函館帰省の時、不思議なお店に惹かれました。美原にある「翼餃子」というお店です。イトーヨーカドーからも近く、わたし個人としても地縁のあるエリアなので懐かしい。こんなところに餃子屋さんなんてあったかな?と思いながら、ほろ酔いで突撃しました。そうなんです、ほろ酔いだったのです。シメ麺を探して、まだ寒い時期の夜に訪れたのでした。
店内に入るとキッチンを取り囲むカウンター席と、小上がりがありました。ほろ酔いでも、なんとなく写真が撮りにくい雰囲気... 店内の様子はこちらのツイートでご確認いただくことにします。
コーちゃん二胡演奏中。 #翼餃子 pic.twitter.com/pC0UMPjdUd
— 3台目椅子壊すbot (@deckeye) 2017年6月17日
カウンター席に入り、店内を見回します。すると、頭上に山羊餃子だとか、羊脳だとか... ヤギもヒツジも好きですけれども!しょっぱなからコレは... 流石に怖い。
とりあえずシメ麺を選ぼうと、メニューを手に取ります。餃子が評判の翼餃子ですが、刀削麺のお店でもあって、それはそれで久しぶりに食べたいなと思いました。なんせ沖縄で刀削麺は見かけません。化学調味料不使用と各メニューに書いているのが、なんとも説得力を感じます。
メニューには、こんなページもありました。翼餃子は中国の湖南料理を本場に近い状態で提供しているそうで、それはつまりお料理の辛さも本場さながらだというのです。そんなに辛いのか〜、マジか〜。このページを読み、ビビりながら注文しました。
今回いただいたのは、坦々刀削麺(辛さ標準、700円)です。担々麺の辛さは辛味なし・おさえめ・標準の3種類。あれだけビビっていたけど、担々麺の辛さは一般的だそうです。表面に回したラー油のみで辛味をつけているんだって。辛さが足りない場合は卓上調味料で味変も可能です。
担々スープはもったり濃厚な胡麻感で、全然辛くありません。具はもやし、挽肉が中心かな。このままだと普通においしい担々麺なので...
卓上調味料の青花椒(チンファージャオ)をたっぷり挽きました。これにより、痺れる辛さが加わって味がギュッと引き締まり、格段にウマくなります。辛いもの好きな人は、ガリガリと青花椒を入れ続けるといいでしょう。スープをいただいているうちに、じわっと汗が吹き出してきました。
麺は幅広もちもちの刀削麺。小麦を練って作った生地の塊を、文字通り削ってお湯に飛ばして湯がきます。そのため、麺の厚みが均等ではなく、普通の麺と違って食べにくいかも。でも、それも醍醐味のひとつ。麺を1本ずつズルズルモグモグいただきましょう。
刀削麺だけでお腹は満たされてますが、店名の餃子も食べねばと思いました。翼餃子には焼き餃子、水餃子、スープ餃子があります。こちらも化調不使用、さらにニンニクも使ってないみたい。
麺と一緒に注文できるハーフ餃子セット(200円)を注文。このセットは焼き餃子・水餃子のいずか3個を選べます。今回は焼き餃子をチョイスしました。揚げ餃子のようにカリッとしていて、たっぷりの餡は甘めの味付け。ちなみに6個食べられる餃子セットもあって、こちらは300円でした。
他にも一品料理が揃っていて、この日のオススメメニューを見るとガツ刺だとか、鶏ももクミン炒めだとか、ホルモン麻辣煮込みだとか。めっちゃ気になるおつまみが揃っていました。今度は何人かで食べに来たいぞー!
ということで、函館・美原にある「翼餃子」を訪れました。お店の看板犬・黒柴ちゃんにメロメロでした。とっても愛嬌のある子ですが、しつけもしっかりされていて、下手に近付いて来ることもなく、遠目にジーッとお客さんたちの様子を観察しているのです。いいなぁ、柴犬かわいいなぁ。翼餃子はちょっと不思議な空気を纏ったお店ですが、それもあって妙に記憶に残っています。今度は一品料理を中心に食べに行きたいな。湖南料理、どれだけ辛いんだろう。
住所:〒041-0806 北海道函館市美原2丁目1-4
(*・ω・)つ 北海道食べ歩き情報もどうぞー♩