那覇市久茂地にオープンしたスパイスカレーのお店「columbia8(コロンビアエイト)沖縄那覇店」は、「右手にスプーン、左手にししとう」が合言葉。大阪に本店があり、いくつかのエリアで展開、そして今回は沖縄に出店されたそうです。2回目以降にしか食べられないメニューもあって、この戦略にまんまと引っかかっているわたし。ということで、さっそくレポートいってみよ〜!
もくじ[隠す]
columbia8(コロンビアエイト)沖縄那覇店について
どこにあるの?駐車場は?
columbia8(コロンビアエイト)沖縄那覇店は、那覇市久茂地にお店があります。久茂地川沿いのビルの1階に入居していて、お隣には沖縄そばの琉球茶房すーるがあるので、それを目印に探すとわかりやすいでしょう。久茂地橋からすぐ、建物裏手には那覇文化芸術劇場なはーとがあるのもお店を探すヒントになるはずです。この立地なのでお店の駐車場はありません。近隣のコインパーキングを利用しましょう。
お店の様子
ビルの1階にお店がある、columbia8(コロンビアエイト)沖縄那覇店。ですが、この建物、少しわかりにくい構造になっています。久茂地川側からも裏のなはーと側からも出入り可能で、お店の看板はすぐに見つけられましたが、敷地に入らないとお店の入り口がわかりません。
しかも、columbia8(コロンビアエイト)沖縄那覇店は結構奥にお店があるんです。知らない敷地にはいるのも、一目につきにくい構造なのも、初回訪問は心理的ハードルがやや高い気が… ではあるものの、建物付近を訪れるとスパイスの心地よい香りが漂っています。
これは比喩でもなんでもないのですが、リアルにスパイスの香りを頼りに、鼻を利かせてお店を探しました。
店内の第一印象は、優しい雰囲気。columbia8(コロンビアエイト)という店名にかけているのか、カウンター席は8席でした。空いてる席に滑り込みます。
メニューを確認
こちらがcolumbia8(コロンビアエイト)沖縄那覇店のメニューです。初回訪問時の注文は、キーマカレーまたはヌードルライスと決まっています。辛さを変更できるか伺ったところ、「可能ですが初回訪問のお客さんには、まずはそのまま食べてもらいたい」という回答だったので、素直に従います。支払いは注文時の前払い制だから、スマートに1000円札を取り出せるよう、事前に砕いて食べに訪れたいものですね。
実食!グルメレポート
キーマカレー(1000円)にゆで卵トッピング
初回はお店のルールに従い、キーマカレー(1000円)を注文しました。メニューの端っこに書かれていたトッピングのゆで卵(+100円)がパッと目に入ったので、それもつけることに。お皿を受け取ったら、すぐに食べられるわけではありません。お店の方から丁寧に、columbia8(コロンビアエイト)沖縄那覇店でのカレーの食べ方を教えてもらいます。右手にスプーン、左手にししとうがお店のルールです。
カレーは見るからにシャバシャバッとしたスープで、とろみはありません。辛さは変えられますが、初回はそのままをオススメされるので、デフォルトの中辛でいただきます。
麦ごはんの量をうかがうと180gとのこと。もっといっぱい食べたい方は+100円で大盛りにする手もあります。
まずはご飯の上に乗せられたししとうを左手で持ちます。この素揚げしたししとうをかじり、その苦味によって、スパイスの香りを拾いやすくなるんだとか。
お次は右手のスプーンでカレーをすくい、口へと運びました。おお、ほんっとシャバシャバだ。30種類以上ものスパイスを配合しているそうです。中辛と言っても比較的辛味があり、食後にはうっすら汗ばむほど。それでいて辛さがスッと引くので、辛くて食べられないみたいなことはありません。
やや硬めの麦ごはんには、ところどころにレーズン混ぜられています。その上には加熱したタマネギが乗せられていました。色味のグリーンが映えるインゲンは強めの塩茹で。スパイシーなスープにこの塩気のアクセントがおいしいです。トッピングのゆで卵で時々小休止を入れつつ食べ勧めました。そういえば、キーマカレーなのに肉感が強くなく、食後も重たくならず、わたし的に食べやすいカレーでした。
columbia8(コロンビアエイト)のカレーには、食中用のグレープフルーツジュースがついてきます。ジュースの酸味でカレーの辛味が消える気がしました。ししとうにインゲン、そしてこのジュース。スパイスとの組み合わせが計算されて、面白いなぁ。
花火(辛口キーマ、1000円)
翌週、2度目の訪問です。満を持して花火(辛口キーマ、1000円)をいただきました。前回のキーマカレーとは異なる丼に盛り付けられて着丼です。
花火はシャバシャバなルウではありません。麦ごはんのこんもりとした山のまわりには黒胡麻、その外側のルウは赤みを伴って見るからに辛そう。
左手のししとうをかじり、右手のスプーンで花火のルウを一口。スッキリとシャープな辛味はヒリヒリ系ではなく、想像以上にさっぱりとして尾を引きません。ですが、どうも舌が熱いのです。ダイレクトに味わったスパイス効果なのでしょうか。早々にグレフルジュースの酸味で辛さと舌の熱さをリセットします。
ルウと麦ごはんを混ぜ合わせて食べ進めます。辛口キーマを食べていると、加熱したタマネギが余計に甘く感じるし、ところどころの小粒なレーズンが相当甘く感じます。さらに塩インゲンのアクセントが映えるんです。苦い→スパイシー→甘い→苦い→スパイシー→しょっぱい→スパイシー→酸味でリセット…と味覚をフルに楽しみながら完食しました。
食後、お店の方とお話したところ、「ビリッとした辛さが好きなら山椒もあります。辛いのが苦手な場合は、生卵トッピング(+50円)もあるので声かけしてください」とのことでした。2回目以降はいろいろな食べ方を楽しめそうですね。
まとめ
ということで、那覇市久茂地にある「columbia8(コロンビアエイト)沖縄那覇店」のスパイスカレーをいただきました。わたしの生活圏にできた、中毒性の高いスパイスたっぷりのカレー。このスタイルのカレーは沖縄では見かけず、県外エリアでも「唯一無二のスタイル」といわれていたりするようです。おそらく好き嫌いが明確で、特に食べ慣れていないと「???」と理解不能になってしまいそうだなと思いました。
カレーのベースはあっさり系で、主役はあくまでもスパイスです。ししとうをちょびっとだけかじり、その苦味でスパイスの香りを楽しみ、レーズンやタマネギの甘さとインゲンの塩気で味わいに立体感を出し、グレープフルーツの酸味で辛味をリセットする。トッピングされたそれぞれの役割を感じてこそ、columbia8(コロンビアエイト)のユニークなカレーの理解に近付けると思いました。
…といいつつも、わたしはまだ半分もわかっていないと思うのです。これはもう少し練習が必要だなぁ。お店に通うしかないぞと、その不思議な中毒性にはまってしまった次第です。
終わり。
お店の情報
店名 | columbia8(コロンビアエイト)沖縄那覇店 |
住所 | 〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地3丁目25-19 |
営業時間 | 月〜金曜:11時〜15時、18時〜21時/土曜:11時〜15時 |
定休日 | 日曜・祝日 |
駐車場 | なし。近隣にコインパーキングあり。 |