那覇・牧志の「酔処 玉川(よいしょ たまりば)」に行ってきました。立ち飲みの大衆酒場的なお店と聞いていたのですが、すっかりハマってしまったのです。お気に入りの理由のひとつが、提供しているビール全てがサッポロビールという点。北海道生まれ、沖縄在住のわたしはめちゃくちゃ嬉しい!しかも提供しているおつまみ類は、どれも安くてウマい。そりゃもうハマりますわ。ということで酔処 玉川のレポート、さっそく行ってみよ〜!
「酔処 玉川(よいしょ たまりば)」安くてウマい正統派立ち飲み店。
お店の場所
酔処 玉川は那覇市牧志にあります。りっかりっか湯でおなじみの那覇セントラルホテルの目の前、国際通りもすぐの場所です。タクシーで向かう場合、わたしはいつも「りっかりっか湯近くまで」とドライバーさんに告げます。他に大きな目印がなく、ちょっとわかりにくいかもしれないので、徒歩で向かう場合も同じように目指してみてください。
店内の様子
酔処 玉川の店内はコの字型の立ち飲みカウンター席と、その周りにいくつかのテーブル席があります。ひとり飲みや少数ならカウンター席へ、3〜4人ならテーブル席での立ち飲みが良さそう。立ち飲みではお隣さんとの会話が生まれやすいですが、酔処 玉川もまさしくそれで、常連おばぁに「それ、おいしそうだねー」と声をかけられたりします。ただ、酔いすぎて面倒な人にはまだ遭遇していないので、わたし的に酔処 玉川はジェントルな立ち飲み店という位置付けです。
ドリンクメニュー、いろいろ
酔処 玉川のドリンクはビールに焼酎、泡盛、日本酒が豊富。他にもハイボールや酎ハイ系、スパークリングソフトドリンクも各種そろっています。特にビール好きにオススメしたいのが、サッポロビールが複数種類飲めること!沖縄の地において、サッポロビールがこんなに揃ってるお店はなかなかありません。まるでサッポロビールのアンテナショップ!これはすばらしい。道産子的には大歓喜!
最初に訪れた時、サッポロ黒ラベル(樽生、450円)が繋がっていました。
もちろんサッポロラガー(通称・赤星、600円)もあります。これ、飲兵衛が喜ぶ瓶ビールですよね。
北海道限定販売のサッポロクラシック(缶、450円)もあります。スムースな飲み口が好き。お気に入りのビールを道外でいただけるありがたみ!サッポロクラシックは季節に合わせて限定ビールを販売します。毎年4月頃には「春の薫り」を、6月頃には「夏の爽快」を、10月頃には「富良野ビンテージ」が出ます。先日は春の薫りを飲ませてもらったので、夏・秋の限定も酔処 玉川で飲めるのでは、と期待しています。
さらに、最近サッポロビールから発売になったInnovative Brewer SORACHI1984(通称・ソラチエース)も取り扱っていました。北海道で生まれたソラチエースというホップを使ったビールで、ヒノキやレモングラスのような独特な香りがあり、飲みごたえがあります。香りにクセがあるので、人によっては好き嫌いがハッキリかも。しかし、クラフトビール好きを黙らせるほど納得のビールであることは間違い無く、価格と販売規模を考えるとさすが大手と賞賛しかありません。サッポロビールよ、よくぞ開発・発売してくださった!
そして、こちらはエーデルピルス(樽生、550円)。エーデルピルスはサッポロビールの商品で、日本が世界に誇るべき本当においしいピルスナーのひとつです。那覇で飲めるお店はこばやし以外にあるんだろうか。黒ラベルのジョッキに入っていますが、正真正銘エーデルピルスです。立ち飲みでこのクオリティとは、参りました!
ビールに疲れたら、生搾りのグレープフルーツ酎ハイ(450円)で小休止。立ち飲みでフルーツ生搾りって、女子的にありがたい。
お手軽価格なフードメニューが豊富
上記の通り、ビールリストが相当お気に入りですが、酔処 玉川の安くてウマいおつまみ類もオススメです。驚くなかれ、おつまみはなんと100円から。このせんべろ大流行時代に普通の立ち飲み屋さんがどう戦うって、つまりは「そこそこ安い・ウマい・安全に酔える」を徹底することに尽きるんだろうなぁ。
定番メニューの他、旬のメニューやこの日のオススメ品も用意があります。食べ物で季節を知るなんて、飲兵衛的には最も幸せな季節の感じ方だと思うのです。
この先は、これまで食べてきたおつまみをご紹介。まずは、看板メニューのまぐろぶつ(300円)。
おでんも看板メニューですね。ひとつ100円〜。じゃがいも、豚足、大根、ちくわぶをいただきましrた。味がしみしみ〜。
あっさり系の豚肉茄子ポン酢(350円)です。
紅ショウガのかき揚げ(300円)という、どこか大阪の串揚げ屋さんを思い出すメニューもあります。これがねぇ、いいアテなんですよ。
この日のオススメから、マグロカマトロ刺身(400円)をいただきました。魚は偉大です!酒が捗る!
道産子よ、ホームシックになったら、酔処 玉川で氷下魚(こまい、200円)を囓るべし。シンプルな味わいなので、焼酎や日本酒、泡盛とも相性がよいはずです。大好きだわ〜。
こちらは目から鱗の一品でした。ミミガー生姜焼き(400円)です。確かに、ミミガーを生姜焼き味にすると、飛躍的にウマくなる!
鶏皮煮込み(300円)も幸せになれるおつまみです。ネギと味がしみた鶏皮、合わないワケありません。
ハムキャベツの目玉焼きのせ(400円)も大好き。お一人で飲みに来ていたお客さんが注文し、わたしも便乗注文したので名前がわかりません。ハムキャベツに目玉焼きをトッピングしました。こういう飲み屋メニューもいいでしょ〜。
こちらは常連おばぁにすすめられた手作豆腐(150円)です。手作りのお豆腐が茶碗蒸しサイズで150円!安くて驚き!
食べてみると優しい豆腐の味わいが広がります。このままでもほっこり幸せですが、添えられた塩昆布を乗せると革命的におつまみ化!定番じゃなさそうですが、もし見かけたならば、ひとり1品注文してほしい。
季節メニューのティラジャー貝(350円)もありました。これも沖縄の独特な食文化ですよね。小さな巻貝をひとつずつちびちび食べながら酒を飲むと、素晴らしき立ち飲みの完成です。
味噌ホルモン(680円)もいただきました。脂こってり、味付けも濃い味。ビールとの相性バッチリです。
こちらは日替わり、めざしのアヒージョ(400円)。めざしをアヒージョにするなんて、アイデアが素晴らしい!魚の味がしっかりしているので身もおいしいし、ニンニクと魚の風味が移ったオイルもウマいんです。パンを浸して食べてはビール、直後にアヒージョと繰り返しました。これは定番化を希望したい。
こちらはマンゴーピクルス(350円)。間引きした青マンゴーをピクルスにしたものは沖縄でよく食べられていると知っていましたが、今回初めていただきました。マンゴーの豊潤な香りにシャキシャキ食感、そして甘酸っぱい。これ、めっちゃ好き!おかわり!
リーズナブルな馬刺し(400円)もいただきました。凍って提供されるので、少し時間を置いてからいただきます。あっさりの赤身、ビールに合います。
うちなー料理もつまめます。お子サマーが大好きなポーク玉子(350円)。
水餃子は3種類の中からパクチーをチョイス。酢胡椒でおいしい。
リーズナブルなおつまみ、厚切りハムカツ(350円)もあります。これでジョッキが空になり、氷結サワーに切り替えました。
わずか150円という安価かつウマいおつまみ、ニンニク丸揚げ。大好きなんだよなー、これ。ひとりでぺろっと食べちゃいました。
道産子大歓喜の塩辛のせじゃがバター(520円)もオーダー必須のおいしいヤツ。さすが玉川、いいメニューが揃ってます!
おでんのテイクアウトがおいしい(冬季のみ)
じっくり煮込んだおいしいおでん、無性に食べたくなることってありますよね。酔処 玉川では以前からおでんのテイクアウト(持ち帰り)を行なっています。
この日はだいこん、たまご、こんにゃく、しらたき、がんも、厚揚げ、ウインナーを自宅へお持ち帰りしました。
おでんの出汁がしみっしみのだいこん。かぶり付くとじゅわっと出汁が滲み出るがんも。お子サマーがペロッと食べてしまったたまご、出汁をすったしらたきに、厚揚げもおいしかった〜。テイクアウトで自宅飲みもアリですよ〜!
まとめ
ということで、那覇・牧志にある立ち飲み屋「酔処 玉川(よいしょ たまりば)」へ行ってきました。このお店を思い浮かべる時、枕詞に「正統派」だとか「安定」をつけたくなります。いつ訪れても安心して飲めること、おいしさと価格のバランスをとれていること、沖縄の地のものに限らずお店の方がおいしいと思ったものを並べていること。この他に説明はいらないほど、しっかりと考えられた安定感を備えた飲み屋さんに思うのです。
そして、贔屓メーカーのサッポロビールがこれだけ選べるのも最高!好きな銘柄を淡々と飲むのもよし、取っ替え引っ替え飲むのもよし、オススメの限定ビールをいただくもよし。ビール好き及び道産子はじゃんじゃん通うべし!良き店にはサッポロビールが似合うなぁ。
終わり。
お店の情報
店名 | 酔処 玉川(よいしょたまりば) |
住所 | 〒900-0013 沖縄県那覇市牧志2丁目13-14 |
営業時間 | 月〜土曜:14時〜21時半(L.O.21時)/日曜:14時〜20時(L.O.19時半) |
定休日 | 水曜 |
駐車場 | なし。近隣にコインパーキングあり。 |