九州弾丸ひとり旅。2日目は大分の有名な温泉街・由布院温泉へ行ってきました。到着が11時半近くだったので、早めにランチに向かったのは、亀の井別荘敷地内の「茶房 天井棧敷」。由布院駅からは1.5kmほど、歩くと20分ちょいかかりそう。湯布院滞在が4時間ほどしかないわたしは、時短のためにタクシー移動しました。
タクシーの運転手さんに亀の井別荘の敷地内で降ろしてもらう際、「この建物の奥、左側に天井棧敷があるよ。階段登って2階ね!」と教えてもらいました。
タクシー運転手さんに言われた通りに進むと、確かに2階へ向かう階段が。登ると天井棧敷の入り口がありました。お店の外にもグレゴリオ聖歌が流れています。
天井棧敷の店内へ入ります。入り口を開けるとレジカウンターとキッチンがあり、左手奥に客席です。店内にもグレゴリオ聖歌がしっとりと流れています。古民家を改装した店内は広々、客席はゆとりのある配置でした。会話は全く気になりません。この上にも客席があるみたい。
1人で向かったわたしは、窓際のカウンターテーブル席へ案内されました。窓の外には湯布院の緑豊かな景色。外国人観光客が敷地内を歩き回っていますが、天井桟敷でゆったりしているのは日本人観光客だけ。
客席に着くと、お店の方がメニューを持ってきてくれました。天井棧敷での目的はランチ。でも、せっかく湯布院まで来たことだし、1軒でがっつり食べるのではなく、何軒かハシゴするためにもカフェなどでさくっと食べようと思っていました。
そこでオーダーしたのは、ボイルドビーフサンドセット(1300円)。単品もあったけど、セットにしてみました。サンドイッチにリンゴのコンポート、そしてドリンクが付いてきます。
ボイルドビーフサンドというのは、温泉蒸しにした豊後牛と地元産クレソンのサンドです。
お肉はローストビーフのような感じで、クレソンの鼻に抜ける心地よい辛味との相性が良いです。パンに塗られたマスタードバターが全体のまとめ役。お肉のサンドイッチは重いかなと懸念したけど、食べてみると焼いたパンのザクザク食感もあって軽く食べられます。添えられたピクルスは酸味より甘みが強いタイプ。
こちらは林檎のコンポート。深く上品な青のお皿と、林檎のコントラストが美しい。
光が透けるような林檎のコンポートは、白ワインとシロップで煮込んでいるそうです。確かにうっすらとワイン風味も感じました。林檎の酸味と煮込まれた甘さが、どことなく懐かしく、上品でおいしい。ホイップは甘くなく、少し濃いめで後引く酸味のコーヒーとよく合います。
サンドイッチもデザートもおいしくて、ペロリと食べ終えました。食後もそれほど重たくなかったので、スイーツも食べてみようかなと追加オーダー。こちらは由布岳をイメージして作られたデザート、モン・ユフ(476円)です。
粉砂糖をまぶしたモン・ユフは、真っ白な雪に覆われた由布岳のよう。クリームチーズとホイップのデザートで、甘さは控えめ。クリームチーズはそのまま使っているのかな、加糖された甘さは感じません。レーズンとホイップのほのかな甘さで、大人のスイーツでした。モン・ユフは、甘くしたコーヒーといただくのがオススメ。
お腹もすっかり満たされたので、お会計を済ませて次の目的地へ。外に出るとテラス席も見つけました。天気が良い時はここでお食事するのも良さそうですね。
ということで、湯布院にある「茶房 天井棧敷」でボイルドビーフサンドセット&モン・ユフをいただきました。湯布院の名物を調べたところ、特にコレ!と押しているものがわからず、調べているうちに見つけた天井棧敷へ向かいました。でもこれで正解だったと思います。豊後牛や地物のクレソン、由布岳をかたどったデザートまでいただくことができ、大満足です!独特な雰囲気の喫茶店なので、好みは分かれそうですが、女子ウケは間違いいでしょう。家族連れよりも、夫婦2人のオトナ旅や女子旅にオススメです。ご馳走様でした!
終わり。
住所:〒879-5102 大分県由布市湯布院町川上2633-1
(*・ω・)つ 大分食べ歩き情報もどうぞー♩