実家がある函館に帰省するにあたりラーメン屋さん、とりわけワンタンメンがウマいお店を探していました。そこでラーメンを食べ歩いている「うどんのだし」のラーメンカテゴリーをチェック。中でも気になったのが、富岡の「ラーメン幸山(こうざん)」でした。富岡はおとんの実家があった場所。でも、おとんは幸山を知りませんでした。それくらい「えっ、ここにラーメン店?ほんとに?」というよう住宅街にお店があります。一見さんが入るには度胸がいるかもしれません。
店内に入って目に飛び込んできたのは、こちらの岡持ち。出前もバンバン受けていて、この日も滞在中に注文を受けまくっていました。ご近所さんに根付いたお店なんだろうな。
店内にはカウンター席とテーブル席、それと小上がりがありました。赤子連れの我らは畳敷きの小上がりへお邪魔することに。
こちらが幸山のメニューです。メインは麺類、オーソドックスなものが多そうです。他のメニューはご飯ものと一品料理がいくつか。いずれのお料理も価格は600〜1000円です。
こちらが注文した醤油味のワンタンメン(700円)です。お店のお父さんが出前へ出たりで少し時間がかかりましたが、それも許容範囲。お店のお父さん、お母さんだけで営業されているようなので、待つのも然るべきです。さあ、いい色のスープからいただくことにしましょう。
鶏ガラを感じるあっさり系のスープには、表面に薄く油が張っているのですが、この油由来なのかほんのり甘みを感じまた。スープには生姜が入っていて、醤油×生姜の組み合わせが抜群で、スープが止まりません。こりゃーウマいわ!クセになる!
黄色い麺は、生姜の入った醤油スープとも相性良し。若干縮れているんですが、ほとんどストレートに近いかな。麺は何グラムなんだろう、結構ボリュームがあったように思います。
2枚乗っているチャーシューは、昔懐かしいタイプ。肉質しっかりで、味も濃いめです。メンマも筋っぽい昔からのタイプでした。全体的に統一感があって好みです。
ワンタンの数を数え漏れてしまったのですが、4〜5個はあったと思います。デロデロと柔らかな皮がスープをまとって口の中にやってきます。これが口福ってヤツですね、ほんとに好き。
餡は小さめながら、味の濃さで存在感しっかりです。生姜×醤油スープと麺もウマいし、ワンタンもウマいんだなぁ。
生姜が入っていたのでほとんど味変しませんでしたが、卓上調味料があるので、途中で味変を楽しんでも良さそうです。
同行していたおかんは、幸山ラーメン(塩、700円)を注文していました。お店の名前がついた幸山ラーメンがどんなものか知らずにオーダーしたら、野菜たっぷりの餡掛けラーメンが着丼。食べに行ったのは真夏だったので、汗をかきながらハフハフ、フーフーして食べてました。
わたしも味見をさせてもらいました。野菜たっぷりで、熱々の餡に炒め油の風味が食欲をそそります。具材は白菜、にんじん、もやし、豚肉、きくらげ、えび。野菜の旨味が滲み出たスープ、熱いけどウマかった!
ということで、函館は富岡の住宅街にある「ラーメン幸山」を訪れました。生姜入りの醤油スープがこんなにウマいなんて!ワンタンメンに乗っていたお麩が、しっかりスープを含んで、お口の中でじゅわーっと滲み出てくるのです。ほんっと最高。別料金でいいからお麩を追加したいくらいでした。住宅街にウマいラーメン屋さんが潜んでいることも驚きですが、その味にも非常に満足しました。幸山のラーメンはリピートしたい!近所にあったら何かにつけて食べに行く、あるいは出前を頼んじゃうなぁ。また函館帰省の時には食べに行きたいと思います。ご馳走様でした。
終わり。
住所:〒041-0811 北海道函館市富岡町1丁目53-21
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