札幌旅行中、悪友Yに連れられてインパクト大なお店に連れて行ってもらいました。南4西5にある「オステリア大和亭」というお店です。ここもねぇ、連れてもらわなければ訪れなかったと思います。なんせ第4藤井ビルの3階にあるお店ですし、旅先では基本的にクラフトビールのお店ばかり行こうとしてしまって、こう、おいしい食事のお店とか二の次三の次になりがちなのです。
店内に到着したのは日曜の19時過ぎ。大和亭はカウンター席とテーブル席3つという小さめのお店。ひとり飲みからグループ飲みのお客さんまで様々です。ちょうど女性4名組が帰るところで「空港へ向かう前に、おいしいものを食べてから東京に帰りたかった」と話していました。東京にはグルメなお店がいっぱいあるのに、札幌滞在をここでシメるなんて相当おいしいに違いありません。
まずは悪友Yと乾杯。彼女はグラスのロゼ、わたしはサッポロエビスビール(瓶、750円)でスタートです。ビールは瓶ビールなので、瓶ごとテーブル席に置いてもらっても構わなかったのですが、ワインのようにサーブしてもらえるのがいいですね。グラスの空き状況を見ながら注ぎにきてくれるのが特別な感じで嬉しい。
1杯目とともに登場したお通し。この日はしっとり肉質の鶏ハムでした。
こちらは大和亭のフードメニューです。お肉、お魚、野菜などがバランスよく揃っています。観光客を狙った札幌っぽい食べ物、例えばジンギスカンや蟹があるわけではありません。地元の人が飲みに行くお店なのだなぁ。
おつまみをいくつか注文して、最初にやってきたのは牡蠣のマリネ(650円)です。これ、いいアテ!白ワインが欲しくなりますね。今夜はビールはほどほどに、ワインを攻めよう。そう思わせる大和亭です。
こちらは、温かいブロッコリーのペペロンチーノ仕立て(600円)。ブロッコリーとニンニク、よく合いますよね。わたしは大好きです。これを組み合わせたお料理を見るたび、手が出てしまいます。大和亭のはニンニクも塩気も控えめですが、ブロッコリーの火の通り方もいいし、ボリュームもあって満足の1品。
悪友Yのおすすめ、トリュフのパンナコッタ(800円)には驚かされました。これは、もう、凄いの一言。一度、食べてほしい。パンナコッタってデザートだと思ってたら、甘さなし&トリュフ香の素晴らしいおつまみでした。度肝を抜かされました。とっても濃厚なので、たくさんは食べられません。我々のように一人前を2〜3人でシェアがちょうどいいんじゃないかな。
トリュフのパンナコッタを食べているうちに、赤ワインが欲しくなりました。ソムリエの資格を持つ店主・大和さんがオススメしてくれたのは、プティ・パヴェイユ2014というフランスの赤ワインです。グラスでいただくと、テーブル席にきて変顔!大和さん、カウンターでも歌ったり、おもしろパフォーマンスをしてくれたりと、盛り上げ上手なエンターテイナーなんです。彼のキャラクターを支持して通うお客さんも多そうだなぁ。
この日のオススメ、サバのビネガーガーリック風味(900円)もいただきました。イタリア的シメサバといったところでしょうか。漬かり具合が浅く、ビネガーの酸味がほどよかったです。
2杯目のワインは、ルーマニアのフェテアスカネアグラ。ブラックワインといわれるほど色味が黒っぽく、果実味のしっかりどっしりとしたワインです。グラスにたっぷり注いでいただきました。
「大和亭と言ったら、T・K・P!」と悪友Yが言うので、何かわからないまま注文したのが、こちら。
T・K・P(850円)というのは、つまり、卵かけパスタのこと。これがねぇ、ウマいんです!日本人ならみんなが好きであろう味なので、シメに決め込むべき。お腹いっぱいになりました。
最後の最後、お会計と同時に大和さんのサービスでいただいたお酒ですが、このあたりでかなり酔っていて、何をいただいたのかさっぱり思い出せません。蒸留酒の何かだったと思います。おかげで酔いが加速したすすきのの夜でした。
ということで、札幌・南4西5にある「オステリア大和亭」へ行ってきました。あれだけ酔ったのに、インパクトが強すぎるソムリエオーナーの大和さんを忘れられません。グラスワインは700円から、お好みを伝えればその日のオススメを飲ませてもらえます。お料理もおいしかった!大和さんと料理人の2名体制で営業しているそうです。混雑している時は提供に時間がかかる場合もあると思いますが、おいしいお酒となら時間も気にならないんじゃないかな。ほんと、悪友Yが連れて行ってくれるお店はハズレがない!すごい友人を持ったものです。いつもおいしいお店をありがとう。
終わり。
住所:〒064-0804 北海道札幌市中央区南4条西5 第4藤井ビル3F
(*・ω・)つ 北海道食べ歩き情報もどうぞー♩