2021年12月4日、7th Heaven Kozaで行われた、紫 結成50周年ライブ「MURASAKI 50th ANNIVERSARY LIVE」に行ってきました。この日の同時にライブ配信もあり、また2022年公開予定の紫のドキュメンタリー映画の撮影も兼ねていたようです。そんなワンマンライブとはつゆ知らず、下手最前列の一段高くなった客席からライブを楽しんできたライブレポートです。
KEEP ON ROCKING! MURASAKI 50th ANNIVERSARY LIVEレポート
セットリスト
第一部
01.Heaven’s Gate
02.Why Do You Lie?
MC
03.Borders Drawn in Blood
04.Forever in Your Eyes
05.No Monsters
MC
06.Kaleidoscope of Love
07.Into the Sun
休憩
第二部
08.Doomsday
09.Devil Woman
MC
10.Do What You Want
11.Mother Nature's Plight
MC
12.Starship Rock'n Rollers
13.Double Dealing Woman
アンコール
14.Highway Star
15.Smoke on the Water
ライブレポ
暗転、SE明けてすぐの機材トラブルのHeaven’s Gate。配信ライブのためか止めることもできず、しかしながらそこは経験のアドリブでカバー。ステージ上のメンバー、ハコスタッフでうまく対応されたと思います。疾走感のある好きな曲だけに頑張れー頑張れー思ってました。
Why Do You Lie?明けのMCでJJが「こっちの方(客席フロア)、エネルギー最高!」「こっちの方(ステージ)、緊張!!」「緊張するの、わかってる?みんなの歳わかってる?」と。「Ready, This next song... ちょっとテンション上がってるねー すみません」のあたりで、この日の緊張感とフロアの盛り上がりを感じます。そりゃそうだ、「映画用の収録でもあるから盛り上がって!」と開演前にスタッフから煽られたのだから、客席がいつも以上に盛り上がるはずです。笑
4曲目のForever in Your Eyesも経験でだいぶカバーしたような状態だったけれど、いわばそれもライブならでは。もう仕方なかったんだと思います、ライブ映像を全世界に配信していたので止められないだろうし、なんとか持ち直してと願う気持ちでいっぱい。一緒に見ていたYさん推し曲なのでこの音源欲しいなぁと思ってるんだけど、どうも発表当時のライブ会場限定CDだったらしく、入手方法を思案せなというところ。
No Monsters、Kaleidoscope of Love、Into the Sunあたりはシロウトには安定感のある演奏に見えていました。曲幅があるから、紫のワンマンは楽しいですね。Kaleidoscope of Loveの旋律とJJの甘めの声質が素敵。英語の歌詞はわかってないんだけどね。チビさんがライブ中、客席の誰かに「辞書引きなさい」ってツッコミ入れてたけど、歌詞カードをGoogle翻訳しながら曲を眺めても、意図する意味が100%理解できるはずもなく。なので、もうこのまま歌詞の意味がわからんままでいいかと思ってます。歌詞よりもドラムが、ハモンドが、ギターがよければ、それでもいいじゃない。
Into the Sunの疾走感がとても大好きなのですが、2週前の7th Heaven Koza周年祭で聞いたInto the Sunのテンポが音源より遅めに聞こえて「あれ?」と思っていたのだけど、この日はいつものスピード感があって、イントロのズデデデーからずっとノリノリ。シブいギターソロもシビれる!
休憩明けのDoomsdayは、耳に残るイントロと力強い歌。いやーかっこいい。ミラクルシティコザで桐谷健太がDoomsdayをどう歌いこなすのか、映画が楽しみであります。
タッタカタッタカなリズムのDevil Woman、チビさんボーカルのDo What You Want、曲の後半は沖縄らしい音色に変わっていくMother Nature's Plight。紫の音楽は何かを啓示するような曲が時折あるように思いますが、この曲もまさにそれ。JJが歌ってるこの曲は2度目、2週前の7th周辺祭もそうだった気がします。その後、JJの「Space!」で始まったStarship Rock'n Rollers。宇宙空間を飛んでいくようなStarship Rock'n Rollersが好きで、この曲でもジャンピンしてたなー。
そして本編最後を締めくくるのは、紫のといったらこの曲、Double Dealing Woman。いつ聞いても、何度聞いてもいい。疾走感、音の厚み、ハモり。超アガる!紫からはSo go away woman get outta my lifeしたくない。笑
アンコールは定番のHighway StarにSmoke on the Waterでした。これも聞かなきゃ紫ライブを終えられない!
まとめ
ということで、紫 結成50周年ライブ「MURASAKI 50th ANNIVERSARY LIVE」に行ってきました。来年2022年にはドキュメンタリー映画が公開されること、新曲の発表を控えていること、そして川崎のクラブチッタでも何かあるかもという予告も飛び出した今回のライブ。依然として精力的に、チャンスを手にして貪欲に前進する様は見習うものがあると思いました。わたしが生まれる前に発表された曲に酔いしれてるわけですからね、いやぁー、すごいバンドだわ。
ステージ上も客席フロアにもいくつかトラブルがあったけれど、全般的にいいライブだったと思います。わたしがこうして、ライブ翌日に配信チケットを購入して聞き直しているのは、よい空間だったからなのです。
ライブ終わりにJJと写真撮影させてもらいました。憧れのボーカルなので、ニヤニヤしすぎて鼻の下伸ばしまくり。デレデレしてるこんな写真はオープンな場所に出さないでおこうと思います。
最後に。紫ファンになって日の浅い(といっても7〜8年は見てる)わたしが、何故ライブレポートを残そうとしているか。それは、これだけのバンドであるのに、インターネットの世界にはあまりライブレポやセットリストがオープンな形で見かけないからです。セットリストがないと曲名もわからず、収録アルバムも探せません。わたしはファンになりたての頃、出だしで苦労しました。だから新しくファンになる誰かの手がかりになる情報を残したく、時間を費やして記事を書き上げました。紫は沖縄の宝であり、日本のロックシーンに欠かせない存在と信じています。そのため微力ながら情報発信をさせていただきました。新参者ゆえに曲名とかあってるのか心配ですが、誤表記があればこっそりご連絡ください。
終わり。