天気の良い週末、お子サマーを南部の公園で遊ばせようと早めに家を出ました。目的地に到着する前に腹ごしらえしようと立ち寄ったのは、豊見城にある「よね食堂」です。県道256号線沿い、与根交差点にあります。だから、よね食堂という店名なんですね。昭和30年代から続く食堂なので、てっきり創業当時のおばぁがヨネさんなのかと思い込んでいました。
さっそく店内へ入店です。店内左手にはテーブル席、つい立ての裏側にはカウンター席があります。
また、右手奥にはお座敷席が広がっていて、子連れの我々はこちらを利用させてもらいました。
こちらがよね食堂のメニュー表です。沖縄そば専門店ではあるものの、メニューの多くは炒め物や揚げ物などの食堂メニューとなっております。
ガッツリ飯が食べたい人は、定食メニューがオススメです。定食にはそばが付くので、お腹いっぱいになるはず。
ということで、わたしはかつ丼(そば付、950円)をオーダーです。卵アレルギーのお子サマーがいるので、ずっとかつ丼を我慢していたので、かなり久しぶりのかつ丼です。ウマソー!大きな丼に納められたかつ丼に、沖縄そばがセットになっています。
まずは、まっしぐらにかつ丼へ向かいます。よね食堂のかつ丼は野菜たっぷりのウチナーかつ丼ではなく、とんかつとタマネギを出汁で煮て卵とじにした内地仕様のかつ丼です。
出汁は甘すぎず、つゆだく加減もほどほど。お肉の厚みもしっかりあるので、食べ応えがありました。大きな丼いっぱいにごはんが盛られ、とにかくボリュームたっぷり。個人的にはもう少し出汁がシャバシャバしてると好みですが、この点は個人差が出るポイントかも。熱々で提供されるので、コーレーグースで味変しながら食べました。かつ丼とコーレーグースの組み合わせ、ウマいです。
こちらがセットのそばです。思い出してください、看板にはそば専門店と書かれていました。そのプライドがこうさせるのでしょうか、添え物レベルではないのです。年齢の割によく食べるお子サマーですが、ランチはこのそばで事足りました。半そばくらいの量はあったはず。麺はやや縮れの平打ちスタイル。茹で加減やや固め。そして何と言ってもスープが特徴的。カツオが効いているのですが、カツオ以外にも感じる何かがあるのです。スープを口に含むとあっさり・スッキリなのですが、同時に魚粉もよぎります。独特で複雑で、一言でまとめるのが難しい。これ、クセになるわ。
かつ丼には箸休めの小皿が2つ付いていました。お新香と、いりこの佃煮のようなものです。いりこを食べた時に、これはそばの出汁を取ったものでは?と思いました。確かに、いりこは粉末にしてもいいし、こうして小皿に変身させることもできます。出汁はコレで取ってるんじゃないかなぁ、という推理です。
ということで、豊見城の「よね食堂」でランチをいただいて来ました。先にも書いた通りそばのスープが独特で、出汁が複雑でありながらアッサリ系かつ魚粉を彷彿させるという初めてのタイプでした。おもしろいなぁ。次回、そばを単体で食べようと思います。メニューを見て料金設定が強気に思いましたが、沖縄アウトレットモールあしびなーも近く駐車場も広々なので、もしかすると観光客向けの食堂なのかも。それにしては滞在中に食べに来たお客さんは全員ウチナンチュだったなぁ。お子様そばもあるので、また子連れで訪れようと思っています。
終わり。
住所:〒901-0221 沖縄県豊見城市座安337
(*・ω・)つ 沖縄食べ歩き情報もどうぞー♩