盛岡三大麺をご存知でしょうか。その3つとは、わんこそば、盛岡じゃじゃ麺、そして盛岡冷麺のことです。今回、短い盛岡滞在ではあったけれど、せめて一店だけでもいいから盛岡冷麺が食べたいと考えていました。希望としては盛岡駅前で、スケジュール的に午前中がよく、それでいて絶対的においしい冷麺... そこで盛岡駅東口のバスターミナル前の、プレモルの看板がついたこちらのビルへ向かいました。この建物に「盛楼閣（セイロウカク）」という朝11時から営業している焼肉と冷麺のお店があるのです。ここを選んだ自分の直感を信じてお店へ向かいました。
ビル2階にある盛楼閣の入り口です。やけに豪華。バブリーな気配を感じつつ、朝11時10分に入店。既に2組、先客がおりました。
店内の装いも豪華です。天井も高く、窓からの光も入って開放的です。盛楼閣は焼肉と冷麺のお店なのですが、焼肉屋さんの独特な焼肉臭は全くありません。他の席で焼肉を食べていたけれど、衣類や髪の毛に匂いがつかないので、安心して食べに行けます。
それでは盛楼閣のメニューをチェックしてみましょう。盛楼閣冷麺や特性温麺、スープ、焼肉定食、クッパ、そしてビビンバなどがあります。わたしは冷麺一択。冷麺の辛さは、ひかえめ・普通・ちょい辛・中辛・辛口・特辛の6段階があるようです。通常は器に辛味のキムチが加えられていますが、辛味の別盛りもありました。
わたしは盛楼閣冷麺（1000円、辛味別）を注文です。辛味を別盛りにすることで、元のスープの味を邪魔せずに楽しめるのではないかと選びました。
まず驚くのが、冷麺の盛り付けの美しさ。透明がかった黄色い冷麺をくるくると巻いて器に収める、その仕事っぷりに目を奪われます。
この盛り付けを崩してしまうのが非常にもったいないのですが、眺めてばかりもいられません。箸で持ち上げてみました。光り輝く冷麺が一列に並び、ここでも視覚に訴えてられます。たまらずズルズルと麺をすすりました。ツルツル・シコシコ・モチモチ食感！盛岡冷麺は食感が命だわ。すごくウマい。めちゃくちゃウマい。麺がまとったスープの味もとってもいい。
丼を持ち上げ、スープを含みます。牛の旨味と甘味がウマい。牛テールでダシをとったスープはひんやり冷たく、それでいて旨味がしっかりあります。これ、二日酔いの時に欲しくなる味だわ。
冷麺の具材は、ゆで卵1/2に酸味のある漬物のキュウリ、スイカ、そして牛肉です。この牛肉はしっかりとした食感で味が濃いのですが、お肉にパサ付きがなく、さすが焼肉店と思いました。
冷麺をある程度食べたら、別盛りにしてもらった辛味で味変を楽しみます。これはキャベツと大根の浅い漬かりのキムチ。これを入れることで、辛味と酸味が加わります。
まずはキムチを少しだけ加えました。スープにキムチの酸味と辛味が加わり、味が複雑になります。キムチやきゅうりのザクザク食感と、ツルツルの麺。この歯ごたえの違いも楽しいです。
最後に辛味の汁を全て入れました。好みに合わせて味を変えていける辛味別、いいと思います！それと、冷麺に入ってるスイカっていつ食べるのが正解なのでしょう。昔から悩みどころだったのですが、隣テーブルにいた東北訛りのおばちゃんをマネて、全部食べ終わった後のお口直しで食べました。
ということで、盛岡駅前にある「盛楼閣（セイロウカク）」でツルツルでシコシコ、モチモチの冷麺を食べてきました。牛テールのダシたっぷりのスープもウマいし、麺もウマい。ここで盛岡三大麺のうちの1つ、盛岡冷麺を食べて大正解だと思いました。11時半を回った頃からお客さんがドドーッと入って来たので、開店と同時に入店してよかったです。盛岡駅周辺にはたくさん冷麺屋さんがあるので、いろんなお店を食べ比べたいなぁ。またいつか盛岡に行こう、そう思わせる冷麺でした。
終わり。
住所：〒020-0034 岩手県盛岡市盛岡駅前通15-5
(*・ω・)つ 岩手食べ歩き情報もどうぞー♩
