恩納村の有名な観光スポット・万座毛が、2020年10月にリニューアルしたのをご存知ですか。以前は昔ながらのお土産屋さんと古いトイレがあり、景観は無料で楽しめたのですが、リニューアル後は万座毛周辺活性化施設という立派な施設ができたのです。万座毛周辺活性化施設っておかたい名称だから、そのうち愛称的なものを募集したりするのかな〜って思ったり。
3階建構造の1階にはお土産屋さんとトイレなどの休憩スポットが、2階は飲食店と売店、3階には展望デッキがあります。朝8時オープンで、閉店時間は月によって異なるそうです。公式サイトによると1〜3月は19時、4〜10時は20時、11〜12月は18時閉店とのこと。
この日わたしは恩納村でお仕事でした。ただ、コロナ禍の恩納村には、時間潰しできそうなカフェが営業しているように思えず... そんな時に思い出したのがこちらの万座毛周辺活性化施設でした。フードコートっぽいところがあるので平日のお昼前、しかもコロナ禍ならば閑散としているだろうな、と。予測は当たり、この日は貸切状態。コロナ明けには混み合って欲しいなぁ。
何より、テラスは万座毛の絶景です。仕事じゃなければ最高なのに。
以前の万座毛は無料で素晴らしい景観を楽しめたのですが、リニューアルに合わせ観覧料100円/人が必要になりました。100円なら全然支払える額だし、それを環境保全に使ってもらえるなら全然OKだよね。
この日、パソコン作業しながら「琉球料理 松ノ下」でブランチ、というか早ランチをいただきました。こちらのお店は、万座毛周辺活性化施設2階のフードコート的な一角にあります。
注文とお支払いは券売機でサクサクと。食券を渡した後は、呼び出しベルが鳴るまで仕事をして待ちました。
まずは軟骨ソーキそば(800円)を受け取ります。ぱっと見、一般的でオーソドックスな沖縄そばって感じ。
調味料類はお料理の受け取り口に置かれていました。このご時世のためか、はたまたフードコートのためか。コーレーグースを小さなお皿に入れてテーブルに戻ります。
軟骨ソーキそばはあっさり系で優しい味付けのスープでした。平打ちの茹で麺に、沖縄本島北部(名護市)が近いことを思わせられます。
こちらはトッピング。軟骨ソーキは大きめのものが3つとかまぼこがメインです。そこに錦糸卵とネギが乗せられて彩りが美しい。
ぷるぷる・とろとろの軟骨ソーキ。こちらもスープ同じく味付けが濃くなく、全体的にあっさりと食べられるそばでした。味変でコーレーグースを入れると変化が生まれ、より一層おいしくなります。
対するゴーヤーチャンプルー(単品650円)。こういうお店でチャンプルーの単品って珍しい気がします。普通はごはんやスープなどとセットになった定食で出てきますよね。
琉球料理 松ノ下のゴーヤーチャンプルーは、薄切りでシャキシャキ感と苦味が残っています。ご飯が進む濃い味タイプで、細切りのポークの旨味が炒め物全体に滲み出ています。野菜と一緒に炒められた島豆腐が柔らかくておいしかった。どこの豆腐屋さんかなぁ。
軟骨ソーキそばにゴーヤーチャンプルーの単品を食べて、おなかいっぱい。その後もフードコートで仕事をこなして、そろそろ移動...と思ったら!こんなPOPを見かけました。11時〜14時はチャンプルー単品価格のままランチセットの定食になるそうです。これ、とてもお得!
ということで、リニューアルした万座毛の施設2階「琉球料理 松ノ下」でランチを食べてきました。
全然話が変わるのですが、かつて那覇の三大料亭と呼ばれたひとつが「料亭松之下」だったそうで、今回の琉球料理 松ノ下と名前が近い気がします。しかし、お店の横に貼られたパネル(ペリーが沖縄本島を調査した際、恩納村を訪れた探検隊が「松並木が見事と記録した」という内容が書かれていた)を見ると、店名は恩納村の松並木が由来しているのかもしれないし、そうなるとかつての那覇の料亭と異なる気もします。いや、でも、何か由縁があるのでしょうか、気になるなぁ。もし詳しくご存知の方がいらしたら、SNSかメールで教えていただけると嬉しいです。
終わり。
お店の情報
店名 | 琉球料理 松ノ下 |
住所 | 〒904-0411 沖縄県国頭郡恩納村恩納2767 万座毛周辺活性化施設内 |
営業時間 | 8時〜18時 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | 万座毛周辺活性化施設の無料駐車場を利用可 |