日帰りで那覇〜石垣島を往復しました。石垣島を訪れる前夜に偶然事前アップグレードの存在を知り、アップグレードの費用も思ったほど高くなかったので試してみることに。最高の60分!短時間ですが、ANA国内線プレミアムクラスの初搭乗を楽しみました。ということで久しぶりの搭乗記、さっそくいってみよ〜!
もくじ[隠す]
事前アップグレードできるANAプレミアムクラス
ANAプレミアムクラスについて
そもそもANAプレミアムクラスを知らなかったので、まずはメリットを調べてみました。
プレミアムクラスのメリット
- プレミアムクラス専用カウンターを利用できる
- 手荷物を40kgまで無料で預けられる(通常20kgまで)
- プレミアムクラス専用の保安検査場を利用できる(新千歳・羽田第2・伊丹・福岡)
- ANAラウンジサービスを利用できる(1名まで同行可)
- 機内への搭乗が優先される
- 搭乗中は広いシートで食事・ドリンクが振る舞われる
- 到着後の降機が優先される
- 手荷物を優先的に受け取れる
なるほど、ざっくり理解できた!良さそう、わたしも使ってみたい!とすっかり前のめりに。(こちらは2021年4月時点の情報です。最新情報は公式サイトまたは空港カウンターで直接お問い合わせください)
事前アップグレードとは?
次に、このサービスを受ける方法を調べてみました。予約時にプレミアムクラスの航空券を選択する方法もありますが、普通席の航空券手配後にアップグレードも可能みたい。条件がいくつかあるようなので、わたし自身に関係しそうなものだけピックアップしてみました。
事前アップグレードの条件(一部)
- ANAマイレージクラブ会員であること
- 既に普通席を購入済みであること
- 空席がある場合に限り、搭乗の2日前から変更可能
- 複数名で予約の場合、全員がANAマイレージクラブ会員であること
- 複数名で予約の場合、全員のアップグレードが必要
- 変更手続きは出発20分前まで
ひとりなら気楽に変更手続きできそうですが、家族全員となると座席の残数が大きく関係しそうだし、費用も全員分となると急にハードルが上がりますね。こちらは2021年4月時点の情報です。最新情報は公式サイトまたは空港カウンターで直接お問い合わせください。
アップグレードの料金
メリットの対価として、プレミアムクラスのサービスへの支払いが発生します。料金は全区画一律ではなく、搭乗区間や受付日によって異なるそうです。また、アップグレード料金は
- 事前アップグレード(搭乗2日前〜前日)
- 当日アップグレード(搭乗日当日)
で価格が異なります。今回は一部だけ、この先わたしが使用しそうな区間の料金を表にまとめてみました。
搭乗区画 | 事前料金 | 当日料金 |
那覇〜石垣/宮古 | 3000円 | 4000円 |
東京〜沖縄 | 14000円 | 15000円 |
福岡〜沖縄 | 10000円 | 11000円 |
札幌〜沖縄 | 14000円 | 15000円 |
予約と同時にクレジットカードまたはアップグレードポイント(ANAプレミアムメンバー限定)での支払いを求められます。なお、これらは2021年4月時点の情報です。最新情報は公式サイトまたは空港カウンターにて直接お問い合わせください。
石垣→那覇60分のANAプレミアムクラス搭乗レポート
石垣空港でANA1780便に乗り込む
かくして、事前にアップグレード手続きを踏んだわたしは、3000円と引き換えにプレミアムクラスに搭乗する権利を得ました。搭乗時間が近づき、優遇の時が刻一刻と近づきます。
本来プレミアムクラス搭乗客は、優先搭乗の後に案内されるものかもしれません。ですが、前方の席数も限られているし、荷物入れがいっぱいで困ることもないよな〜と思ったわたしは、最後の方に搭乗しました。
カメラを片手にゆっくりとボーディングブリッジを進みます。
次はいつ利用するかわからないので、記念に搭乗券もパシャリ。しっかりとプレミアムクラスの記載がありました。
ANA1780便のプレミアムクラス
今回わたしが利用したのは石垣空港発 那覇空港行きのANA1780便です。飛行時間は60分程度、事前アップグレードの料金は3000円でした。分換算で1分50円のサービスですが、搭乗して着席するなりさっそくの優越感でした。なんせ、飛行機の前方に座ることなんて普段はありませんし、新幹線並みに足元が広くとられている点も最高... なんですか、これ!
これがプレミアムクラスの広々とした足元。わざと足を伸ばしてみますが、前の席まで届きません。横幅も余裕があり快適です。ゆったり過ぎるぐらいにゆったり...!
ちなみに、下の写真は那覇から石垣に向かう便の普通席です。非常口席だったので、これでも通常よりは広めなのですが前方のシートとの距離が近く、また横幅も狭くて、写真で確認しても圧迫感があります。普通席とプレミアムクラス席、全く違う...!
プレミアムクラスのシートには各種リクライニングがついています。使い方がわからずアタフタしそうだったので、そのまま使わずにフライトを終えました。60分だし、使用せずでも問題なし。
視界の広さにも優越感があります。普通席の窓側って1席あたり窓1つのスペースしかありませんが、プレミアムクラスは1席あたり窓3つ分の幅はありそう。めっちゃ視界が広い!離陸・着陸時に見える景色の広さと迫力が違うんです。わたしはライトな航空機ファンですが、それでもめちゃめちゃ大喜びでした。今回は窓側を押さえられなかったけれど、次の機会があったなら窓側席を利用したいなぁ。
サービス&アメニティ
プレミアムクラスはハード面だけでなく、ソフト面の違いも大きいです。搭乗し座席に入ると、担当のCAさんがご挨拶に参られます。その際、どうぞと手渡されたのが消毒用のアルコールシートとゴミ袋でした。コロナ禍とあって抜かりなし。
足元にはタオル地のスリッパとイヤホンが置かれていました。後から気づいたのですが、スリッパの中にコンパクトサイズの靴べらが入っていたかも。記念にスリッパをもらってくればよかったなぁ。その他にも毛布や枕、アイマスク、耳栓などもあるようです。
機内食(夕食)
離陸後しばらくすると、CAさんがプレミアムクラスと普通席の間をやんわりとカーテンで仕切りました。石垣空港から那覇空港までの60分という短いフライトで、サクッと機内食&ドリンクを振る舞うお時間がやってきたようです。
普通席は座席の裏側にテーブルがあるけれど、プレミアムクラスの座席はサイドに隠れていました。引っ張り上げるも、重たくてなかなか出てきません。
なんとか無事にテーブルをセッティングできました。隣のシートとの間にはそれとなく壁があり、パーソナル空間を保てられます。
CAさんが機内食をセットしてくれました。
機内食は時間帯によって朝食・昼食・軽食・夕食を提供してもらえます。この日は17時以降の出発便だったので、懐石料理の銀座 百楽監修の夕食をいただきました。
こちらがプレミアムクラスの機内食です。国内線で初めて食べる機内食は、いかにも和なスタイルでした。
お食事のメニューも手渡されます。これを元にお料理を確認していきましょう。
こちらはじゃこ鮭ご飯と、野菜の炊き合わせ(里芋・南瓜・人参)。ごはんは冷めていますが、量が多すぎず食べすぎずでちょうどよかったです。
それから厚焼き玉子に鰆味噌漬け、海老と雷こんにゃく、ブロッコリー、わかさぎ南蛮漬け、絹厚揚げ 茗荷味噌添え、牛蒡と豚肉の金平というおかず類。おかず類がおいしくて、これをアテにお酒が飲めそう。
温度の高すぎないお味噌汁もついてます。
ドリンク
ドリンクも普通席とは異なるものがいただけます。アルコールは日本酒(マルマス米鶴 限定純米吟醸、木曽路 三割麹純米吟醸)と焼酎(夕-SEKI-)、スパークリングワイン、白ワイン(グラン・パレ・ボルドー・ブラン 2018)、赤ワイン(シャトー・カペンドゥ 2018)、ビール各種(アサヒスーパードライ、キリン一番搾り、サントリー ザ・プレミアム・モルツ、サッポロ プレミアムヱビス、オリオンビール、サントリー オールフリー)、角ハイボールがあるようでした。ソフトドリンクも野菜ジュースやペリエ、ペプシコーラ等といった通常とは異なるラインアップが並びます。
わたしはスパークリングワイン(ブリュット・ダルジャン・シャルドネ)をいただきました。沖縄便にはシャンパンがなく、代わりにスパークリングワインになるそうです。200ミリリットルサイズで60分のフライトにもってこい。ただ、和の機内食に対してスパークリングワインはちょっと後悔。
那覇空港に到着
石垣空港離陸直後、すぐにベルト着用サインが消えて機内食を食べてドリンクを飲み。その後、またベルト着用サインが点灯して、あっという間の60分。那覇空港に到着です。食べました、飲みました。慌ただしい気もするけれど、反面満足度は高くって。日帰り往復のシメにこれくらいの贅沢はアリだなぁと思いました。
まとめ
ということで、ANAプレミアムクラスを初めて利用してみました。石垣空港から沖縄那覇空港までのわずか400キロ、60分ほどの距離でしたが、かーなーりーよかったです。ANAの国内線ファーストクラス、めっちゃいい!広々とした空間、そして機内食にフリーのドリンク類、CAさんが個別にきてくださるのも特別感があって嬉しかったです。全般的に優越感に浸れるのはもちろん、これまで普通席から気にして見ていたカーテンの向こう側を体感できたことも嬉しかったなぁ。また機会があったら利用したいです。次回はもう少し長い距離に搭乗してみたいなぁ。
終わり。