パレットくもじのラーメン店 Due Italianを訪れたとき、気になるお店を見つけました。いつ行こうかなぁと思っているうちに日が経ってしまい、あっという間に新年度。冬に見かけたお店だったのに、ちょっと暑いくらいの気候になっていました。
目指すお店は「料理とお酒の店 毬」、パレットくもじの9階にあります。このフロア、結構穴場だと思ってます。ひっそりとした雰囲気ですが、知る人ぞ知るな感じもして好きだったりします。
料理とお酒の店 毬の入口には、この日の日替わりランチの見本がそのまま置かれています。これ、とってもありがたいですよね。どんなごはんをいただけるのか、確認してから入店できるのはポイント高し。ちなみに価格が出ていますが、2023年5月から1400円になっているので、この点お気をつけください。
店内に入ると、窓から差し込む光が明るいカウンター席に案内されました。ランチタイムのメニューはひとつだけなので、座ったらすぐに「日替わりランチ、ひとつ」と注文です。店内には泡盛の瓶がたくさん並び、中には平成28年時点で25周年というボトルもありました。ということは2023年で32年ということですね。長く営業されているということは、愛されるお店なのでしょう。
この日は13時過ぎの遅めランチで訪れたのですが、店内にはお客さんが多く残っていました。食後のコーヒーとゆんたくを楽しみながら、お友達とゆっくり滞在する方が多いようです。マダムたちの憩いの場になっているのだろうなぁ。
注文から5分ほどで、サッと届けられた日替わりランチ(1400円)。トレーを埋め尽くす小皿の数はなんと8つ!これで平均550〜650kcalというのです。とってもヘルシー!料理とお酒の店 毬は、那覇市健康づくり協力店のひとつ。沖縄県産食材を中心に、たっぷり野菜と控えめの油で健康的な食事を提供しています。食べてみるとわかりますが、品数が多くって満足度が高いランチでした。
この日のメインは、三枚肉の炊き合わせ。お肉は泡盛や黒糖を感じるしっかりめの味わいで、豚肉の旨みを含んだ煮汁をギュ〜ッと吸わせた葛切りもおいしく。うっちん煮のダイコンに、食感が楽しめるモロッコインゲン、サッと火を通したキャベツも乗せられて、器ひとつにいろんな味わいが詰め込まれていました。
サラダはビーツのドレッシングでしょうか、ほんのり酸味で食欲を刺激します。鮮やかなピンク色の他にも、カラフルなトッピングが目を引いて。サラダの後ろには島豆腐の奴。刻まれた長芋とネギを混ぜ合わせたとろみの餡がかけられ、さっぱりとおいしいです。
黄色みの強いポテトサラダは、粗潰しのごろんとしたジャガイモの食感。優しく甘めの味付けでした。箸休めに嬉しいお漬物には、沖縄らしいゴーヤーの姿も。
ひじきと押し麦の混ぜごはんの味付けはほとんどなく、白米とそう変わりません。変わらないなら栄養価の高い方が嬉しいなぁ。
この日のお吸い物はゆしどうふとアーサの組み合わせ。優しくも主張のある出汁に、生姜の風味も感じられます。ほっこりする〜!
デザートは黒豆の寒天寄せ。ほろっと崩れる食感で、ほどよく甘いのです。そこに合わせた食後のコーヒーは、柔らかな味でホッとします。
久茂地勤務歴が10年目に入ったわたしですが、料理とお酒の店 毬の存在を知らずにおりました。お会計時、お店のおかあさんに「素敵なお店ですねぇ。また食べにきます」とお声がけしたところ、とっても喜んでいただき「お礼にどうぞ」とシーブンをいただきました。わ〜!ありがとうございます!
ということで、那覇市久茂地はパレットくもじ9階にある「料理とお酒の店 毬」の日替わりランチをいただいてきました。マダムが多く、落ち着いた空気もわたし好み。ランチタイムは予約できず早い者順だそうで、夜営業は予約可能とのことです。
沖縄県産食材を使用していたり、沖縄の家庭料理をいただけること、そして立地の良さから地元民はもちろん、県外の観光客にもオススメです。おいしい食事も雰囲気も、おかあさんからいただいたシーブンも含め、味わい深いお店でした。まさかパレットくもじ9階にこんな素敵なお店があったなんて。灯台下暗しとはまさにこのことですね。
終わり。
お店の情報
店名 | 料理とお酒の店 毬 |
住所 | 〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地1丁目1-1 パレットくもじ9階 |
営業時間 | 11時半〜14時/17時半〜22時 |
定休日 | 日曜 |
駐車場 | パレットくもじの駐車場または近隣コインパーキングを利用 |