今日はわたしが思う、「ビール好き以上おたく未満」向けのお店に行ってきました。銀座1丁目というか目の前は八重洲っていう立地の「CRAFT BEER BAR IBREW(クラフトビアバルアイブリュー)」さんです。
わたしが言う「ビール好き以上おたく未満」向けっていうのはつまり、手頃な価格設定で、タップリストもあまり偏りがない、そしてマニアックな雰囲気じゃない。そういうお店のことを「ビール好き以上おたく未満向けのお店」と呼んでいます。勝手に。
気合が入ってるビアバーって価格が高いんですよ。1パイント1000円オーバーとかザラです。特に23区内のビアバーは高い。それでもビールおたくは魅力を感じ、高額でも飲んじゃうわけです。おいしく提供するためのビール管理費とかサービング技術代とか、そういうのも含めてビールの価格だと思ってます。だから高くなっても仕方ない。でもクラフトビアマニア以外のライト層は、そんな高級ビール店に入りにくいハズです。そんな時に使えるのがクラフトビールを安く飲めるお店!ライト層でも気軽に手頃に楽しめます。ほら、見てくださいよ、「IBREW」さんのメニュー表。
レギュラー(230ml)390円、ラージ(410ml)690円。うわ、なにこれ!安っ!!消費税が8%アップしても、410円/745円です。これはお手頃。さっそく入店しまして、ベアードのセゾンさゆりをレギュラーでオーダー(※これ、結構前に伺った時のラインアップです)。
今年のセゾンさゆりには、新鮮な青島みかんの果汁&ピールをスパイスとして入れているそうです。ほんのり柑橘系とベルジャン特有の香りがあって、複雑な味わいでした。
お腹がペコペコだったので、マルゲリータを注文。680円。
結構大きいけど、生地が薄いので一人でペロッと行けました。トマトソースの味がちょい濃いめなので、ビールがすすみます。でもちょっとチーズが脂っこいかな~。
ちなみに1ピースをこんなふうにくるくる巻いて食べると食べやすいです。
このあたりでアウトサイダーのオーストラリアIPAをレギュラーで追加。このお店、グラスが四角いのね。おもしろい。
オーストラリアIPAはボディ重めで飲み口はもったりしてます。ホップもフルーティというかグレープフルーツの皮を食べてるような苦味を感じるほど。わたし好みな味でした。アウトサイダーの醸造所に行きたい!
さて、「IBREW」さんで一人食べ飲みしながら考えたことを。正直、世の中に安かろう悪かろうなお店は存在すると思っています。サービングが適当だったり、グラスの汚れが完全に落ちていなかったり、テーブルに届いた瞬間泡が少なかったり、ビールがあり得ない臭いしていたり...でもそんなの全然気にしない人もいっぱいいます。安いお店で充分満足できる、っていう人もいっぱいいます。わたしがやたら神経質なだけで、ビールの状態とか管理とか気にしすぎなだけなんです。だから一般層の人にはこういう低価格なビール屋さんはアリなんだろうな~と考えました。ライト層が増えることで、時期にコア層も増えてゆきます。そうすることでクラフトビール全体の消費量もアップするし、これからもっともっとクラフトは発展するでしょう。そう考えると低コストのお店は、必要な存在だな~、と。
そうは言ってもビールおたくが通っちゃダメな店っていうことではありません。ビールおたくのわたしが利用するシーンを想像したときに、クラフトビール初心者を連れてくのに使えますよね。クラフトビール=おいしいっていう印象を与えるために、気軽に入れる雰囲気やビールのラインアップ、そして価格帯的に「IBREW」さんは使えるお店だなぁ、と。あと、わたしのお財布が寂しい時にさっくり飲んで帰るのに使えますよね。ピザ食べてビール2つ飲んで、お会計が1500円って安くないですか?
ということで、ビアバーもいろんなお店があっていいんじゃないかなと思いました。初心者向けでもビールおたく向けでも、安くても高くても、ビアバーと銘打つならば最低限ビールの管理はしっかりやってしてほしいですね。
終わり。
住所:〒103-0028 東京都中央区八重洲2丁目11-7 ます美ビル
(*・ω・)つ 東京食べ歩き情報もどうぞー♩