東京・両国滞在のランチで何を食べるかはそれほど迷わず「ちゃんこにしよう！」となりました。両国は相撲の街ですから、相撲部屋にちなんだものを食べようと一致したのです。向かったのは国技館通り沿いにある「相撲茶屋 寺尾」。店名からわかるように元関脇の寺尾のお店...と思ったらそうではなく、寺尾のお兄さんがオーナーだそうです。
ビルの1階奥にお店の入り口がありました。「ちゃんこ寺尾」の太いフォントと「寺尾部屋」の札が雰囲気を醸します。
入店すると座敷席があり、左手奥にテーブルがいくつかありました。予約なしでも入店できましたが、週末のランチタイムだったので客席が結構埋まっていました。大人数なら予約が必要そうですね。
店内には髷を結った力士たちの古い写真と、手形とサインなどが飾られていました。写真は現役時代の寺尾関とご家族が映っているものみたい。店名の「寺尾」とは寺尾関の四股名ですが、そもそもはご兄弟の母方の旧姓なんだそうです。さらに調べてみるとお父さんも元関脇、お母さんは横綱の孫、3兄弟すべて力士という相撲一家でした。知らんかった！
さて、相撲茶屋 寺尾ではランチタイム（11時半〜13時半）にサービスちゃんこが食べられます。メニューは2つ、ちゃんこ鍋にごはんものがついたAセット、Aセットにドリンク・デザートがついたBセットです。ちゃんこ鍋の味はしょうゆ・みそ・しお・カレーの4種類。ごはんものはうどん・中華麺・雑炊から好きなものが選べます。我が家は異なる味を2つ注文してみました。
まずはサービスちゃんこ鍋のカレー味（Aセット1200円）です。カレー味は豚肉と鶏ミンチと野菜の組合せ。キャベツ・ニンジン・エノキ・しめじ・しいたけ・ニラなど野菜がたっぷり。
客席で火にかけて仕上げていきます。グツグツ煮えたら食べ頃です。
カレー味といってもスパイシーでも辛くもなく、こどもでも安心して食べられるほんのり風味。野菜や豚・鶏ミンチから旨味が出ておいしく仕上がりました。野菜の食感が残っている状態も、しっかり煮てクタッとなった頃合いも、どちらもおいしいなぁ。
たっぷりボリュームがあるように見えた鍋ですが、わりと簡単に食べてしまいました。お鍋が空いたらシメの炭水化物の登場です。
ネギを散らして、カレー味のちゃんこ雑炊ができあがり。
カレーとごはんが合わないはずはない。スープに溶け込んだ旨みをたっぷり吸ったごはんも、とろとろの卵もおいしかった！
こちらは、ランチのサービスちゃんこ鍋のしょうゆ味（Aセット1200円）です。しょうゆ味のちゃんこには、鶏肉と鶏ミンチと野菜の組合わせ。野菜はハクサイ・ダイコン・ゴボウ・ニンジン・エノキ・しめじ・しいたけ・ニラといったラインで、カレー味とは異なります。味によって肉・野菜を変わるみたい。
グツグツ煮えたら出来上がり。
こちらのちゃんこはしょうゆ味がしっかりですが、あっさり食べられます。鶏肉とゴボウの旨味がめっちゃウマかった〜。どうしたらこんなにおいしいスープが作れるんだろう。野菜エキスが決め手でしょうか。
しょうゆ味のスープがお気に召したお子サマーは、何度もスープをおかわりしていました。
しょうゆ味ちゃんこのシメは中華麺です。茹でる前の生麺をそのまま鍋にイン。
いい頃合いを見計っていただきます。あっさり、だけど鶏肉とゴボウなどの野菜の旨味が滲み出たスープに中華麺のチョイス、これはアリですね。うどんもよさそう。雑炊も悪くない。全部食べてみたいなぁ！
ということで、相撲の街・両国にある「相撲茶屋 寺尾」へランチを食べに行ってきました。寺尾関のお兄さんのお店ということで、それまで全然調べたことがなかった井筒三兄弟の話などをネット検索していると、現役時代にイケメン力士として知られていた寺尾関の別の顔も見えて興味深かったです。おいしいちゃんこ鍋を気軽にサクッと食べられる環境、すごく羨ましい！寒い時期はもちろんですが、夏場にハフハフ食べるのも良さそうですね。グループで食べに行く場合やテーブル席を利用したい場合は事前予約をオススメします。今度は塩か味噌を食べてみたい！
終わり。
住所：〒130-0026 東京都墨田区両国2丁目16-5
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