沖縄本島北部の大宜味村にある「前田食堂」でランチを食べてきました。国道58号先沿いの飲食店の中でも、前田食堂は知名度が高く入店待ちが出るほどの人気店です。
我々は13時過ぎと遅めに訪れたのですが、店前にはズラリと車が停車しており、少し離れたフリーの駐車スペースも結構な埋まり具合でした。地元民はもちろん、おそらく観光客っぽい人もちらほら見かけます。この記事を書くにあたりGACKTの行きつけと知ったのですが、そりゃ知名度爆上げなワケですね〜!
入店待ちの受付リストがあったので記名を済ませ、お店の外に貼られたメニューを眺めながら待ちました。沖縄そばと定食メニューがあるみたい。どっちにしようかなぁ。
しばらくすると名前を呼ばれたので、案内に従って入店。この時、券売機で食券を購入してから客席に向かいます。
想像していたよりもお店は広く、客席数があります。テーブル席の奥には、畳のお座敷席があります。この日は大人3、子ども3と人数が多かったので、お座敷に入りました。
食券を渡して数分後、前田食堂の名物・牛肉そば(800円)が着丼です。
こちらの牛肉そば、一緒に訪れたラーメン天使氏のオススメです。さすがのガッツリ男子めし!沖縄そばの上には、粗挽きブラックペッパーがたっぷりの牛肉もやし炒めがドカン!そのボリューム、二郎並み。パンチのきいたB級グルメだ〜!
前田食堂の創業は1972年といいますから、沖縄が日本に復帰した年にオープンしたのですね。紆余曲折を何度も乗り越えてきたであろう、50年の歴史を感じるパワフルな味に感銘を受けます。牛肉もやし炒めの下から麺をなんとか引っ張り出してすするのですが、このままではもやしがこぼれて食べにくいので...
はい、天地返し!大盛りトッピングにはやっぱりこれですね。麺は平打ちストレート。柔らか過ぎず、最後までおいしくいただきました。
天地返しで適度に温度の下がった麺と牛肉もやし炒めを持ち上げてズルズル。食感が残るもやしの炒め具合に、料理人の腕を感じさせます。
炒め物のほとんどがもやしで、ところどころにニラと細切りの牛肉が入っていました。このバランスも絶妙。
野菜と牛肉の旨味エキスがスープに溶け込み、そこにガッツリのブラックペッパー。正直、箸が止まりません。前田食堂の沖縄そばのスープは、もともと豚骨ベースでしょうか。そこに炒め物の醤油っぽい味付けと肉・野菜の旨味成分、そして黒胡椒の投入でジャンクなB級グルメが最高にマッチ!
このままでも十分おいしいのですが、やっぱりコーレーグースでの味変を試してみたい。ジャンキーなスープにコーレーグースを加えると味が引き締まり、より旨味が引出されます。入れすぎ注意ですが、お好みで試してみてくださいね。
同席のお子サマーは、そばの小サイズ(550円)を食べていました。前田食堂のノーマルな沖縄そばです。
スープは白濁の豚骨系。食べ残しを啜ってみましたが、こっちはこっちでおいしい。豚骨の旨味をしっかり引き出しています。ベタつく脂っぽさもなく、沖縄本島北部のそばはおいしいなぁと改めて思いました。
小サイズとはいえ、しっかりの麺量。沖縄そばのサイズは小・大ありますが、小は一般的なふつうサイズのボリュームですね。
トッピングの三枚肉は分厚いカットです。小サイズで4枚乗っていました。味付けはそこまで濃ゆくありません。スープに特徴があるので、三枚肉はこの味付けでちょうどいい感じですね。
ということで、沖縄本島北部の大宜味村にある「前田食堂」に行ってきました。やんばるのグルメスポットが全然わからず、ラーメン天使氏にまるっとお任せで訪れましたが、ここ、ほんとおいしかったです。連れてきてもらって大正解でした。
後々調べたところ、前田食堂は名護市内にも系列があるそうです。大宜味は遠いですから、名護で牛肉そばを食べられるならそれはそれでアリだな〜なんて思いました。
終わり。
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お店の情報
店名 | 前田食堂 |
住所 | 〒905-1318 沖縄県国頭郡大宜味村津波985 |
営業時間 | 11時〜16時 |
定休日 | 水・木曜 |
駐車場 | 店前や周辺に無料の駐車場あり |