沖縄市にある「HOPPED UP」というクラフトビールのボトルショップ(酒屋)に行ってみました。お店は一番街のG2 Tattooというタトゥーショップと同じ建物にあり、この階段で3階まで上ります。夜8時過ぎに向かったのですが、なんというか、言葉を選ばずに書くとまぁガラが悪いんですよね。ここにクラフトビールのお店があると知っていても躊躇する雰囲気です。コザ飲みに慣れているわたしですら「あーガラ悪いなー」と思うのに、65歳のウブなおかんはよくついて来てくれました。
週末のゲート通りはベース(主に嘉手納基地)からコザに飲みに来る米軍関係者も多いですし、2階のタトゥーショップも21時とかまで営業していてアングラ感を増長させるワケです。黒壁に緑ネオンがシロウトを阻んでいるように感じました。こちとらクラフトビールに関してはシロウトじゃないんだ、と気を強く持ってグイグイ階段を登ります。
2階から3階は灯りが控えめ。これはこれで怖い。古アパートの階段を足元に注意しながら向かいます。
入り口も古いアパートのようだし看板も出ていません。本当にここがボトルショップなの?と不安になりつつ、念のため呼び鈴を鳴らしてドアを開けました。するとクラフトビールが並んだ冷蔵庫が!ああよかった、酒屋・HOPPED UPだ。店内には店員さん1名、福岡からの先客が1名、そしてわたしとおかんの4名のみです。小さなボトルショップですが、空間は意外と広めです。
店員さんに話しかけると、購入したビールは持ち帰ってもいいし試飲程度なら勝手にイートインしてもよいとのこと。腰を据えて飲むようなお店ではありません。あくまで酒店と理解して訪れましょう。冷蔵庫を眺め、普通では沖縄では飲めなそうな国産クラフトビール のボトルを取り出しました。
こちらはヨロッコビールのChoppy Saison #005(1000円)です。ヨロッコビールは神奈川県逗子市のクラフトビールで、沖縄ではなかなか飲めないビールのひとつですよね。製造量がそこまで多くないので神奈川県内でもそんなに流通していないと記憶していますが、沖縄までよく来たなぁ。セゾン酵母の香りと柑橘系の爽やかで軽いビールでした。ゴクゴクいけちゃう。
ビールを飲んでいると、店員さんが「屋上もあるんですよ」と見せてくれました。こっちも広々。壁に大きく描かれた文字の意味はわかりません。BeerとKOZAのフォントしか読めぬ。
店内に戻り、福岡からの先客と少しお話を。彼は既に2〜3本同じビールを飲み続けているようです。Revision BrewingのReno As Fuckがおいしいとめっちゃオススメされました。
これも何かのご縁ですから、わたしもRevision Brewing Reno As Fuck(1300円)をいただいてみます。ヘイジーなダブルIPAでアルコール度数は8.4%。ハイアルコールなのにスイスイ飲めちゃう危険なニューイングランドIPA。アメリカのビールはおいしいけれど、沖縄ではなかなかお目にかかれません。こんなにアメリカ人が多いのだから、アメリカンビールが爆発的に流行ってもいいのになぁって毎日思ってる。
ということで、沖縄市の一番街にある酒屋「HOPPED UP」に行ってきました。店名について「ビールの原料であるホップから命名したのかなぁ、冷蔵庫に並ぶビールもホッピーな物が多かったしなぁ」と安直に考えていたけれど、HOPPED UPという言葉を調べたらラリッてるという俗語とわかりました。わたしはホップヘッドだし否定できません。しかしすっごいネーミングの酒店だなぁ。これだからコザは楽しい営業日は週4日、営業時間は木・日曜日は13〜20時、金・土曜日は13〜24時とのことです。店主の都合で若干の変更はあるかも。なかなか楽しかったので、コザ滞在時にまた伺おうと思います。
終わり。
住所:〒904-0004 沖縄県沖縄市中央1丁目10-16 3F
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