前職の先輩が那覇に来ると連絡があり、5年ぶりくらいにお会いしてきました。向かった先は那覇・国際通り付近の飲屋街。1軒目で話が止まるハズもなく、2軒目で訪れたのはえびす通りの「恵比寿珈琲麦酒」です。もともとコーヒー屋さんだったけれど、2018年11月からビールを提供し始めました。まさか、あの三角形の小さなお店がビールブームに便乗するとは!
このお店には、客席がありません。通りに面したバーカウンターがあるだけです。こんな通り沿いにビールサーバーを設置しているビアバー、他に知りませんよ。すごいわー!
この日、私が訪れたのはオープンから4日目でした。この時点でタップは6つ。繋がっていた銘柄はオリオンドラフト、アサヒスーパードライ、隅田川ブルーイング2種、レーベンブロイ、ヱビスビールというアサヒ寄りなラインアップでした(ちなみにアサヒは2018年でレーベンブロイの国内販売を終了したそうです)。
さて、1杯目のビールは、隅田川ブルーイングのペールエール(500円)にしました。キャッシュオンで支払います。隅ブルといえば、わたしをクラフトビール沼にハマらせるきっかけとなった思い出のブルワリーです。最近コンビニで隅田川ブルーイングの缶を目にし「市場に出回っているんだな〜」と見ていたのですが、樽生が沖縄にも届いているなんて驚きました。一口飲んで、ビールの管理状態も問題なさそうに思いました。
ビアバーの多くは、ケグ(ビヤ樽)専用冷蔵庫があり、ビールの劣化を防ぐのが割と一般的と思いますが、恵比寿珈琲麦酒にはその設備がありません。スペース的に難しいとは思うんですが、気になるので「ビヤ樽を冷却しないの?」と聞いてみました。すると「うちは、ビールの樽を開けたら3日しか置かない。売れ残ってても廃棄する」というのです。すごい覚悟だし、その発想は新しい。
ビール品質への覚悟を伺ったからには、もうちょっと飲んでみようかなと2杯目に突入。隅田川ブルーイングのゴールデンエール(500円)です。隅ブルのジョッキは2つしかないようで、入れ替わり立ち替わりで利用していました。
この日のビールリストがアサヒビール系だったので、今後もアサヒ系のラインアップか聞いてみました。すると「実は、あと2つ、サッポロビールのタップを増やす予定」と言うのです。確かにメニューにヱビスビールがあるし、店名も恵比寿珈琲麦酒だし、サッポロを繋げたいのも納得。ついでに3杯目のヱビスビール(500円)をゴクゴクプハー!
3杯も立ち飲みしていますが、簡単なもの、いわゆる缶ツマくらいは提供しているそうです。他のおつまみは周辺のお店か近くの屋台で買って持ち込みするんだとか。詳しくはお店の方に伺ってみてね。
ちなみに、ソフトドリンクも充実しています。ドリンク類はテイクアウト可能なので、ビール片手にまちまーいしてみてはいかがでしょうか。
ということで、那覇・牧志にある「恵比寿珈琲麦酒」でビールを飲んできました。お店の方が「明日、オリオンビールの樽生クオリティセミナーに行くんです」と言っていました。その後は、アサヒビールとサッポロビールの講習にも参加されてたようで、モチベーションの高さに驚きです。ビールの注ぎ方・管理方法に長けてる茶坊主さん、出番かもよ!
立ち飲みしながらお店のオーナーに、何故コーヒー屋でビールを?と伺ってみました。すると「もうすぐ新しいビアバーをオープン予定で、そのお店を任せる人間がビールオタクなんだよ。僕はお酒飲まないから全然わからないけど」と教えてくれたのです。なるほど、その方の影響を少なからず受けて、このスタイルになったんでしょうね。新しいお店の名前は「ガープ・ド・モマ」。2018年11月中旬にオープンしています。こちらもそのうちレポートを公開するつもり。お楽しみに。
終わり。
住所:〒900-0013 沖縄県那覇市牧志3丁目5-14
(*・ω・)つ 沖縄食べ歩き情報もどうぞー♩