2017年7月4日に行われたトリイステーション内「トリイビーチ開放デー」に行ってきました。トリイステーションは、読谷にあるアメリカ陸軍の基地。基地は海に面しているため、敷地の一部がビーチとして利用されています。この米軍基地内の「トリイビーチ」が年に数回、一般に開放される日を狙って遊びに行ってきました。天候に恵まれた、アメリカ独立記念日のイベントでした。
トリイビーチ開放デーに行ってきた。
入場ゲート位置とIDチェック。
トリイステーションにはいくつか入場ゲートがありますが、トリイビーチ開放デーに使われるゲートは、渡久地ビーチ側にあるゲート4です。場所はこのマップで確認できます。周辺にあるイオンタウン読谷ショッピングセンターから、このゲート4に向かう交差点が少し複雑。看板などは出ていないと思うので、Googleマップに従って向かうのが一番ラクかもしれません。
ゲート4に到着すると、車の窓を開けてIDチェックを受けました。今回はわたしと乳児の2名で訪れたので、ID確認はわたしだけ。免許証などの写真付き身分証の定時が必要です。乳児がいると知ったスタッフの方に「今日は暑いので、熱中症に気をつけて。水分補給をお忘れなく」と言われました。笑顔でそんなことを言ってもらえるなんて思わなかったので、嬉しかったなぁ。
すんなりトリイステーションの敷地内に入れた我が家の車。これはゲートを通ってすぐの風景です。空がとっても広いし、整備されているし、気持ちがいい!空中に電線がないだけで、こんなにも開放的なのですね。車を道なりに進め、駐車場へ向かいます。
16時頃に到着、駐車場は余裕アリ。
道なりに進むと、スタッフの方に原っぱへ誘導されました。ビーチに近いこの場所は、通常はただの原っぱだと思いますが、今回のようなイベント時には駐車場になるのでしょう。到着した16時頃には半分ほど埋まっていたようです。
19時頃に基地を出たのですが、その時には駐車場も満車状態。だいぶ離れた場所に車を置いて、ビーチまで歩く列ができていました。おそらく夜の花火目当てのお客さんたちだと思われます。遠くに停めたくない・歩きたくない場合は、早めの到着が正解です。
さて、駐車場からビーチへ向かう時、斜面に窪みがあることに気が付きました。近寄って見ると、それは亀甲墓という沖縄特有の大きなお墓でした。代々この周辺に暮らしてきた方たちが今も眠っているのですね。この基地にはお墓だけじゃなく御嶽や拝所も残されているらしいですが、センシティブな話題のため今回は深堀せずに進めます。
ビーチエリア入場時、手荷物検査を受ける。
この写真の柵の向こうが、トリイビーチのイベント会場となります。柵の横をすり抜け、テントで簡単な手荷物検査を受けました。バッグの中は育児グッズだけなので、特に問題なく通過。
広大な敷地をビーチへ向けてテクテク歩きます。日が傾き始めた16時頃とはいえ、直射日光がとにかく暑い。米軍基地内は日陰がほとんどないので、動いているとたっぷり汗をかきます。熱中症や熱射病に注意が必要です。歩いているとビーチバレーに興じるアメリカーの姿が。こんなナチュラルにビーチバレーができるなんて、日本人じゃ考えられません。
こども向け遊具もありました。ブランコや船のような遊具は、こどもたちが嬉しがるヤツですよね。数年後こういうところで遊ぶ我が子を想像しながら、ひたすらビーチへ向かいます。
これがトリイビーチ!眺めなど
駐車場から10分近く歩いたでしょうか、やっとビーチに到着です。これがトリイステーション内のトリイビーチ!ビーチの南側から北方面を眺めた様子です。駐車場や売店などから近いため、このあたりに人が集中していました。
こちらはビーチの北側から南方面の眺め、トリイビーチの奥側にあたります。歩いて向かわねばならず、そのせいか人がまばらでした。ゆっくり過ごすならこの奥側がいいかな。ただ、パラソルなどの荷物抱えて砂地を歩くデメリットはあるかも。
海遊びをする予定ではなかったのですが、足だけ海に入ってみました。
このあたりは砂地のビーチなので、波打ち際や人が遊んでいる付近は、濁りが見られます。砂が白っぽいので、海の色が汚いわけじゃないし、それほど気もなさなそう。
ボードウォーク沿いに並ぶパラソルも、なんともいい雰囲気。
所有しているパラソルやワンタッチサンシェードを持ってきている人も多いです。砂地までベビーカーで入ってきているのには、びっくりしました。小さなこどもを日焼け対策せずに遊ばせていたり、そろそろ産まれそうなほどお腹が大きい妊婦さんも海遊びしているし、アメリカ人はおおらかだなぁ。日本なら怒られそうだもんね。これも文化の違いなんだろうな。
ウォータースライダーや噴水でも遊べる!
ビーチを歩いていると、遠目からでもよくわかるほど人だかりができている建物がありました。
近づいてみると、ウォータースライダーのようです。人が途切れずに並び続けています。ウォータースライダーは有料の遊具で、$2で5回遊べるんだそうです。
このウォータースライダーは身長規制があります。38インチ(96cm)以上だと遊べるって。
ウォータースライダーのルールもありますが、英語がわからないので割愛。
ウォータースライダーの真下に、水遊び場がありました。ここも小さなこども達に人気!
ここなら、おすわりができれば遊ばせられそうです。水着でくればよかったなぁ、暑いから涼ませてあげたかった。
米軍イベント名物、パワーフードが揃う屋台。
米軍基地内のイベントと言えば、アメリカンな屋台メシ。この日もいくつか屋台が出ていました。ピザとかハンバーガーとかアメリカっぽい感じの屋台です。
豚の丸焼きもあります。オーダーが入ってからカットするんでしょうか、テント下にこんがり焼かれた丸焼きが横たわっている衝撃。
こっちのテントではTシャツたタンクトップなどのグッズ販売がされています。アメリカ陸軍の基地内には初めてきたので、グッズをしっかり見ておけばよかったな。
この日の屋台を一通りぐるっと確認して、わたしが並んだのはトリイビーチにあるレストラン「CJ’sサンセットグリル」の行列。ここはビーチに常設しているビーチレストランで、こんなに行列ができるなら食べてみようと並びました。
CJ’sサンセットグリルにはテーブル席が用意されています。日焼けを気にしない方はテラス席がおすすめ。割と空いてました。
こちらは屋内のテーブル席で、4〜6人席がけとなっています。日陰を求めてやって来る人も多いのか、この日は回転が悪そうでした。
こちらはCJ’sサンセットグリルのフードメニューです。サンドイッチ、フライドチキン、ナチョス、サイドメニュー、ドリンクを注文できます。注文後は呼び出しベルを手渡されるので、近くで出来上がりを待ちます。
15分ほど待ったでしょうか。オーダーが立て込んでいるのか、だいぶ待ってやってきたのが、こちらです。フード2種+ソフトドリンク1杯で$11.15でした。基地内はドルはもちろん日本円での支払いも可能です。わたしはクレジットカード払いで済ませました。
こちらはスモークターキーサンドイッチ($5.95)。デカくて盛り付けが大雑把、まさにアメリカらしい。早速いただいてみます。
ゴマが乗るバンズは手のひらサイズ。ターキーと、レタス、トマトが挟まっています。ターキーが結構しょっぱいけど、汗をかいたあとなのでちょうど良いかも。思ったより食べ応えがあるし、ビーチで食べるとおいしいサンドだなぁ。
こちらはフライドチキン1/4カット($3.45)です。サンドがこんなに食べ応えあると思わなかったので、チキンも注文してしまいました。小さなパンも付いてます。ふわふわで、表面サクッと焼かれてウマいけど、サンドも食べたのでお腹パンだらけ。チキンはこの写真では大きさがわかりにくいと思うのですが...
手に持ってみると、なかなかのサイズ感だとおわかりでしょうか。チキン1羽の1/4サイズですから、それなりに大きいです。
衣に味がついてるけど、チキンの自体は薄味。なのでBBQソースでいただきました。お肉が柔らかくて意外とウマい。これオススメだわ。ビールとの相性も良さそう。ビーチでビール&チキンしたいな。
BBQソースやケチャップ、マスタードはお店の脇に備え付けられているので、お好みでどうぞ!
売店や更衣室、ビーチグッズのレンタルなど。
お腹がいっぱいになったので、腹ごなしに散策を再開しました。
トリイビーチの案内があった。
通りがかりに目に入ったのは、こちらのトリイビーチに関する案内です。
案の定、英語なのでよくわかりませんが、ビーチは月〜日曜の朝8時〜18時までやっていること、危険な海の生物に気をつけよう的な注意が細かく書かれていました。
こちらはトリイビーチのイラストマップ。おおよそ歩き回ったところが記されています。今回のトリイビーチ開放デーはこのエリアへの立ち入りが許可されているんだろうな。
このトリイビーチでの過ごし方ルールもどうせ英語だけでしょ?と思ったら、日本語も併記してある〜!興味がある方はご一読ください。
売店は関係者以外でも購入可能らしい。
案内板の裏手に、しっかりとした作りの建物があったので確認してみました。この建物はスキューバ専用ロッカーのようで、たぶん基地の中の人が契約しているものなんだろうな。トリイビーチからエントリーするのかなぁ?隣接して更衣室やシャワーなどもありました。
ロッカーの横にはスキューバダイビングの関連用品が売られた売店がありました。シュノーケルセットや水中眼鏡、日焼け止め、バスタオルなんかも販売しています。店員さんに「今日は開放デーですが、基地の外の人も購入してOKですか?それともアメリカ人オンリー?」と日本語で聞いてみました。すると誰でも購入できるとのこと。何か買い忘れても、ここで揃えられそうですね!
日本人もOK!ビーチグッズをレンタルできます。
こちらはビーチグッズなどの貸し出しをしている、ビーチオフィス。インスタジェニックな浮き輪をお店の外で膨らましているおじさんが気になったのですが、ひとまず何があるのか中に入ってお話を伺いました。ここには日本語が通じるスタッフがいて安心。
ビーチオフィスでは、マリンアクティビティのアイテムや、ビーチサイドで使うパラソルやチェアなど、基地の関係者以外でも貸し出し可能らしいです。一人乗りカヤックが1時間$3ですってよ。これは今後何かのタイミングで使うことができそうだなぁ。
キャンピングエリアやコテージも借りられる
ビーチアイテムだけではなく、BBQエリアのレンタルも可能なんだって。この写真の右側、木陰のあたりは奥までずらっとBBQコーナーになっています。備え付けのグリルがあるので、みなさん思い思いに焼いて食べてしています。BBQをする場合、お肉などの食べ物は自分で持って来るように言われました。詳細はビーチオフィスへご確認を。
こちらの宿泊用キャビンもレンタルが可能だそうですが、基地の外の人だけじゃ宿泊できないそうです。関係者がいないとダメだって。
トリイビーチのまとめ
ということで、読谷にあるアメリカ陸軍基地・トリイステーション内の「トリイビーチ開放デー」に行ってきました。トリイビーチは海水浴を楽しむビーチです。シュノーケリングで魚やサンゴを楽しむような遊び方ではなさそうですが、シャワーやロッカーなどの施設も一通り揃っているし、マリンアクティビティもレンタルがあるので、家族連れで安心して楽しめそうです。
トリイビーチ開放デーは1年のうちに何度かあるんですね。2017年は5月7日、7月4日・16日、8月13日、9月17日だそうです。毎年日程が変わると思うので、日時は調べてみてください。2017年10月21・22日にはトリイビーチハロウィンパーティーもあるらしいので、これも遊びに来たいな!
最後に、どの米軍基地イベントでも書いておりますが、日焼け対策は忘れたくありません。基地内には日陰になるところがほとんどないので、紫外線をガッツリ浴びてしまったら、その後のケアが大変です。日焼け止め・日傘・ラッシュガード・帽子・サングラスなどを忘れずに楽しみましょう。
終わり。
住所:〒904-0304 沖縄県中頭郡読谷村楚辺 トリイステーション内
(*・ω・)つ 沖縄食べ歩き情報もどうぞー♩