恩納村の老舗リゾート「ホテルムーンビーチ」に宿泊してきました。この日はこどもとプール遊びが一番の目的だったのですが、想定していた以上にわたし自身の心に刻まれたものがあり、いま振り返っても非常に満足度の高い滞在となりました。ホテルムーンビーチ、何度でも訪れたい... ということで、さっそく宿泊レポート行ってみよ〜!
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恩納村の老舗リゾート「ホテルムーンビーチ」の宿泊レポート
どこにあるの?アクセスは?
ホテルムーンビーチは沖縄本島北部のリゾートエリア・恩納村にあります。周辺には飲食店も多く、ホテルムーンビーチの近くには沖縄民謡を楽しめる居酒屋が並び、お店とホテルを送迎してくれるサービスを行っていたりします。三線の花や、おいしい自然派ワインが揃うビストロおんな食堂もホテルムーンビーチから近くてオススメ。徒歩圏内にコンビニがあって便利です。観光客ナイズされているので、便利に滞在できるでしょう。
ホテルムーンビーチは沖縄本島の玄関である那覇空港からは45kmほど、時間にして1時間弱の場所にあります。那覇空港から直行の空港リムジンバスや路線バスもありますが、自家用車やレンタカーで訪れるのがベストです。車があると旅の自由度や満足度が格段に上がりますし、特にファミリー層には緊急のアレコレに対してフットワーク軽く応じることができますね。タクシーやバス以外の足が揃わない沖縄旅行なら特にレンタカーもワンセットで考えましょう。
チェックイン/チェックアウトの時間
ホテルムーンビーチの一般的なチェックイン・チェックアウト時間です。プランによってアーリーチェックインやレイトチェックアウトもあるかと思います。予約したプランを必ずご確認ください。
チェックイン | 14時 |
チェックアウト | 11時 |
エントランス
ホテルムーンビーチはV字構造の外観となっています。駐車場は建物に向かって左手側にエントランスと車寄せが、右手方面には駐車場がありました。エントランスにスタッフの方がいらして、荷物を持ってくださったり、車のフロントガラスに張り付いた落ち葉を払ってくれたりの対応を受けました。落ち葉は考えていなかったのでうれしかったなぁ。ちなみに、エントランス付近に空港リムジンバスが止まるみたい。大荷物を抱える旅行ならこの停車場所はとっても便利ですね。
ロビーやフロントの共用設備
エントランスから建物内部に入ると、年季の入った、それでいて手入れが行き届いたテーブルチェアが目に入りました。このロビーは吹き抜けで、海からの風が自然と感じられます。窓の外には南国植物の緑と砂浜も見えます。素敵...!
はやる気持ちを抑えつつ、まずはフロントでチェックイン。ウィズコロナの時代ということで館内はマスク着用、検温も必須です。
客室までの廊下は半屋外。四季や天気を肌で感じるスタイルです。ここ、なんとなく海外の雰囲気を感じました。ハワイのよう。この建物の作りは夏に暑いし、冬は寒いと思うんです。台風の時は大変そう。不便であっても心に残っているのは、自然を感じられるからだと思いました。
半屋外の作り、とても気に入りました。下の階への踊り場も自然光が心地よく、エレベーターを使うのではなく階段での行き来を選びました。
自然光とグリーンが映える踊り場には、アートが飾られています。ちょっとした空間ですが、開放的でとても好き。
アトリウムのグリーンカーテン
ホテルムーンビーチが素晴らしいホテルと改めて確信したのは、この幻想的でダイナミックなアトリウムを訪れた時のこと。低層4階建てという特徴を最大限に活用し、吹き抜けの天井付近から垂れる力強いグリーンカーテンが真に美しく... 見る者の目を心を奪うような光景に、言葉が出ません。どの角度を切り取っても心を打たれます。階段の踊り場からの眺めも美しければ...
地下一階ビーチフロアから見上げるグリーンカーテンも素晴らしく。
朝食会場のレストラン「コラーロ」の横もポトスのカーテンでこの眺め。
夜のアトリウムも美しく... 吹き抜けの天井から月を眺めました。吹き抜けで空調はきいておらず、雨が降ると通路が滑って危ない気もします。それでもこの空間と眺めが本当に素晴らしく、気に入って何度も訪れました。
グリーンカーテンの下には池があり、海水を汲みあげて魚を泳がせているんだそうです。
池の淵まで行ってみます。沖縄らしいトロピカルカラーの魚もいれば、シュノーケルで見かける地味な魚までいろいろです。人慣れしている感じでもなく、それとなく泳いでいる魚たちに気持ちが穏やかになります。
中庭と人魚の像
ビーチやプールに目が行きがちですが、ホテルムーンビーチには手入れの行き届いた中庭があります。ふらりと立ち寄りたくなるような場所です。
ところどころにテーブルとイスが配置され、ビーチを眺められるようになっています。
中庭を進むと下りの階段が目に止まりました。気になって降りてみたところ、人魚の銅像がありました。人の手が加えられていない小さな湾と人魚の銅像、そして東シナ海。目立ったスポットではありませんが、この眺めも美しいものでした。
お土産や日用品が揃うショップ
ホテルムーンビーチの館内にはマハロというショップがありました。お土産や日用品が売られる店舗内も天井が高く開放感があります。
お土産品として衣類やホタルガラスやシーサー、紅型アイテム、お菓子類などが売られていました。
泡盛も品揃え豊富です。
お部屋で飲むソフトドリンクやビール類もそこまで高くない金額で売られているので、コンビニまで買いに出る必要はないかなーと思いました。こどもの歯ブラシやおむつなどもあったので、持参し忘れた場合も安心です。
館内の飾りやアートなど
ホテルムーンビーチの中には様々なアートが飾られています。白黒の写真は昔のホテルムーンビーチに関するものでしょうか。
エントランスに入って正面にある1975の数字が確認できます。このホテルは1975年開業で、沖縄のリゾートホテルで最も古いと言われています。沖縄返還から3年後にこの規模の素晴らしいホテルができたのですね。建物自体は古いけれど、手入れが行き届いて何一つ不自由なく滞在できました。
元気をもらえるタッチの絵。お子サマーが気に入ってました。
沖縄の海を感じさせるエメラルドグリーンのアート。
ホテルムーンビーチの設備を捉えたアートも飾られていました。
客室の様子
ナチュラルスーペリア(ツインルーム)
今回は4階にあるツインルームのお部屋に滞在しました。わりと最近リノベーションされた客ナチュラルルームの、ナチュラルスーペリアという客室です。
ルームキーはカードタイプではなく、普通の鍵でした。老舗を感じさせる、重厚なタツノオトシゴのキーホルダーがついてます。
ベッドルーム
窓側から客室の様子です。広さ32.4㎡、定員2名のホテルムーンビーチの中では小さめのお部屋となっております。とはいえ、恩納村のリゾートホテルで一般的な客室としては決して狭い部類ではありません。ホテルムーンビーチって全体的に客室が広めの設計なのですが、今回滞在したナチュラルスーペリアのツインルームはその中では狭めということです。
こちらはベランダ方面にカメラを向けたお部屋の様子です。ベッドサイズはセミダブルサイズでした。ベッドと家具の間のスペースが広めでありがたい。小さめのスーツケースなら広げられそうです。
ソファとテーブル、ライトなども配置されていました。ナチュラルルームは木目の自然で落ち着いたインテリアとなっています。
今回は大人2名、こども1名(3歳児)での利用でした。2名定員の部屋に3歳児がいてちょこまか動き回っても狭さは感じず、手の届くちょうどよい広さかな。こどもが5歳くらいになったらセミダブルに3人川の字は狭いかも。
バルコニー
バルコニーにもテーブルとイスがあります。
ナチュラルルームはグリーンビューとなっており、基本的に海が眺められません。
でもバルコニーの際まで来れば、ちらっと恩納村の海が見えたりします。4階の高さだから見えるのかも。
夜の眺め。明るいあたりは前兼久漁港でしょうか。その奥にシーサイドドライブインなどがあります。わりと近くなのですね。
バスルーム
バスルームと洗面所、トイレは同じ場所に集められています。お風呂場はガラスの仕切りで丸見えの状態です。扉の下から水漏れすることはなく、使いやすく思いました。ブラインドを開けるとベッドルームからお風呂が丸見えです。我が家の3歳児はひとりでお風呂に入ることがあるので、ベッドルームから見守りできて便利です。
お風呂場のアメニティ類も一通りそろっています。お風呂にお湯を貯めようと蛇口をみたら、バブリーな作りになっていました。滑り台か噴水を思わせる蛇口にこども受けも抜群です。
こちらは洗面台まわりとトイレ。
アメニティも一通り。固形石鹸、歯ブラシセット、シャワーキャップ、ひげ剃り、ヘアーブラシ、コットン、綿棒と不足ありません。
ドライヤーはパナソニックのイオニティでした。壁と分離したタイプってありがたいですね。
お部屋のタオルに関する案内がありました。連泊の際、タオル類はバスタブに入れなければ交換しないとのことです。エコ!
客室設備
客室内にはちょっとした洗い場があるので、室内で利用したグラスなどの他、ベビー連れの時には哺乳瓶やマグなどを洗えて便利です。
冷蔵庫の中はカラ。外で買って持ち込む派としてはありがたい。
マグカップや無料サービスのお茶類。
ミネラルウォーターはひとり1本無料でついてました。
ルームウエアはワッフル生地のガウンでした。
今回の滞在では海やプールで遊ぶ予定だったので、家からビーチサンダでやってきたのですが、客室に貸し出し用のビーサンがありました。ホテルムーンビーチくらいの格式ならビーサンで訪れたくないのが本音です。貸し出し用のビーサンがあったんだなぁ... 次回はラフすぎない格好で訪れようと反省。
クローゼットの中には金庫や使い捨ての紙スリッパ、物干しスタンドがありました。
プール&ビーチ
半屋外のアトリウムプールは年中遊べる
ホテルムーンビーチのアトリウムプールは半屋外の設計。吹き抜けの天井から自然光が差し込み、垂れ下がったグリーンがエキゾチックな雰囲気を醸します。
南国植物に囲まれる空間はいかにもリゾート。沖縄県内のリゾートホテルはまだ少ししか訪れていませんが、至高の施設だとわたしは思います。
プールはキッズ用と普通の深さの2段階に分かれていて、キッズ用では3歳児が楽しく遊べました。夏場に訪れたけれど水が冷たく、体がひんやりします。アームリングの貸し出しもあって助かったし、持ち込みの浮き輪などを膨らますエアインフレーターも完備されています。
夜に通りかかったアトリウムプールも素敵。リゾートだなぁ。
アトリウムプールの利用に関する注意です。一通り目を通してから利用するとよいでしょう。こちらは年中利用が可能なプールだそうです。
ラグーンプール
2016年に完成したラグーンプールは、4~10月の夏季のみ利用可能だそうです。
こちらはこども向けの浅いプールはなく、こどもが自由にはしゃぎ回るというよりも浮き輪やアームリングでプカプカと浮いてゆったり過ごす感じ。プールサイドに捕まってバタ足くらいが限界です。もう少し大きくなったら潜水とかしてくれるかなー。
ラグーンプールの先にはビーチが広がります。砂地の海はいろいろ処理が大変〜という方には、絶対プールがオススメです。我が家の3歳児を海に連れて行くと、ポケットにたっぷりの砂を仕込んで帰るため洗濯で地獄を見ます。そんな背景から最近は海よりプールの方がラクだなぁと思っています。
ラグーンプールの利用についても注意書きがありましたので、利用の前にご一読を。
ビーチの砂を落とすシャワーもあるので、しっかり落としてから楽しみましょうね。
ビーチ
三日月型の砂浜が広がるムーンビーチは天然のビーチです。客室とビーチが至近で嬉しい!滞在客は無料ですし、宿泊なしでも有料で利用できます。
思っていたより沖の方までネットが張られていました。海の透明度も高そう。砂地ですが、魚は見られそうですね。
レンタルビーチグッズや遊泳時間の案内、利用案内などはこちらに記載されています。その日の天気や季節によって利用できないこともありそうですが、そんな日はプールを楽しみましょう!
まとめ
ということで、沖縄本島のリゾート地・恩納村にある「ホテルムーンビーチ」に宿泊してきました。沖縄で最も古いと言われる老舗リゾートは、それはそれは素晴らしい施設でした。各所で目にするポトスのグリーンカーテンが圧巻で、吹き抜ける海風が心地よく、このホテルの設計意図を至る所で感じました。ホテルムーンビーチは至高のリゾートホテル。建物の古さも良い味です。近い将来、またここに泊まろうと心に決めたのでした。
終わり。
お店の情報
店名 | ホテルムーンビーチ |
住所 | 〒904-0414 沖縄県国頭郡恩納村字前兼久1203 |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | 定休日なし |
駐車場 | 350台(1泊500円、上限3泊1500円) |