宮古島の夜に訪れたのは、「Island Brewing(アイランドブリューイング)」です。ブリューイングという店名ですが、わたしが訪れた時点ではまだ自社醸造はしておらず、醸造設備を置ける場所を宮古島内で探している最中だと伺いました。そんなわけでビアバーとしての利用です。
もう、見るからにおしゃれでセンスがよく、宮古島にこんなビアバーができちゃったんだ!という驚きが先行します。
Island Brewing(アイランドブリューイング)の店内は2ルームに分かれています。こちらが入り口すぐのエリア。シンプルにまとめられた様子は、いい意味で宮古島感が薄いです。東京にもこんなビアバーがありますよね。
奥のエリアは木目調。当初の計画ではこのスペースに醸造設備を迎えて…と予定していたそうですが、宮古島のお水事情の関係で設備を設置しきれないとわかり、客席に切り替えたんだとか。沖縄は硬水の地ですから、目指すビアスタイルによっては一筋縄ではいかないみたい。このスペースにタコス屋さんがあるので、フードはこちらでオーダーします。
この日、わたしは2軒目として立ち寄ったため、おつまみなしでクラフトビールのみを楽しみました。タップリストを眺めると、金沢のオリエンタルブルーイング、茅ヶ崎のパシフィックブルーイング、東京のクラフトロック、沼津のリパブリュー、栃木のうしとら、東京のバテレ、そして宮古島からIsland Brewing(アイランドブリューイング)のビールも繋がっていました。
ビールの味わいを示すマトリクスもあり、クラフトビール初心者にもわかりやすい工夫を感じます。
タップリストを眺めた際、初見のブルワリーが多かったので、この日はテイスティングセット(3種、1400円)をオーダー。左がIsland Brewing(アイランドブリューイング)のマンゴーIPA。「マンゴーでIPA?」と一瞬ハテナが浮かんだけれど、宮古島マンゴーを使ったビールはトロピカルな香りで甘さが控えめ、そして苦味もあって、意外とバランスが良いんです。現在はオリジナルレシピをOEMで作ってもらっていますが、今後は島内で作りたいんだって。真ん中はクラフトロックのセッションIPA、右はリバブリューのハッピーラガー。
Island Brewing(アイランドブリューイング)で提供している樽ビールは、ほとんど国内のクラフトビールだそう。離島なのに種類多く繋いでいるのはとても頑張っていると思いました。冷蔵ケースには国外クラフトビールの缶が並びます。持ち帰りは表示価格のまま、店内で飲む場合は+300円のチャージが発生します。
乾物おつまみも用意があり、軽くつまみたい場合はこちらを、お腹に溜まるものが欲しいときはタコス、というように使い分けができますね。
オリジナルのグラウラーもあるし、なんならレンタルサーバーもあるそうで。樽のビールを持ち帰りできますね。
お店のスタッフの方といろいろと話し込んでいるうちに、テイスティングセットも2ターン目。左からクラフトロックのダークマイルド。3%で飲みやすく焙煎香で満足感がありました。真ん中はもったりとしたうしとらの洋梨セッション、そして右が飲み口が重く酔いが回るバテレのニューイングランドIPA。ああ〜、酔った〜!
ということで、宮古島にできた「Island Brewing(アイランドブリューイング)」を訪れました。自社のオリジナルビールは1タップのみでしたが、島内に醸造工場がオープンした後は12タップすべてが埋まる日がやってくるかもしれません。
ところで話が飛ぶのですが、この記事を書く準備する中でわかったことがあります。初めての宮古島で食べに行った茶音間というカレー屋さん(2016年閉店)の方が、このIsland Brewing(アイランドブリューイング)のオーナーなんだそう。おお、マジか。沖縄せまっ!宮古島せまっ!驚いたことを書き記してシメたいと思います。
終わり。
お店の情報
店名 | Island Brewing(アイランドブリューイング) |
住所 | 〒906-0013 沖縄県宮古島市平良下里615−1 |
営業時間 | 15時〜24時 |
定休日 | 水曜 |
駐車場 | なし |