コザへライブを見に行った時のこと。ライブ前に少しだけ時間があったので、一番街あたりで時間潰ししようかなと「セルフスタンド酒場 勝手にしやがれ」に向かいました。外から丸見えの開け放たれた店内に入ると、テーブル席がいくつか配置されており、その中のひとつに着席しました。
着席したからと言って、店員さんがサービスしてくれるわけではありません。こちらのお店、店員さんはゼロ。基本的にお客さん自身が注文から会計までセルフでこなす、自由気ままな飲食スタイルです。なので、テーブルにはお店の楽しみ方が置かれていました。まさに勝手にしやがれ。
店内には、お金を入れると1杯分のお酒が注がれる自動サーバーがあったり。
手間のかからないおつまみの代表、缶詰が置かれていたり。
割ものやソフトドリンクは自販機で販売していたり。
近隣の飲食店メニューが貼られているコーナーも。おつまみの持ち込みはOKなんだそうです。
生ビールの自動サーバーもあったので、これで始めようと思った矢先。大きなお札しかないことに気付きました。セルフスタンド酒場 勝手にしやがれの店内を身回すと1000円札の両替機はあっても5000円札、10000円札の両替機はありません。お隣にあるでんすけ商店 コザが系列店だったなぁと両替をお願いしに向かうも「両替は近くのコンビニへ」と言われてしまい。
コンビニでホットスナックを買いつつ札を砕いてお店に戻り、改めてジョッキを取り出します。
ビールの自動サーバーにジョッキをセットし、300円入れると自動で注ぎ始めました。黄金比で注いでくれる優秀な注ぎ手さんだなぁ。
300円の缶詰を開けたら、自由気ままな飲み会の始まりです。缶詰で飲むこと自体、とっても久しぶり。
両替先に指定されたコンビニで申し訳程度に購入したホットスナックも、持ち込みOKなお店なので遠慮なくいただきます。揚げ物とビール、最高の組み合わせじゃん!
ビールを飲み干したら、ウイスキー・泡盛・焼酎・梅酒・サワーの素などが並ぶ自販機へ。ジャパニーズジン翠があったので400円投下してボタンをポチッ。一定量がサーッと注がれました。わたしはロックでいただきましたが、自販機のソーダで割ってもおいしそう。
もうちょっとつまみたい気分だったので筑前煮(500円)を。これ、地味にとてもよくって。セルフスタンド酒場 勝手にしやがれの店内に並ぶ温かいおつまみは、自販機の缶詰くらいなんです。缶ごと温めているので寒い日でも温もりを得られました。ボリュームもあったし文句なし!
飲んだ後はセルフでお片付け。残ったお酒類・汁物をしっかり片して帰りましょう。
ということで、沖縄市の一番街にある「セルフスタンド酒場 勝手にしやがれ」で飲んできました。店内に置かれたテレビを眺めながらひとり飲んでいると、いろんな人が顔を出して行きました。店内のトイレだけ使って帰る人、コーヒーショップだと思って入店する和装の女性、県外から初の沖縄旅行なのに何故コザにやってきたの?と思わせるカップル、そしてリーゼントにスーツをバチッと決めた年配男性… 様々なお客さんがいる中で、わたしは店員の如く「コーヒー屋ではなくセルフの飲み屋で、ジョッキはここにあって、ロックの氷はここにあって、トイレはこれで」と案内しまくりました。全てを受け入れてくれる、なんでもアリな自由さが素敵。そんなコザの街の貴重な時間でした。
終わり。
お店の情報
店名 | セルフスタンド酒場 勝手にしやがれ |
住所 | 〒904-0004 沖縄県沖縄市中央1丁目6−20 |
営業時間 | 15時〜24時 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | なし。近隣にコインパーキングあり。 |