沖縄移住してからというもの、圧倒的に沖縄そばを食べる機会が増えました。一言で沖縄そばといっても、スープの出汁や麺の違いなど、様々な作り方があります。浦添市にある人気店「高江洲そば(たかえすそば)」は、ゆし豆腐を乗せた沖縄そばが有名なお店。平日は地元のお客さんが食べに訪れ、週末は観光客やインバウンド客で賑わいます。ということで、さっそくレポート行ってみよ〜!
超人気の沖縄そば店「高江洲そば」について
どこにあるの?駐車場は?
高江洲そばは、浦添大公園の近くにある沖縄そば屋さんです。浦添市のパイプライン通りを北上し、そこから少し入った場所にあります。宜野湾寄りの場所にあり、信号も多めです。那覇の新都心付近から車で向かおうとした場合、少なくとも20分は見ておいた方がよいでしょう。
高江洲そばには駐車場があり、20台近く停められそうでした。わたしが訪れたのは平日の11時半頃でしたが、すでに駐車場は満車でした。空車待ちをしようと10分ほど待機しましたが、空く気配が全くないので、浦添総合病院近くの立体駐車場に預けました。1時間100円ちょっとなので、安くてオススメです。
お店の様子
高江洲そばは、建物の1階にお店があります。この入り口付近に、入店待ちの人が並んでいることが多いです。
入り口にはウェイティングボードが置かれ、名前と人数を書いて待つ仕組みになっています。ボードの下に案内文があるので、こちらを読みつつ従いましょう。
店内にはテーブル席とお座敷席があります。こちらはコロナ禍前の様子です。現在はパーテーションで仕切りが設置されていますが、雰囲気としては大きく変わりません。沖縄そば店なので、食べたらパッと席を立つお客さんが多いです。そのため、回転は悪くなさそうですね。店内からは日本語に混ざって中国語も聞こえてきました。海外観光客が戻ってきている印象です。
券売機とメニュー
高江洲そばに入ると、まず食券を購入するよう案内されます。入り口付近には券売機が置かれ、推しのメニューは写真付きで分かりやすくなっていました。沖縄そばはサイズが3種類。大盛り・大・中とあります。今回、8年ぶりの再訪問で、前回と価格を比べてみましたが、各メニュー50円くらいずつなもので、思ったよりも値上がりしていませんでした。ありがたいことですね。
高江洲そばのメニューはこちら。沖縄そばの種類は、普通のそばに、ソーキそば、中味そば、そしてゆしどうふがあります。それぞれ3サイズの展開です。他に中味汁、ゆしどうふの定食もあるようでした。サイドはライス・ジューシー・おにぎり・天ぷらとそろっています。
実食!グルメレポート
ゆしどうふそば
初回訪問時、わたしはゆしどうふそばの中(520円、2015年6月時点)をいただきました。高江洲そばはゆしどうふそばを始めたお店らしいので、まずは元祖の味を試してみようと思ったのです。
ゆしどうふとは、いわゆる寄せ豆腐のこと。沖縄ではとてもメジャーなお豆腐を、沖縄そばに合体させてしまったわけですね。沖縄県内の沖縄そば屋さんに必ずある定番メニューではなく、比較的珍しかったりします。こちらは宜野湾の花城豆腐工場のお豆腐を使っているそうです。
まずはスープからいただきました。高江洲そばのスープは豚骨ベース。やや濁り、スッキリとして、コクがあっておいしいです。ゆしどうふ独特の香ばしい味・香りがスープにも移っておいしさが倍増しています。味付けにはシママースを使っているんだそう。これ、かなり好みです。
麺は平打ちの縮れ麺。照喜名製麺所の麺を使っているそうです。沖縄県民にはお馴染みの照喜名ウェーブですが、スーパーで売られる袋麺的な感じもします。沖縄そばの新鋭店は生麺を使うことも多い中で、この照喜名ウェーブを使い続けて味を守るというのは、ひとつ意義があるような気もしています。
ゆしどうふそばに乗せられたお肉は、軟骨ソーキでした。ほろほろに煮込まれてウマし。
卓上調味料はこちら。コーレーグースと紅生姜を乗せて味変してみました。沖縄そばに七味唐辛子も結構合うんですが、この日は試さず。
ゆしどうふを食べ、麺をすすり、スープをいただく。コーレーグースや紅生姜で味を変え、またゆしどうふを食べ、麺をすすり、スープをいただく。この繰り返しで完食です。
ジューシー
ジューシー(110円、2015年6月時点)は、どこかしらに燻製っぽい香りがしました。おいしかったのですが、薫香が不思議な感じ。どこからその香りがやってくるんだろう。
ソーキそば
8年ぶりの再訪問では、ソーキそばの中(750円、2023年1月)をいただきました。前回、スープにゆしどうふの汁が混ざり、このお店のスープそのものを味わえていないことが、ずっと気になっていたのです。それで今回はあえてゆし豆腐が乗らないメニューをいただきました。
まずはそのスープから。半濁の熱々スープをすすると、体にスーッとしみていきます。ほどよい塩気に豚骨と昆布の風味が感じられます。ちょっとだけカツオも使っているんだそうで、確かに感じられました。これがなんともおいしくて、麺を食べる前にレンゲが何度往復したことか。
照喜名ウェーブでお馴染みの照喜名製麺所の麺です。照喜名ウェーブが久しぶりで、食べてみるとかなり長いんだなと気付きました。3〜4回啜っても口の中に収まらないほど長いのです。ボリュームもあって、中サイズでもお腹いっぱいになります。
ソーキは大きなものが3つ乗せられていました。お肉がほろっと柔らかく、脂が抜け切らずわりとオイリーです。味付けは濃くないので、スープを啜りながら食べるとより一層おいしくなりました。
結び昆布はふたつ。それに薄焼きの卵が良い仕事をしています。このスープに卵の風味、妙に合いますね。味変でコーレーグースを入れるも、泡盛なアルコールと辛さが結構強めで、入れない方が好みでした。
天ぷら
初回の訪問時には全然気が付かなかったのですが、高江洲そばのサイドメニューには天ぷらもあります。イカ・サカナ・ヤサイ・イモと選べたので、わたしはサカナ(100円、2023年1月時点)をいただいてみました。衣が厚い沖縄の天ぷらで、白身の魚が入っていました。塩気が強めで、そのままでもパクパク食べられます。そばのスープと合わせて食べるとよいですね。
まとめ
ということで、浦添にある人気店「高江洲そば」のゆしどうふそばや、ソーキそばをいただいてみました。熱々の豚骨ベースの半濁スープがおいしく、照喜名ウェーブな麺を使い、昔ながらの味を守るオールドスタイルな沖縄そばでした。お店の入り口に1969年創業と書いていたので、数えると50年以上の歴史を持つ老舗沖縄そば店となります。ゆしどうふそばが有名ですが、ソーキそばもおいしかったです。次は中味そばにチャレンジしてみようかなと思います。
終わり。
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お店の情報
店名 | 高江洲そば |
住所 | 〒901-2132 沖縄県浦添市伊祖3丁目36-1 |
営業時間 | 10時〜16時 |
定休日 | 日曜 |
駐車場 | お店の前と横に専用駐車場あり |