名護から本部町渡久地までつなぐ県道84号は本部そば街道と呼ばれ、沖縄そば専門店がズラリと立ち並んでいます。ずっと憧れていたんです、本部そば街道!カヌチャリゾートのアンバサダーとしてやんばるドライブを楽しんだ後、ランチを食べに向かったのは「山原そば(やんばるそば)」でした。白瓦の古民家の軒先には、入店待ちの行列ができているのがよく見られます。
山原そばの建物右側には広い駐車場があります。こちらに駐車して、入店待ちの行列に加わりました。
15分ほど待ったでしょうか、思ったよりも早く古民家の中に案内されました。店内にはテーブル席とお座敷席があり、特に希望のないわたしは空席のお座敷に割り振られました。
こちらが山原そばのメニューです。沖縄そばのメニューは至ってシンプルで、ソーキそば・三枚肉そば・子供そばの3種類。サイズ違いで金額が異なります。あとは御飯があるだけ。
注文から5分ほどでソーキそば(900円)がやってきました。提供も早ければ、食べるのにも時間がかかりません。行列でもわりと早めに入店できちゃうのはココですね。
まずはスープから。濃いめの醤油はキレを感じさせる味わい。懐かしい…!出汁は豚骨とカツオだそう。他の沖縄そば屋さんでは食べたことのない味です。ありふれた表現ですが、昭和の醤油ラーメンっぽい感じ。舌にじんわりと独特な旨味が広がり、ありがたみを感じるスープに心を打たれました。好きだ〜!
お次は麺を。山原そばの麺は、やや不揃いの平麺でした。これが丼にギューギューと詰め込まれているのです。普通サイズじゃなくて小サイズにすればよかったなと思わせるボリュームでした。醤油の立ったスープとの相性もよく、つい平らげてしまいます。
トッピングは大きいソーキが5個にネギ。でも、山原そばのソーキは一般的なものとは全然違いました。まず、骨がするりと外れない。そう、外れないんです。これ、ソーキソバとしては珍しいことなのです。
手で持ち上げかぶりつくと「この食感、めっちゃスペアリブだ!」と思いました。もちろん部位としてはスペアリブですが、沖縄料理になると煮込まれて食感も硬くなっている場合がありますし、焼いたり洋食風に煮込んだ時の食感とは全く異なるんですよね。でも、山原そばのソーキはムッチリ感・プリプリ感が残った肉で、この食感こそスペアリブだって思ったんです。それを昭和な醤油ベースの甘辛味に仕立てて、めちゃくちゃウマかった〜!
後半はコーレーグースを。キリッとしたスープに合わせてもおいしい味変でした。ソーキにちょい垂らししてもおいしいよ。
ということで、本部町の人気店「山原そば(やんばるそば)」に行ってきました。スープとソーキが珍しく、沖縄そば屋さんの多い本部町の奥深さを知れたような気分です。前々から沖縄本島北部は沖縄そばがおいしいと思っていましたが、もっと本部町で開拓したくなりました。こちらのお店、売り切れ次第終了だそうです。11時から営業しているのでお早めにどうぞ。
終わり。
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お店の情報
店名 | 山原そば(やんばるそば) |
住所 | 〒905-0221 沖縄県国頭郡本部町伊豆味70−1 |
営業時間 | 11時〜15時(売り切れ次第閉店) |
定休日 | 月・火曜 |
駐車場 | 隣接して20台ほど駐車場あり |