その存在を知っていながら、なかなか訪れられないビアバーがありました。函館山の麓・末広町にある「Beer BAR山下」です。函館市内とはいえ実家から遠いこと、足である市電が22時半頃で終わってしまうことから、訪れるきっかけを作れずにいました。しかし、実家に長期帰省している間にようやっと訪れることができました。夜の十字街は人の気配がなく、ひっそりとして驚きました。
Beer BAR山下は、函館市内を走る市電の十字街停留所から徒歩3〜4分の場所にあります。黄色い街灯の下を歩く先に、ギネスの看板が目に入りました。
ここがBeer BAR山下です。かつて繁華街であったこの周辺は、夜となるとシャッターが下りて寂しい雰囲気になります。そんな中、Beer BAR山下がポツリとあるのです。レトロな街並みにあるビアバーへ入店してみます。
店内はまんまアイシッリュパブでした。地元函館にこんなお店があったなんて!後から聞いた話ですが、お店のオーナー山下さんはイギリスのビアパブが大好きだそうです。たまにイギリス人のお客さんが訪れると、地元のパブそっくりだと喜ばれるんだとか。
20時の開店直後に入店したわたしは、カウンター席に入りました。ドリンクメニューをチェックしましょう。Beer BAR山下のドラフトビールはエーデルピルス、バスペールエール、ギネスの3種類。この日はどうしてもエーデルピルスが飲みたかったので、「エーデルをください」と注文しました。
ジョッキでやってきたエーデルピルス(ジョッキ、500ml、650円)。ホップの香りと苦味、やっぱり最高です。なぜエーデルピルスを取り扱っているのか教えていただきました。すると「最初は別メーカーのビールを置いてたけど、以前サッポロビールの方が飲みきてくれた時に『うちのエーデルピルスを一度飲んでみてほしい』と言われた」そうで、「試したところ、その味に納得したから切り替えた」んだって。素晴らしい判断!
そんなお話を聞きながら店内をぐるりと見回すと、ラベルに「山下」と書かれたボトルビールが目に入りました。こういうのも作っちゃうくらいビールが好きなんだ、これはもう少し深くお話をしてみたいぞ、とビールをおかわり。
2杯目のビールは、ハーフ&ハーフ(ミディアムサイズ、500円)にしました。こちらのお店のハーフ&ハーフは、エーデルピルスとギネスで作っています。一人で飲むのも寂しいので、マスターの山下さんに1杯付き合っていただきました。この時、山下さんの本場アイリッシュパブ経験や、最近の海外のパブクロール話を伺いました。函館にもこうして海外で飲み歩くのが好きな人がいたことが嬉しかった!このお話を聞けたこと、そしておいしいエーデルピルスにありつけたことが大きな収穫でした。
ビールを飲みながら何かつまもうかなと思ったのですが、山下さんとのお話が止まってしまうのももったいない気がしたこと、そしてフード数が多くないことから、今回はチャージで提供された落花生だけをつまみにしました。ちなみにBeer BAR山下ではフード持ち込みが可能です。その場合は、常識の範囲内で済ませましょう。
最後のシメビールも、エーデルピルスを選びました。ビールの状態がよく、エーデルピルスの特徴をしっかり味わえて大満足。函館でエーデルピルスが飲めるなんて、今回Beer BAR山下に行けてよかった!
ということで、函館は末広町にある「Beer BAR山下」に行ってきました。帰り際、お会計を見て想定より安いことに気が付きました。お会計が間違えていないか確認すると、20〜22時まではパイント(ジョッキサイズ)が200円引きになるというのです。なんと、ハッピーアワーがあるとは!ジョッキ650円で換算していたエーデルピルスは、450円とお得に飲めました。めっちゃ安いわ〜!ちなみに五稜郭本町にある「IRISH PUB EILEY’S」も系列店で、そちらでもエーデルピルスが飲めるそうです。次回の帰省時はそっちも訪れたいと思います。
終わり。
住所:〒040-0053 北海道函館市末広町16-3
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