しにタバコの香り。客席にも灰皿が置かれ、今時代となっては珍しい喫煙可能なお店です。食後に紙タバコをふかすお客さんも見られます。東雲は愛煙家のオアシス的存在かもしれませんが、一方で子連れでの食事には向いていません。
東雲のランチメニューはこちら。沖縄の大衆食堂らしく、沖縄そばにゆし豆腐、チャンプルー、揚げ物系の定食など様々揃います。単品メニューもあるしランチにもお酒メニューが並ぶので、昼飲みにも使えるかもしれません。
東雲には日替わりのランチがあるようで、お店の外にこんな看板が出ていました。わたしが訪れた日はランチのAが沖縄そばとイナリセット、Bがちゃんぽんでした。さらに+150円で半そば、+100円でゆし豆腐という組み合わせも可能なようです。
沖縄ちゃんぽんを食べに訪れたので、お店の方に「メニューの沖縄ちゃんぽん(750円)とランチBのちゃんぽん(650円)、違いはありますか?」確認してみました。どうやら違いはないらしく、ならば安い方をとランチのBを注文です。
注文後、大きなテレビで昼の情報バラエティ番組を眺めていると、ランチBのちゃんぽん(650円)が到着しました。ミニそばと漬物、冷奴がついています。ごはん少なめでオーダーしたので、通常はもっとボリュームがあるはずです。
沖縄でいうところのちゃんぽんはご存知の通り麺類ではなく、野菜炒めの卵とじがごはんに乗せられています。東雲ではタマネギ、ニンジン、キャベツ、ニラあたりの野菜と、ポークとコンビーフハッシュを使っているようでした。
さっそく一口。おお〜!味付けがおいしい!濃過ぎずジャンク過ぎず、野菜のシャキ感があってほどよくオイリーで、バランスがよいです。どこか遠くに胡椒も感じて、ジャンク系の味をキュッと引き締めています。卵のとろっとしたところが残るのも味わいの変化が楽しめていい感じ。これまで食べた沖縄ちゃんぽんの中でもかなり好みな味わいです。
このままでもおいしく食べられそうですが、わたし的に沖縄ちゃんぽんといえば七味唐辛子で味変が定番になってきました。東雲の七味唐辛子は、ピリッと強めの辛味成分で、これが良い刺激。味付けが好みな上、この味変を用いて、最後まで飽きずに食べられました。
定食の汁物はミニそばです。強すぎない出汁がほどよくて、ちゃんぽんの味を邪魔しません。一口サイズの冷奴は、ややしっかり目の絹ごし豆腐。沖縄で絹ごしって珍しいよね。
お腹いっぱいだったので今回はいただいていませんが、セルフサービスのドリンクもついています。食後のアイスティーまたはアイスコーヒーは店内のこちらからご自由にどうぞ。
ということで、那覇市東町にある「沖縄食堂Dining 東雲」でランチを食べてきました。お値段もお得だし、沖縄ちゃんぽんの味付けが相当好みでおいしく、これはリピートして他の定食もいろいろ試したいぞと思いました。ただ、非喫煙者なわたし的には、全席喫煙可なところで若干躊躇しちゃう…。遅ランチなどのお客さんが少ないタイミングで、パッと食べてパッと退店すれば良いのかも。次回訪れる際は、沖縄みそ汁、イナムルチー、牛肉と豆腐のニンニク炒めあたりを食べてみたいと思います。
終わり。
お店の情報
店名 | 沖縄食堂Dining 東雲 |
住所 | 〒900-0034 沖縄県那覇市東町4-12 |
営業時間 | 月〜金曜:11時〜16時、17時〜24時/土曜:11時〜15時、17時〜24時 |
定休日 | 日曜 |
駐車場 | なし。近隣にコインパーキングあり。 |