川崎「丸大ホール」飲兵衛必見の名店で朝飲み!食堂を兼ねた老舗酒場は平日午前中も大盛況だった。

ユッキー@毎日ビール

川崎「丸大ホール本店」で朝飲みを堪能した様子

川崎に住んでいたことがあるのに、当時は知らずにいた朝飲みスポットを訪れました。その名は「丸大ホール本店」。お店はJR川崎駅と京急川崎駅の真ん中にあり、午後イチで羽田を発つわたし的には、空港へ向かうのにも便利な立地。こちらは昭和11年(1936年)創業の、飲兵衛には知られた名店だそうです。が、川崎市民だった当時は、こんなシブい大衆酒場に気付いていなかったなぁ。もったいない!

川崎「丸大ホール本店」の外観

丸大ホールは午前10時オープン。そこでわたしはブランチ代わりの昼飲み、というよりも朝飲みで利用しました。暖簾が出されたオープン時間ちょうどに、麦焼酎一升瓶をキープしている常連さんを追って入店しました。10時台はお客さんもパラパラとまばらですが、11時半頃にはほぼ満席状態です。平日でこれです。ちなみにお店奥のテーブルが禁煙席、手前が喫煙席となっています。ただ、仕切りがないので分煙とは言えないかも。電子タバコのお客さんもいれば紙巻タバコ派の方もおりました。THE昭和!

川崎「丸大ホール本店」は平日の11時半にはほぼ満席状態だった

丸大ホール本店のメニューです。テーブルにはメニュー表がなく、店内にぐるりと張り付けられたメニュー札の中から、おつまみを注文します。ここは食堂も兼ねているので、ラーメンやそば・うどん、丼ものに定食などのメニューもあります。その他はおつまみ類がズラーッと。カウントしていませんが、メニュー数は100種類にものぼるんだとか。こちらは2023年9月時点の情報なので、最新版はお店でご確認を。

まずは瓶ビール(大瓶、650円)を注文しました。キリンラガーを選んだのは、このお店のすぐ近く(横浜市鶴見区生麦)にキリンビール横浜工場があるから。一番搾りではなくラガーなのは嬉しかったけれど、お店が昭和な雰囲気ですから、非熱処理のクラシックラガーならより一層嬉しかったなぁ。そんなウンチクにこだわるのはわたしくらいで、他のお客さんはアサヒビールを選ぶ人が多そうでした。

川崎「丸大ホール本店」瓶ビールはキリンラガーを選んだ(大瓶、650円)

まずやってきたおつまみは、スターターにピッタリの白菜漬(250円)。ほどよい塩気に、シャキシャキ食感。ひとりでつまむには、サイズ感がいいですね。一升瓶をキープしている常連さんも白菜漬をつまんでいました。ということは、100種類のおつまみの中でも、間違いない一品といえそうです。

川崎「丸大ホール本店」白菜漬(250円)

お次は目玉焼(350円)。朝ごはんの定番をおつまみにしてしまう、そんな平日午前の体たらく。お皿には半熟の目玉焼きがふたつ。なるほど、両目玉というわけですね。川崎を楽しむ不良カーチャンを見透かされている気がしました。ええい、さっさと食べてしまおう。

川崎「丸大ホール本店」目玉焼(350円)

醤油を垂らします。つい数年前まで、目玉焼きやハムエッグなどの類をアテにするなんて、考えたこともありませんでした。40代に入り、これがおつまみだと気付いたわけです。ソロ飲みの新境地、ここに極まれり。

川崎「丸大ホール本店」目玉焼に醤油をかけておいしくつまむ

目玉焼の裏には、鮮度のよい千切りキャベツと、ゆる〜く甘めのポテサラが隠れていました。緩急ついてる一皿です。これは推せる!

川崎「丸大ホール本店」目玉焼の下には、千切りキャベツとポテトサラダが隠れていた

立て続けにもう一品、野菜天ぷら(550円)もやってきました。キス天も海老天入りの盛り合わせもありますが、丸大ホール本店では野菜オンリーを欲しました。揚げたての野菜天を、出汁を感じる天つゆに通します。サクッとしたピーマン、食べ応えある肉厚ナス、ほんのり甘いサツマイモ、香り高いマイタケ、そしてタマネギやニンジンなどかき揚げ。ボリュームがあって、お腹が満たされる〜!

川崎「丸大ホール本店」野菜天ぷら(550円)

追加でもう一品、マグロぬた(450円)もいただきました。一口サイズの角切りマグロの下には、湯通しした長ネギがたっぷり。そこに甘めの味噌を乗せると、間違いない酒の肴に大変身!ネギぬたというメニューもありますが、マグロぬたを注文すればどちらも堪能できそうです。これはお得!

川崎「丸大ホール本店」マグロぬた(450円)

もうちょっと飲みたくて、店内を見回すと「黒霧島 水割り・ロック等」の文字を発見。店員さんにお湯割もできるか聞いてみたら、OKとのこと。が、まさかジョッキで来るとは思わず、正直、面食らいました。このサイズで450円って。笑 なつかしの黒霧はいい意味で芋臭く、ほんのり甘く、アルコールを感じる昔ながらの味わい。これ、私の原点な芋です。

川崎「丸大ホール本店」黒霧島のお湯割(450円)はジョッキでやってきた。

11時を過ぎると、お客さんがどんどん入店してきます。同じテーブルのお客さんが、カツ丼とビールを注文しました。フタからはみ出るカツのボリュームに、お店の意気込みを感じます。一升瓶の常連さんはワンタンメンを食べてシメていました。あれの姿はとってもスマートで紳士的だったなぁ。客席が混んできたので、わたしもそろそろお会計です。

川崎「丸大ホール本店」のお会計伝票

ということで、川崎にある老舗酒場「丸大ホール本店」へ行ってきました。11時を過ぎるとランチを求めるお客さんもやってくるので、早めに突撃して大正解でした。常連さんもいれば、県外から飲みにきたグループ、飲み屋で働いていそうな枯れた声のおねえさんたち、朝飲みを楽しむ親子、ランチを頬張るソロ客、そして昭和な大衆酒場にニヤつくわたし… 実にいろんな客さんがいたなぁ。

事前にチェックしていたことがひとつあります。ここ丸大ホール本店では、昔ながらの黄色いカレーを食べられるようなのです。ほんとはシメにカレー具(ライスなしのアタマのみ)を注文したかったけれど、お腹がいっぱいで諦めることに。これ、次の川崎遠征の宿題として残しておこう。その時は今回とは違った、ランチ帯〜夕方頃にでも訪れて、雰囲気の違いを楽しんでみたいと思います。
終わり。

お店の情報

店名 丸大ホール本店
住所 〒210-0007
神奈川県川崎市川崎区駅前本町14-5
営業時間 10時〜21時
定休日 土曜
駐車場 なし


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ユッキー@毎日ビール

沖縄在住11年目のグルメブロガー。
沖縄で食べ飲み歩いた店は1000軒超。
ビールと旅が好きで、国内・海外グルメやビアバー情報も綴ってます。
最近の楽しみは、ライブ遠征と母子旅。

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