那覇新港の北マリーナ付近にある「食処さかなやぁー」は漁師直営の食堂です。沖縄にはこういった漁師直営の食堂がいくつもありますが、こちらのお店は那覇の中でも車がないと訪れにくい立地にあります。お店の前には6〜7台ほど停められる駐車場があり、オープン後あっという間に埋まってしまったのが印象的でした。
駐車場が満車になるということは、店内も満席というわけで。食処さかなやぁーの入り口にはウェイティングボードが置かれていました。「偽名でOK」らしいので次回はウケ狙いの名前を考えてから行こうっと。
我々が訪れたのは、オープン時間の11時を少し回ったところ。店内にはすでに2組のお客さんが食事を楽しんでいました。この後ドカッとお客さんがやってきて、12時前には満席です。
店内の壁には電灯潜り漁の絵が描かれています。電灯潜りとは漁の方法で、夜に水中電灯を使って海に入り魚を突いて捕るんだそう。夜の海なんて危険がいっぱいな気がしますが、それでも夜に漁に出るメリットがあるのでしょう。
窓の外には那覇新港の北マリーナ。ここから船に乗ってダイビングに出たことがありますが、アクティビティ前後の食事処としての使い勝手もありそうです。
食処さかなやぁーの食事メニューは実にさまざま。刺身に揚げ物、煮付け、汁物など、沖縄の海の幸をいろんな食べ方で堪能できそうです。しかも漁師めしですから、新鮮な上においしいことが期待されます。
注文は券売機で食券を購入するタイプ。上から生物・汁物・焼物・丼物・揚げ物炒め物・バーガー・マグロ・日替わりと並べられているようです。
この日はお目当てだったマグロ中落ち定食が売り切れていたので、お刺身5点盛り定食(1000円)をチョイスしました。お子サマーとシェアしようと思っていたら、お店の方が一部をサービスしてくださり、それでお椀と小鉢がふたつそろっています。
こちらがこの日のお刺身です。頭と背骨だけになったイラブチャーが睨みをきかせていますが、そんなの気にしません。
お刺身には何の魚かわかるよう、札がつけられていました。沖縄の魚の味を覚えきれていないわたし、ありがたいなぁと思いました。この日はイラブチャー・チヌマン・シイラ・イカ・高瀬貝の5種類です。
1種類につき5切れは盛りつけられてボリューム満点。テカリもあって脂乗りも期待できます。
魚の札はあったけれど、箸で掴み上げた魚の種類がわかりません。イラブチャーかチヌマンかシイラか… 銘柄はわからないものの、食べるとおいしかったです。
この脂乗りのよい魚もイラブチャーかチヌマンかシイラか… 沖縄の魚の名前が全然覚えられません。
汁物は魚のアラ汁でした。旨味のあるスープはもちろん、身がしっかり残ってるところも嬉しい限り。
ごはんもこの山盛り具合。いわゆる昔ばなし盛りとかドラゴンボール盛りとかいうアレに近しいです。
小鉢は魚の揚げ物でした。うまうま。
食後、お店の入り口にある大きな水槽に何かがいると人だかりになっていました。わたしも覗いてみると、なんとイラブー(海へび)です。
2匹いて、そのうち1匹がめちゃ動く子でした。水槽上につけられた網の隙間から出てこようとするんです。これには周りにいた大人も子どももビックリ!
「イラブーが逃げそう!」と店員さんを呼びに行った人もいましたが、どうも日常茶飯事なのか、店員さんは素手でイラブーを捕まえていました。ええっ、これ触っていいの?!めちゃくちゃびっくりしたー。
ということで、那覇市港町にある「食処さかなやぁー」でランチを食べてきました。漁師が営む食堂はボリュームもあってお腹が満たされました。この界隈にはお食事処があまり多くなく、なのでダイビングの時などにも立ち寄りやすくて良さそうです。もしお店の入り口にイラブーがいても観察だけにして、くれぐれも手を出したりしないようご注意を。もうめっちゃビックリしたんだから〜!
終わり。
お店の情報
店名 | 食処さかなやぁー |
住所 | 〒900-0001 沖縄県那覇市港町3丁目1−17 沿岸漁協 |
営業時間 | 11時〜15時 |
定休日 | 月曜 |
駐車場 | お店の前に駐車場あり |