台湾・高雄旅行の最後の朝。遅く目覚めたこともあり、ホテルの朝食ではなくローカルフードを食べようと、ひとりでお使いに出ました。向かった先は高雄MRT信義國小駅の近く、中正市場方面です。「このあたりに錦田肉燥飯があるから、魯肉飯(ルーローハン)を買ってきて」とご主人サマーに放り出されました。ポケットwi-fiとGoogleマップがあるので迷うことなく到着。時刻は8時半、行列はできていないにしろ、お客さんがちらほら集まっている状況です。
錦田肉燥飯はテイクアウト専門ではなく、店先のテーブル席で食べて帰ることも可能なようでした。多くのお客さんがそのまま持ち帰りをしていたので、彼らの様子を伺いながら、私も注文に備えます。
まずは、壁に掲げられた錦田肉燥飯のメニューをチェックです。ご主人サマーから「魯肉飯を買ってきて」をオーダーを受けています。魯肉飯は本当にあるの?と確認してみると、メニュー表左列の上から3つ目にありました。よかった、これで願いを叶えることができる。
メニューを確認した後は、持ち帰りのパックを詰めてるおばちゃんの元へ。ご飯ジャーのところに便當と張り出しています。これ、日本で言うところのお弁当のことだそうです。
手でピースをしながら、おばちゃんに「ルーローハン、ツー」と話しかけます。うまく伝わらなかったため、壁に書かれたメニュー名を示して「これ、これ」とお願いしました。お弁当には追加料金で野菜のおかずもトッピングできるようです。いくつか指差し、盛り付けてもらいました。
お弁当2つに、お子サマー用の白米を1つ抱えてホテルに戻ります。
帰り際、見かけたお魚料理が気になりました。頭が並べられているので、おそらく虱目魚(サバヒー)ではなかろうか。
こちらは色濃く味付けして煮込まれています。おいしそう。でも、注文方法が謎なので次回に繰り越しすることに。ハートが弱い人間だなぁとつくづく。
ホテルに戻り、さっそく朝食です。購入してきた魯肉飯のパックを開封!カラフル〜!
こちらは魯肉飯(TWD30)の他、小菜(大份TWD20)がかかりました。青菜にトマトにタケノコっぽいものを詰めてもらってます。トマトと卵の炒め物が食べたかったのに、ご主人サマーがかっさらっていきました。ぐぬぬ。
こちらも魯肉飯(TWD30)に小菜(大份TWD20)をトッピングしたもの。ピーマン、青菜、ニンジンをチョイスしました。食べようとしたところ、ご主人サマーが「魯肉飯じゃない」と言うのです。いや、確かに魯肉飯のメニューを指差してオーダーしたんだけど... と自分のお弁当に目を落とすと、ああ確かに知ってる魯肉飯ではないわ。わたしの知ってる魯肉飯は肉そぼろっぽい感じだけど、これは肉片が煮込まれています。食べてみても甘口で薄いような。後から調べたところ、台湾北部と南部では食べ物の呼び方が異なる(北部では魯肉飯、南部では肉燥飯)らしい。味付けも違い、南部は甘めなんだそうです。知らなかった!
さらにご主人サマーをがっかりさせたのがコレ。「卵じゃなくて、肉団子なんだけど...」と圧をかけられました。「エッグプリーズ」と言うもの通じず、鍋に入った丸いものを指差してトッピングしてもらったのですが、卵じゃなかった… これは貢丸というつみれらしいです。
ということで、台湾・高雄のMRT信義國小駅の近くにある「錦田肉燥飯」でお弁当をテイクアウトしてみました。台湾北部と南部では魯肉飯の呼び名が違うこと、味付けも異なること、オーダーが難しいことなど、最終日にしてなかなか楽しい体験ができました。台湾ってそこまで大きな島ではないと思っていたので、北と南で呼び名が異なるなんて思ってもみなかった!こういう新しい経験ができるから、旅は楽しいのです。次回訪れることがあったなら、店名の肉燥飯を注文することに決めています。
終わり。
住所:800高雄市新興區渤海街102號
(*・ω・)つ 台湾食べ歩き情報もどうぞー♩