那覇と浦添の境界線である安謝川付近を通るたびに気になっていた食堂に行ってきました。川向こうに見える「寿味食堂(ずみしょくどう)」です。建物上部に取り付けられた看板がやたらと目立つこのお店は、沖縄のローカルタレント・川満しぇんしぇーが営む食堂。お店周辺のお客さんが食べに行く、地元密着型の食堂です。
安謝川を越えて、寿味食堂の入り口前までやってきました。さっそくイン!
お店に入ると、左手側にはキッチンとテーブル席が、右手側には小上がりがあります。わたしは1人だったけれど、お店の方が小上がりの準備をしてくださったので、それじゃあと小上がりへ向かいました。
それでは寿味食堂のメニューをチェック。沖縄そばは種類が多く、2種類の麺と、2種類のスープから選べるみたい。さらにはお肉も選べる模様。
定食メニューやちゃんぷるー、カレー、やきそばなども揃っています。更には各メニューにはお好みでトッピングなんかもできちゃうみたい。寿味食堂、自由すぎる!
汁物メニューも選べます。汁物の種類が選べるだけじゃなく、なんとみそ汁の味噌も白みそ・赤みそ・合わせみそから選べるのです。すごい!
ということで、わたしは白みそを使ったみそ汁(680円)をオーダーしました。みそ汁の器が寿味ってます。+50円で白米からジューシーにチェンジ可能とのことだったので、ジューシーをいただきました。
まずはみそ汁のスープを堪能します。スープは出汁も強すぎず、白味噌の風味を味わえます。沖縄の老舗味噌蔵・玉那覇味噌を使用しているそうです。無添加・無化調の味噌は、琉球王朝御用達の由緒正しいお味噌なんですよ。そして、みそ汁はほんっと具だくさん。島豆腐なんてゴロゴロ入っています。
みそ汁にコーレーグースを入れる、定番の味変も楽しみます。沖縄に来てからコーレーグースの使い方を習得したわけですが、熱々の汁物に垂らすと、コクや旨味が増してより一層おいしくなるのです。
そうこうしている間に、みそ汁のスープをだいぶ味わいました。やっと具材が見えてきたわけですが、この日の具材は島豆腐、青菜、ワカメ、豚肉(スーチカー?)、卵でした。豚肉の塩気もウマかった。
具材を食べ進めたら、卵を割ります。半熟の黄身がみそ汁に溶け出し、レンゲですくって口に運ぶわけですが、これがウマい!このまろやかな黄身が味噌の塩気を引き立たせるのです。ウマい。この瞬間のためにみそ汁を食べると言っても過言ではありません。なので沖縄のみそ汁なのに卵が入ってないお店があったら、どうしても評価が下がっちゃうんだよなぁ。
卵の黄身を口に入れたら、ジューシーを掻き込みます。寿味食堂のジューシーの具材は豚肉、ひじき、干し椎茸、にんじん、小口ねぎ。お茶碗を口元に寄せると炊き込んだ香りがとても良く、油っぽさ控えめでかなりウマかったです。寿味食堂に来たら、またジューシー食べよっと。
みそ汁のスープを完飲すると、器のそこに「礼」の字が。いやいや、こちらこそご馳走さまでした!
ということで、浦添・勢理客にある「寿味食堂(ずみしょくどう)」へ行ってきました。長いこと気になっていたお店だったので、やっと行けた満足感があります。昼間は定食を食べに行き、夜は飲みにも使えそうな食堂でした。地域に根付いた食堂なので、地元客に混ざって食べ飲みしてみたい旅行客にもオススメできそうです。次回は赤みそを使ったみそ汁を食べるか、お好みで選べる沖縄そばを攻めるか、はたまたちゃんぷるー系か... 今から悩んでます。
終わり。
住所:〒901-2122 沖縄県浦添市勢理客3丁目11-10
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