炎天下で肌をジリジリ焼かれてでも食べに行きたい。そんなランチに出会いました。那覇市牧志にある「割烹 錬」は夜は高級割烹ですが、お昼にお得な天丼がいただけます。コロナ禍にランチを始めたそうで、店内でのお食事のほか、注文が入ってから作るテイクアウトのお弁当も作っています。
入店し、案内を受けてカウンターに入ります。上等な和の雰囲気に若干緊張するわたし。今回、職場のグルメな方にオススメされてお店を知りました。そうでもない限り、わたしと割烹 錬との接点がないほどに高級なお店です。
割烹 錬のランチメニューをチェックします。この日は天丼一択で訪れたのですが、そのほかにも天麩羅系の定食、うな重、ランチのコースが用意されていました。
また、炭火で炙った焼き魚もあるそうです。ランチの価格帯は1100〜6600円と上を見たらキリがないけれど、一度くらい一番高級なランチ天麩羅コースを食べてみたいなぁ。
お目当ての天丼をオーダーすると、まずはもずくとル・クルーゼのラムカンに入ったサラダが提供されました。もずくはほどよい酸味でツルッといただけます。サラダはさっぱりとしたドレッシングに塩昆布の味わいで、カボチャの甘さが良い感じ。この前菜は日によって違うっぽいのでお店を訪れてからのお楽しみですね。
サラダをいただいていると、注文した天丼が調理される様子が目に入りました。食材にもこだわっているであろう割烹 錬の天麩羅、むくむくと楽しみな気持ちが膨らみます。
これまで沖縄で食べた天丼は、ごはんの上に天麩羅を盛り付け、後からタレを回しかけるタイプでした。しかし割烹 錬は違います。揚げたての天麩羅をタレにくぐらせ、ごはんの入った御重に盛り付けていきます。なぜこのスタイルなのか割烹 錬の店主さんに伺ったところ、「幼い頃に食べた東京・浅草の黒い天丼がベースになっている」と答えてくれました。おそらく大黒家でしょうか。店主の忘れられない味、いつかわたしも食べに行ってみたいです。
目の前で盛り付けられたランチ限定の天丼は、先出しのもずくとサラダ、お漬物と汁物がついて、お値段は1100円。お得すぎます!
御重に並べられた天麩羅は、いったいいくつあるのでしょう。ごはんだって掘り起こさないと食べられそうにありません。
横からの眺め。天丼の御重には一応フタもつくのですが、ご覧の通り具材がもりっと盛り付けられているため閉じません。これ、テンション爆上げでしょ!
さあ、天丼をいただきます。まず箸を伸ばしたのは海老天。プリッとした揚げ方がおいしい!
この日の天丼の具材は海老天3本、シソ2枚、シイタケ、タマネギ、サツマイモ、ズッキーニ、イカゲソ、エノキ、ナス、マイタケ、ピーマン、ゴボウと12品目15点も盛り付けられていました。とにかく具材が多くて食べ応えがあります。それにシソやゴボウの香ばしくって、思わずほころびました。濃いめのタレがよく合うし、おいしく炊かれたごはんもめっぽうすすみます。
途中で黒七味で味変すると、これまたおいしくて箸のスピードが落ちません。
そしてお味噌汁もおいしかった!ゴボウ、ニンジン、こんにゃく、ネギなどが入り、あっさりの味わい。天丼が濃口なので、変化をつけているのでしょう。それにお漬物までしっかりおいしかった!素材のほろ苦い野菜の味がわかる塩加減で、天ぷらの合間のおいしい箸休めです。汁気も大切にいただきたくなるような味わいでした。
食後、ランチ天丼のクーポンをもらいました。割烹 錬のランチ天丼が100円オフまたは海老天1本増量が選べるそう。このクオリティでクーポンまでもらえるなんて!これはリピート確定です!
ということで、那覇市牧志にある「割烹 錬」のランチ天丼をいただきました。天麩羅の品数が多く、御重のごはんもボリュームがあり、途中から「食べ切れるかな?」と若干心配に。でも箸が止まらぬおいしさで、無事に完食できました。無論、お腹いっぱいで午後はずっと幸せモード。ものすごいお店を紹介してもらいました。
夜の営業でも天麩羅を提供されているので、ランチタイムの天麩羅も間違いなくおいしいと思います。この品質でこの価格、ほかの和食屋さんは太刀打ちできないだろうなぁ。沖縄の夏の暑い時期に汗だくになっても食べに向かいたいと思わせるお店には、ちゃんと理由があるのです。
終わり。
お店の情報
店名 | 割烹 錬 |
住所 | 〒900-0013 沖縄県那覇市牧志1丁目12-16 一銀久茂地ハイム1F |
営業時間 | 11時半〜14時/17時〜22時 |
定休日 | 日曜 |
駐車場 | なし。近隣にコインパーキングあり。 |